アサガオ
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普通科の生徒がヒーロー科の教室に行くと結構目立つ。だからかさっきからなんだか無駄に目立っている気がする。なんとなく居心地が悪い。早くA組に行って緑谷って人にノート届けて焦凍に話してさっさと帰ろう。そう思いながらA組の教室まで行き、
「あの、すいません」
室内を覗き込みながら声を掛けると中にいた何人かが私の方に目を向けた。その中にこの前食堂で助けてくれた子がいるのを見つけた。目が合うと「あっ!」と声を上げて私の方に寄って来て、
「よ、久しぶりだな!どうした?なんかあったのか?」
そう声を掛けてくれた。
「何々、切島その子彼女ー?!」
そんな私達の様子を見て、ピンクの肌と髪をした、触覚の生えた女の子が私達の所に目をキラキラさせながらやって来た。なんだか思い切り勘違いされている様だ。
「いや、そういうんじゃねぇよ。そもそもお互い名前すら知らねーし。この前の食堂の時にちょっと話したくらいだしな」
と、私に向かって話しを振って来たので「うん」と答えると女の子はつまらなそうに唇を尖らせながら「なぁんだ」と言った。
「って、わりぃな。なんか用があってA組まできたんだよな。どうしたんだ?」
話しが脱線していたことに対して申し訳なさそうな顔で赤髪の子…切島って呼ばれてたっけ。切島が私の方を向きながら言ってくる。
「あ、うん、大丈夫。緑谷って人いる?ノート落ちてたから届けに来たんだけど」
そういう私の声が聞こえたらしく、教室の中にいた緑のもさっとした髪の地味な感じの男の子が「えっ??!!」と声を上げながら私のことを見てきた。すごい焦ってるなぁと思っていると、その子はすごい勢いで走って私達の方まで来て
「あ、あああ、あの、すみません僕が緑谷です!!!」
と絶叫した。めちゃくちゃどもってる。
「あ、あの、す、すみませんわざわざ届けて貰っちゃって!あ、ありがとうございます!!」
そう何度も何度もお礼と謝罪を繰り返された。
「そんな謝らなくても…別に気にしてないって。どっちにしてもA組に用事あったし」
そういうと食堂で助けてくれた赤髪の…切島が「ん、そうなのか?」と聞いてきたので
「うん、焦凍に話したいことあって。どこ行ったか知ってる?見た感じクラスにはいないみたいだけど…」
という私の話しを、切島と緑谷とピンクの女の子がきょとんとして聞いていた。え、何その反応。
「焦凍…?焦凍ってえっま、まさか…轟…?」
そして女の子が口を開いて質問してきた。
「?そうだけど」
なんでわざわざそんな確認してくるんだろ。A組って他にも焦凍って名前の人いるの?
「轟のこと名前で呼んでるの?!」
「えっ…う、うん、そうだけど…」
なんでそんなにびっくりしてんだろこの子。
「もしかして轟の彼女?!」
ピンクの子が絶叫した瞬間教室にいた人達が一斉にこっちを見た。
あぁ、そういえば中学の頃もこんなことあったなー…。焦凍と一緒にいたら知らない子達に彼女だと思われて詰め寄られたこと。うわ、めんどくさ。あーあ、ノート届けて帰ればよかった。焦凍には家で伝えればよかった。そんなことを考えたところでもう遅い。あっという間にA組の人達に取り囲まれてた。
「何々?!轟君の彼女?!クラス1のイケメンでクールな轟君の?!」
なんか制服が浮いてる。すごくテンション高い。透明人間とかの個性の子なのかな。焦凍クラス1のイケメンでクールとか言われてるんだ。イケメン…はまぁその通りだけどクールではないよ。ただ単にめちゃくちゃマイペースなだけだよ。
「アイツ彼女とかいたのか…すげぇ意外。そういうの興味ねぇと思ってた」
いや彼女じゃないんだけど。双子の妹なんだけど。そう言おうと思ったけども会話に入る隙がない。
「いやあの面じゃ彼女の1人や2人いても不思議じゃねぇだろ」
は?1人や2人?何、うちの焦凍が二股かけるような奴とでも言いたいの?そんなこと言ってるんではないとはわかってるけどなんかイラッとする。
「クソッ…イケメンで強い個性持っててこんなおっぱいのデカ…グハッ」
「ロープないかしら」
今なんかサラッとセクハラ発言された?言いかけた子隣にいた女の子にドツかれたからまぁ別にどうでもいいけど。
つか何この人達テンション高。弁明する余裕全くないんだけどどうしよう。
「みんな一旦落ち着きたまえ!困っているじゃないか!」
あ、この前の食堂で非常口みたいになってた人だ。良かったこれで誤解解けそ…
「すまない、轟君の彼女さん。みんな興奮してしまっていてね」
いや彼女じゃねぇよ。誤解全く解けてなかった。まぁいいかお陰で話しに入れそうになったし。
