鳥籠の中夢視る
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「御伽ってさー、どんな服が好きなの?」
USJ来た時着てたみたいなゴスロリが好きなの?と芦戸さんに聞かれる。
「別に…。あれは用意されていたから着てただけ」
と答えると「えっ!そうなんだ。めちゃくちゃ似合ってたからてっきり好きなのかと思ってた」と、驚いたように声を上げられた。
「ほんと、すっごく似合ってたよね。私初めて綴ちゃん見た時思わずお人形さんみたいって思っちゃったもん」
「わかるぅー!髪ふわふわしてて、ミステリアスな雰囲気でね」
おまけに目もぱっちりしてて!と、葉隠さんと麗日さんも一緒になって盛り上がっている。なんだか居心地悪い。
「じゃあこの服が好き!って趣味とかは特にないの?」
そう尋ねてくる耳郎さんに向かってこくりと頷くと「そっかー…」と呟かれた。
じゃあいろんなお店見てゆっくり決めよっかーという耳郎さんの言葉に他のみんなも一斉に「おー!」と声を上げる。
ついていけない…。どうしてこんなにテンション高いの。
みんなのあまりのテンションの高さに死柄木のことが恋しいと思いかけている自分がいる。信じられない。10年以上一緒に育ったからそれなりに情があった、ということだろうか。…考えてみたら私、あの人と離れて何日も過ごすのって初めてかもしれない。なんか、変な感じ。大嫌いのはずなのに。一緒にいる間は、離れたくて離れたくて仕方なかったはずなのに。なのにどうして、落ち着かないなんて思っているのだろうか。どうして、恋しいだなんて感じている自分がいるんだ。
◇
買い物なんて来るの初めてかもしれない。いつもオール・フォー・ワンの配下の人間が買ってきたものを着るだけだった。それはとても楽なことで、すごく恵まれていたことだったんじゃないかと今、
「綴ちゃん!これなんてどうかな?このワンピース。似合うと思うんだけど」
「いやいや、意外とこういうギャルっぽいのとかもいいんじゃない?御伽ってさ、どちらかというと清楚系?じゃん?そんな子がさ、こういうの着るのってギャップで美味しくない?」
「こういうパンクとかも似合うと思うんだけど。御伽ってまつ毛長くて色白で美人だから。オッドアイも神秘的だし」
勢いよく大量の服を見せながら詰め寄ってくる3人を見ながら噛み締めている。
服なんて着ることさせ出来ればそれでいいじゃないかと思うのだけども。なんでこんなに楽しそうに出来るのかわからない。
「別にどれでもいい…」
と正直な感想を言うが、「どれでもいいってことはないでしょ!」と一蹴されてしまった。どうしてこんなに必死なの…。
「3人共。そんなに勢いよく話し掛けられたら綴ちゃん困ってしまうわよ。この前も言ったでしょ?」
と静止しているのは蛙吹さん。すると3人は「あっごめんつい…」と謝罪してくる。大丈夫だと伝えると安心した様子。
「ねぇ綴ちゃん。服に拘りがないにしても、これだけはどうしても外せないってものとかはあるかしら」
蛙吹さんが私のことを見ながらゆっくりと尋ねて来る。これだけは外せない…?と聞き返すと
「コーディネートに絶対に組み入れたいものとか、あるかしら」
更に尋ねられる。絶対に組み入れたいもの…
「…リボン。で、髪をツインテールに結んでいたい」
気が付いたらそんな言葉を紡いでいた。
「そうなのね。なら、ツインテールとリボンに合いそうなお洋服を選びましょう」
私の言葉に対し、蛙吹さんはにっこりと優しく笑って言う。
「ツインテールとリボンに合う服ねー!わかったー」
探してくるー!と、芦戸さんと葉隠さんがお店の奥へと消えて行った。
「2人共元気だねー」
麗日さんが苦笑しながら言う。
「まぁ芦戸ちゃん達センスいいから、きっと可愛い服見つけて来てくれると思うから安心してね!」
そう言われても、どんな反応をすればいいのかわからない。
「御伽ってリボン好きなの?」
耳郎さんに聞かれる。好き…なのだろうか。とりあえず「多分」と答えたら「なんじゃそりゃ」と呆れた様にいわれた。
「まぁでも似合ってるもんねー。リボンもツインテールも。なんか思い出でもあるの?」
首を傾げながらそう問い掛けられた。思い出なんて別に…
「……小さい頃、お姉ちゃんが」
ない、はずなのに。私の口から、そんな言葉が飛び出した。お姉、ちゃん…?
