アサガオ
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お昼を食べるため食堂へ行くと、辺り一面人に溢れてて空いてる席が見つからない。どうしよう、このままじゃ食いっぱぐれちゃいそうだ。リカバリーガールに言われた通りもっと早く来るべきだったかな。あーあ、どうしようお腹空いた…。うどん早く食べたい…。
「あれ、轟妹じゃねぇか!飯今からかー?」
きょろきょろしていると突然声をかけられた。見てみると、A組の子達が何人かで座っていた。どうやら声を掛けてきたのは切島っぽい。
「うん。けど席空いてるとこ見つかんなくてさー…」
そう言うと切島の隣に座ってた女の子…耳朗さんが
「じゃあここ座る?ウチもう食べ終わったし」
といいながら席を立とうとしていた。
「えっいやいや、悪いって。私他探すからゆっくりしてなって」
障害物競争とか騎馬戦とか終わったばっかりで疲れてるだろうに。やっと座って休むことが出来てるのに席を立たせるなんて気が引ける。
「遠慮しなくていいって。ウチちょうど相澤先生に呼ばれてるからそろそろ行かないとだし。ほら、早く座りなって。昼ご飯食べ損ねちゃうよ?」
と言いながら席を譲ってくれた。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおう。そう思ってお礼を言って、耳朗さんと入れ替わりに切島と芦戸さんの間の席に座らせてもらった。
「ねぇねぇ、轟って呼ぶとさ、お兄ちゃんの方と被ってややこしいじゃん?だからさ、夏菜芽って呼び捨てで呼んでもいい?」
席に座るや否や、とても明るい口調で芦戸さんが聞いてきた。
「うん、いいよー。じゃ私も芦戸さんのこと三奈って呼ぶ―」
そう返答すると嬉しそうに「ほんとー?!超嬉しい―!呼んで呼んで―!」と、きゃっきゃっしてる。可愛い。なんかもっとギャルみたいな子なのかなって思ってたけどそうでもなさそう。寧ろなんか無邪気で小さい子みたいだな。
「夏菜芽うどん好きなのー?」
テーブルに置かれてるうどんを三奈が見つめながら聞いてきた。
「うん、好き。1番好きなのうどん!」
「うどんうめぇもんなぁ。そういや轟はよく蕎麦食ってるとこ見かけっけどあいつの好物は蕎麦なのか?」
私達の会話に上鳴が加わって来た。
「うん、そうそう。焦凍は蕎麦が好きだよ。蕎麦のあったかくないやつ」
だからってほぼ毎日蕎麦だけ食べるのはどうかと思うけど。焦凍、大人になって1人暮らしとか始めたら大丈夫かな、365日間ずっと毎日毎食蕎麦しか食べなくなっちゃいそう。ていうか絶対そうなる。焦凍ならやりかねない。どうしよう、今からすごく心配になって来た。今度料理教えた方がいいかな?いやダメだ大惨事になる予感しかしない。包丁すら持たせたことないもん。野菜とかすらまともに切れないよ恐らく。1人暮らし始めたら私も近くに住んでご飯作りに行く?それとも1人暮らしさせずにずっと結婚するまで実家暮らしさせるか?いや無理だよな、そんなの…。もっと現実的に考えなきゃ…。てか私誰目線?母親?あぁもうなんか思考が可笑しい方向に行き出してるよ!
「と、轟妹…?どした、突然険しい顔して黙り込んで…」
向かいの席に座ってる瀬呂に声を掛けられて現実に引き戻された。私、そんな険しい顔してた…?!
