アサガオ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
焦凍1位で予選通過!すると思ったけどなんと1位はこの前ノートを届けに行った人物、緑谷で2位はさっき選手宣誓した爆豪で焦凍はその2人に続く3位だった。絶対に1位だと思ったのになぁ。まぁ次の騎馬戦で巻き返すだろう。そんなことを思いながら黙々と怪我人の手当てをする。手当てするとみんな「ありがとう!」とお礼を言ってくれて嬉しい。無個性な役立たずの自分でも、出来ることがあるんだと、存在していて良いんだよと肯定して貰えている気分になる。やりがいを感じる。リカバリーガールの手伝いをさせて貰えるか聞いてみて本当に良かった。
それにしてもほんと、ヒーロー科の人達すごいな。予選落ちした人誰もいないみたいだ。個性を持たない私には遠い世界の人達みたいだ。私だって、同じこの世界に生まれた人間のはずなのにな。
『夏菜芽…ごめんね、ごめんね、無個性なんかに産んでしまって、ごめんなさい…!』
……やめよう、これ以上考えるのは。
今は手当てする人いないけど騎馬戦が終わったらまた沢山の人が医務室にやってくるだろうし包帯とか補充しとかないとな。
あ、今試合どんな感じなのかな。そう思ってふとモニターに目を向けると、騎馬戦ももう終盤の様だ。
緑谷のチームから焦凍達のチームにポイントが移ってる。このまま逃げ切れるだろうか。焦凍頑張れ…!
ドキドキとしながら見ていると、緑谷のチームがすぐに焦凍のチームに挑んできた。一千万ポイントを取り戻すつもりなんだろう。参加している訳じゃないのに、すごくハラハラする。緊張しながら試合を見つめる。
「………えっ?」
焦凍を見つめていると、一瞬信じられない姿が見えた気がした。
「どうしたんだい?」
驚いて声を上げた私のことを変に思ったのか、リカバリーガールに声を掛けられた。
「えっ!あ、その、す、すいません。なんでも、なんでもないです!!」
慌てて答えると「そうかい?」と少し怪訝な顔をされたけど、それ以上は何も聞かないでくれたのでほっとした。良かった。
………ねぇ焦凍。今、ひょっとして左側―――パパの、炎の個性を使おうとした………?
緑谷にポイント取られそうになった一瞬、一瞬だけ使おうとしたように見えたの。気のせい?
『俺は、絶対にアイツの力は使わない。お母さんの氷の個性だけを使って立派なヒーローになる。夏菜芽、見ててくれ』
ママが入院した日に、そういっていた焦凍の言葉が、頭の中に響き渡った。
それにしてもほんと、ヒーロー科の人達すごいな。予選落ちした人誰もいないみたいだ。個性を持たない私には遠い世界の人達みたいだ。私だって、同じこの世界に生まれた人間のはずなのにな。
『夏菜芽…ごめんね、ごめんね、無個性なんかに産んでしまって、ごめんなさい…!』
……やめよう、これ以上考えるのは。
今は手当てする人いないけど騎馬戦が終わったらまた沢山の人が医務室にやってくるだろうし包帯とか補充しとかないとな。
あ、今試合どんな感じなのかな。そう思ってふとモニターに目を向けると、騎馬戦ももう終盤の様だ。
緑谷のチームから焦凍達のチームにポイントが移ってる。このまま逃げ切れるだろうか。焦凍頑張れ…!
ドキドキとしながら見ていると、緑谷のチームがすぐに焦凍のチームに挑んできた。一千万ポイントを取り戻すつもりなんだろう。参加している訳じゃないのに、すごくハラハラする。緊張しながら試合を見つめる。
「………えっ?」
焦凍を見つめていると、一瞬信じられない姿が見えた気がした。
「どうしたんだい?」
驚いて声を上げた私のことを変に思ったのか、リカバリーガールに声を掛けられた。
「えっ!あ、その、す、すいません。なんでも、なんでもないです!!」
慌てて答えると「そうかい?」と少し怪訝な顔をされたけど、それ以上は何も聞かないでくれたのでほっとした。良かった。
………ねぇ焦凍。今、ひょっとして左側―――パパの、炎の個性を使おうとした………?
緑谷にポイント取られそうになった一瞬、一瞬だけ使おうとしたように見えたの。気のせい?
『俺は、絶対にアイツの力は使わない。お母さんの氷の個性だけを使って立派なヒーローになる。夏菜芽、見ててくれ』
ママが入院した日に、そういっていた焦凍の言葉が、頭の中に響き渡った。