「あら、御伽さんにはお姉様がいらっしゃるのですね」
違う。いない。私に姉なんていない。私にいたのは、兄…でも、なんで今…お姉ちゃんなんて…
「いない…」
「えっそうなの?あっじゃあ近所に住んでた年上のお姉さんのこととか?」
違う。そんな人もいない。いなかった。いなかった、ハズ…。
私の髪を結んでくれていたのは、死柄木…
『綴ちゃんの髪の毛、ふわふわしててすごい長いねー。もしよかったら私に結ばせて。私ね、妹に髪の毛結んであげたりするのが夢だったんだー』
そう言って優しく私の髪を撫でて結んでくれたのは、誰…?そもそもこの記憶は…?何もわからない。なんなのこの感覚。
「綴ちゃん?どうしたの?」
麗日さんに話し掛けられてハッとする。
「なんでもない」
と答えるが、当然の如くみんな納得していないような顔で私のことを見ている。だけども誰も、それ以上は問い詰めて来ることはなくてほっと胸を撫で下ろした。
USJ来た時着てたみたいなゴスロリが好きなの?と芦戸さんに聞かれる。
「別に…。あれは用意されていたから着てただけ」
と答えると「えっ!そうなんだ。めちゃくちゃ似合ってたからてっきり好きなのかと思ってた」と、驚いたように声を上げられた。
「ほんと、すっごく似合ってたよね。私初めて綴ちゃん見た時思わずお人形さんみたいって思っちゃったもん」
「わかるぅー!髪ふわふわしてて、ミステリアスな雰囲気でね」
おまけに目もぱっちりしてて!と、葉隠さんと麗日さんも一緒になって盛り上がっている。なんだか居心地悪い。
「じゃあこの服が好き!って趣味とかは特にないの?」
そう尋ねてくる耳郎さんに向かってこくりと頷くと「そっかー…」と呟かれた。
じゃあいろんなお店見てゆっくり決めよっかーという耳郎さんの言葉に他のみんなも一斉に「おー!」と声を上げる。
ついていけない…。どうしてこんなにテンション高いの。
みんなのあまりのテンションの高さに死柄木のことが恋しいと思いかけている自分がいる。信じられない。10年以上一緒に育ったからそれなりに情があった、ということだろうか。…考えてみたら私、あの人と離れて何日も過ごすのって初めてかもしれない。なんか、変な感じ。大嫌いのはずなのに。一緒にいる間は、離れたくて離れたくて仕方なかったはずなのに。なのにどうして、落ち着かないなんて思っているのだろうか。どうして、恋しいだなんて感じている自分がいるんだ。
◇
買い物なんて来るの初めてかもしれない。いつもオール・フォー・ワンの配下の人間が買ってきたものを着るだけだった。それはとても楽なことで、すごく恵まれていたことだったんじゃないかと今、
「綴ちゃん!これなんてどうかな?このワンピース。似合うと思うんだけど」
「いやいや、意外とこういうギャルっぽいのとかもいいんじゃない?御伽ってさ、どちらかというと清楚系?じゃん?そんな子がさ、こういうの着るのってギャップで美味しくない?」
「こういうパンクとかも似合うと思うんだけど。御伽ってまつ毛長くて色白で美人だから。オッドアイも神秘的だし」
勢いよく大量の服を見せながら詰め寄ってくる3人を見ながら噛み締めている。
服なんて着ることさせ出来ればそれでいいじゃないかと思うのだけども。なんでこんなに楽しそうに出来るのかわからない。
「別にどれでもいい…」
と正直な感想を言うが、「どれでもいいってことはないでしょ!」と一蹴されてしまった。どうしてこんなに必死なの…。
「3人共。そんなに勢いよく話し掛けられたら綴ちゃん困ってしまうわよ。この前も言ったでしょ?」
と静止しているのは蛙吹さん。すると3人は「あっごめんつい…」と謝罪してくる。大丈夫だと伝えると安心した様子。
「ねぇ綴ちゃん。服に拘りがないにしても、これだけはどうしても外せないってものとかはあるかしら」
蛙吹さんが私のことを見ながらゆっくりと尋ねて来る。これだけは外せない…?と聞き返すと
「コーディネートに絶対に組み入れたいものとか、あるかしら」
更に尋ねられる。絶対に組み入れたいもの…
「…リボン。で、髪をツインテールに結んでいたい」
気が付いたらそんな言葉を紡いでいた。
「そうなのね。なら、ツインテールとリボンに合いそうなお洋服を選びましょう」
私の言葉に対し、蛙吹さんはにっこりと優しく笑って言う。
「ツインテールとリボンに合う服ねー!わかったー」
探してくるー!と、芦戸さんと葉隠さんがお店の奥へと消えて行った。
「2人共元気だねー」
麗日さんが苦笑しながら言う。
「まぁ芦戸ちゃん達センスいいから、きっと可愛い服見つけて来てくれると思うから安心してね!」
そう言われても、どんな反応をすればいいのかわからない。
「御伽ってリボン好きなの?」
耳郎さんに聞かれる。好き…なのだろうか。とりあえず「多分」と答えたら「なんじゃそりゃ」と呆れた様にいわれた。
「まぁでも似合ってるもんねー。リボンもツインテールも。なんか思い出でもあるの?」
首を傾げながらそう問い掛けられた。思い出なんて別に…
「……小さい頃、お姉ちゃんが」
ない、はずなのに。私の口から、そんな言葉が飛び出した。お姉、ちゃん…?
「あら、御伽さんにはお姉様がいらっしゃるのですね」
違う。いない。私に姉なんていない。私にいたのは、兄…でも、なんで今…お姉ちゃんなんて…
「いない…」
「えっそうなの?あっじゃあ近所に住んでた年上のお姉さんのこととか?」
違う。そんな人もいない。いなかった。いなかった、ハズ…。
私の髪を結んでくれていたのは、死柄木…
『綴ちゃんの髪の毛、ふわふわしててすごい長いねー。もしよかったら私に結ばせて。私ね、妹に髪の毛結んであげたりするのが夢だったんだー』
そう言って優しく私の髪を撫でて結んでくれたのは、誰…?そもそもこの記憶は…?何もわからない。なんなのこの感覚。
「綴ちゃん?どうしたの?」
麗日さんに話し掛けられてハッとする。
「なんでもない」
と答えるが、当然の如くみんな納得していないような顔で私のことを見ている。だけども誰も、それ以上は問い詰めて来ることはなくてほっと胸を撫で下ろした。