「ごめん、ちょっと考え事してただけ…気にしないで」
そう言うと「そ、そうか?なんかすげぇ思い悩んでるように見えっけど…」と言われた。
「いや、ほんと大丈夫。ちょっと焦凍が社会生活まともにしていけるかどうか心配してただけだから気にしないで…」
「今の会話でなんでそんな思考になるんだ?!」
瀬呂の鋭い突っ込みが響き渡った。
「つか妹に社会性心配されるって…轟そんなヤベェ奴なのか…?確かに色んな意味で容赦ねェから苦労はしそうだけど…」
焦凍ごめん。なんかクラスメイトに、アンタのイメージ変な方向に植え付けちゃったかも。心の中で深々と謝っておくね。そんでもって今日の夕飯は蕎麦にしてあげる。だから許して。
「あれ、轟妹じゃねぇか!飯今からかー?」
きょろきょろしていると突然声をかけられた。見てみると、A組の子達が何人かで座っていた。どうやら声を掛けてきたのは切島っぽい。
「うん。けど席空いてるとこ見つかんなくてさー…」
そう言うと切島の隣に座ってた女の子…耳朗さんが
「じゃあここ座る?ウチもう食べ終わったし」
といいながら席を立とうとしていた。
「えっいやいや、悪いって。私他探すからゆっくりしてなって」
障害物競争とか騎馬戦とか終わったばっかりで疲れてるだろうに。やっと座って休むことが出来てるのに席を立たせるなんて気が引ける。
「遠慮しなくていいって。ウチちょうど相澤先生に呼ばれてるからそろそろ行かないとだし。ほら、早く座りなって。昼ご飯食べ損ねちゃうよ?」
と言いながら席を譲ってくれた。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおう。そう思ってお礼を言って、耳朗さんと入れ替わりに切島と芦戸さんの間の席に座らせてもらった。
「ねぇねぇ、轟って呼ぶとさ、お兄ちゃんの方と被ってややこしいじゃん?だからさ、夏菜芽って呼び捨てで呼んでもいい?」
席に座るや否や、とても明るい口調で芦戸さんが聞いてきた。
「うん、いいよー。じゃ私も芦戸さんのこと三奈って呼ぶ―」
そう返答すると嬉しそうに「ほんとー?!超嬉しい―!呼んで呼んで―!」と、きゃっきゃっしてる。可愛い。なんかもっとギャルみたいな子なのかなって思ってたけどそうでもなさそう。寧ろなんか無邪気で小さい子みたいだな。
「夏菜芽うどん好きなのー?」
テーブルに置かれてるうどんを三奈が見つめながら聞いてきた。
「うん、好き。1番好きなのうどん!」
「うどんうめぇもんなぁ。そういや轟はよく蕎麦食ってるとこ見かけっけどあいつの好物は蕎麦なのか?」
私達の会話に上鳴が加わって来た。
「うん、そうそう。焦凍は蕎麦が好きだよ。蕎麦のあったかくないやつ」
だからってほぼ毎日蕎麦だけ食べるのはどうかと思うけど。焦凍、大人になって1人暮らしとか始めたら大丈夫かな、365日間ずっと毎日毎食蕎麦しか食べなくなっちゃいそう。ていうか絶対そうなる。焦凍ならやりかねない。どうしよう、今からすごく心配になって来た。今度料理教えた方がいいかな?いやダメだ大惨事になる予感しかしない。包丁すら持たせたことないもん。野菜とかすらまともに切れないよ恐らく。1人暮らし始めたら私も近くに住んでご飯作りに行く?それとも1人暮らしさせずにずっと結婚するまで実家暮らしさせるか?いや無理だよな、そんなの…。もっと現実的に考えなきゃ…。てか私誰目線?母親?あぁもうなんか思考が可笑しい方向に行き出してるよ!
「と、轟妹…?どした、突然険しい顔して黙り込んで…」
向かいの席に座ってる瀬呂に声を掛けられて現実に引き戻された。私、そんな険しい顔してた…?!
「ごめん、ちょっと考え事してただけ…気にしないで」
そう言うと「そ、そうか?なんかすげぇ思い悩んでるように見えっけど…」と言われた。
「いや、ほんと大丈夫。ちょっと焦凍が社会生活まともにしていけるかどうか心配してただけだから気にしないで…」
「今の会話でなんでそんな思考になるんだ?!」
瀬呂の鋭い突っ込みが響き渡った。
「つか妹に社会性心配されるって…轟そんなヤベェ奴なのか…?確かに色んな意味で容赦ねェから苦労はしそうだけど…」
焦凍ごめん。なんかクラスメイトに、アンタのイメージ変な方向に植え付けちゃったかも。心の中で深々と謝っておくね。そんでもって今日の夕飯は蕎麦にしてあげる。だから許して。