「盛り上がってるとこ悪いんだけどさ、私焦凍の…」
彼女じゃないよ、と説明しようとした瞬間
「夏菜芽?何してんだ」
聞きなれた片割れの声が耳に入って来た。
「あの、すいません」
室内を覗き込みながら声を掛けると中にいた何人かが私の方に目を向けた。その中にこの前食堂で助けてくれた子がいるのを見つけた。目が合うと「あっ!」と声を上げて私の方に寄って来て、
「よ、久しぶりだな!どうした?なんかあったのか?」
そう声を掛けてくれた。
「何々、切島その子彼女ー?!」
そんな私達の様子を見て、ピンクの肌と髪をした、触覚の生えた女の子が私達の所に目をキラキラさせながらやって来た。なんだか思い切り勘違いされている様だ。
「いや、そういうんじゃねぇよ。そもそもお互い名前すら知らねーし。この前の食堂の時にちょっと話したくらいだしな」
と、私に向かって話しを振って来たので「うん」と答えると女の子はつまらなそうに唇を尖らせながら「なぁんだ」と言った。
「って、わりぃな。なんか用があってA組まできたんだよな。どうしたんだ?」
話しが脱線していたことに対して申し訳なさそうな顔で赤髪の子…切島って呼ばれてたっけ。切島が私の方を向きながら言ってくる。
「あ、うん、大丈夫。緑谷って人いる?ノート落ちてたから届けに来たんだけど」
そういう私の声が聞こえたらしく、教室の中にいた緑のもさっとした髪の地味な感じの男の子が「えっ??!!」と声を上げながら私のことを見てきた。すごい焦ってるなぁと思っていると、その子はすごい勢いで走って私達の方まで来て
「あ、あああ、あの、すみません僕が緑谷です!!!」
と絶叫した。めちゃくちゃどもってる。
「あ、あの、す、すみませんわざわざ届けて貰っちゃって!あ、ありがとうございます!!」
そう何度も何度もお礼と謝罪を繰り返された。
「そんな謝らなくても…別に気にしてないって。どっちにしてもA組に用事あったし」
そういうと食堂で助けてくれた赤髪の…切島が「ん、そうなのか?」と聞いてきたので
「うん、焦凍に話したいことあって。どこ行ったか知ってる?見た感じクラスにはいないみたいだけど…」
という私の話しを、切島と緑谷とピンクの女の子がきょとんとして聞いていた。え、何その反応。
「焦凍…?焦凍ってえっま、まさか…轟…?」
そして女の子が口を開いて質問してきた。
「?そうだけど」
なんでわざわざそんな確認してくるんだろ。A組って他にも焦凍って名前の人いるの?
「轟のこと名前で呼んでるの?!」
「えっ…う、うん、そうだけど…」
なんでそんなにびっくりしてんだろこの子。
「もしかして轟の彼女?!」
ピンクの子が絶叫した瞬間教室にいた人達が一斉にこっちを見た。
あぁ、そういえば中学の頃もこんなことあったなー…。焦凍と一緒にいたら知らない子達に彼女だと思われて詰め寄られたこと。うわ、めんどくさ。あーあ、ノート届けて帰ればよかった。焦凍には家で伝えればよかった。そんなことを考えたところでもう遅い。あっという間にA組の人達に取り囲まれてた。
「何々?!轟君の彼女?!クラス1のイケメンでクールな轟君の?!」
なんか制服が浮いてる。すごくテンション高い。透明人間とかの個性の子なのかな。焦凍クラス1のイケメンでクールとか言われてるんだ。イケメン…はまぁその通りだけどクールではないよ。ただ単にめちゃくちゃマイペースなだけだよ。
「アイツ彼女とかいたのか…すげぇ意外。そういうの興味ねぇと思ってた」
いや彼女じゃないんだけど。双子の妹なんだけど。そう言おうと思ったけども会話に入る隙がない。
「いやあの面じゃ彼女の1人や2人いても不思議じゃねぇだろ」
は?1人や2人?何、うちの焦凍が二股かけるような奴とでも言いたいの?そんなこと言ってるんではないとはわかってるけどなんかイラッとする。
「クソッ…イケメンで強い個性持っててこんなおっぱいのデカ…グハッ」
「ロープないかしら」
今なんかサラッとセクハラ発言された?言いかけた子隣にいた女の子にドツかれたからまぁ別にどうでもいいけど。
つか何この人達テンション高。弁明する余裕全くないんだけどどうしよう。
「みんな一旦落ち着きたまえ!困っているじゃないか!」
あ、この前の食堂で非常口みたいになってた人だ。良かったこれで誤解解けそ…
「すまない、轟君の彼女さん。みんな興奮してしまっていてね」
いや彼女じゃねぇよ。誤解全く解けてなかった。まぁいいかお陰で話しに入れそうになったし。
「盛り上がってるとこ悪いんだけどさ、私焦凍の…」
彼女じゃないよ、と説明しようとした瞬間
「夏菜芽?何してんだ」
聞きなれた片割れの声が耳に入って来た。