曇りと猫
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雲が月を覆い隠し始めた夜道。
悠仁と二人並んで夜道を歩いていると、背後に微かな呪いの気配を感じた。
誰かにつけられてるな……そのことを悠仁にも伝えるべきか迷ったけど。
「……悠仁、やっぱり僕は自分の家に帰るよ。ここから近いし」
「おう!じゃあ、ナナミンには俺から伝えとく。またな、紫苑!」
悠仁を先に帰し、その姿が見えなくなったのを確認してから後ろへと振り向く。
「……つけてるのバレてるよ。僕に何か用?」
暗闇に向かって声をかければ。
「にゃーん」
明かりのついた電灯の下、灰色の猫が暗闇の中からするりと現れた。
その首元には黒いリボンと青い雫が揺れていて一目で飼い猫だと分かる。
「なんだ、真人かぁ……」
「やぁ、紫苑〜!俺に会えて嬉しくないの?」
「ううん。嬉しいに決まってる」
近寄ってきたふわふわな猫の真人を抱き上げ、腕に抱える。
もふもふな頭を撫でてあげればゴロゴロと満足そうに喉を鳴らした。
うん、やっぱり猫は癒しだ。
「悠仁はもういないから戻ってもいいよ。猫のまま可愛がられたいなら別だけどね」
「あー……俺さ、今服着てないんだよね。七三術師と戦ってたら全部脱げちゃった」
「えっ」
全裸の告白にも驚くけど、七三術師って七海さんの事だよね。
原作通り戦ったのなら2人とも無事なはず。
「七三術師って七海さんのことかな?やっぱり真人と戦ってたんだ……」
「あれ、知り合いだったの?」
「うん。映画館での事件を一緒に追ってるんだけど……。
というか、映画館の改造人間って真人がやったでしょ」
「あはっ、バレちゃった?でもマナーを守らない人間が悪いんだよ」
僕の腕の中で真人は全く悪びれる様子もなく目を細めてクスクスと笑う。
本人からしたらちょっとしたイタズラのつもりなんだろうけど。
高専内部では魂をいじれる特級呪霊が出たとかで大騒ぎだった。
「はぁ。映画館の連中はいいとして。……順平に何かした?」
「……そんなにアイツのことが気になる?
呪術を使えるようになりたいって言うから、教えてあげただけさ。言っておくけど向こうから頼んできたんだからね」
「っ……!」
どうやら順平は既に真人と接触しているようで。
このままだと夏油に利用されて最悪の結末になりかねない。
「……ねぇ、真人。お願いがあるんだけど聞いてくれない?」
「ん、何?紫苑のお願いならなんでも聞くよ」
__________
悠仁と二人並んで夜道を歩いていると、背後に微かな呪いの気配を感じた。
誰かにつけられてるな……そのことを悠仁にも伝えるべきか迷ったけど。
「……悠仁、やっぱり僕は自分の家に帰るよ。ここから近いし」
「おう!じゃあ、ナナミンには俺から伝えとく。またな、紫苑!」
悠仁を先に帰し、その姿が見えなくなったのを確認してから後ろへと振り向く。
「……つけてるのバレてるよ。僕に何か用?」
暗闇に向かって声をかければ。
「にゃーん」
明かりのついた電灯の下、灰色の猫が暗闇の中からするりと現れた。
その首元には黒いリボンと青い雫が揺れていて一目で飼い猫だと分かる。
「なんだ、真人かぁ……」
「やぁ、紫苑〜!俺に会えて嬉しくないの?」
「ううん。嬉しいに決まってる」
近寄ってきたふわふわな猫の真人を抱き上げ、腕に抱える。
もふもふな頭を撫でてあげればゴロゴロと満足そうに喉を鳴らした。
うん、やっぱり猫は癒しだ。
「悠仁はもういないから戻ってもいいよ。猫のまま可愛がられたいなら別だけどね」
「あー……俺さ、今服着てないんだよね。七三術師と戦ってたら全部脱げちゃった」
「えっ」
全裸の告白にも驚くけど、七三術師って七海さんの事だよね。
原作通り戦ったのなら2人とも無事なはず。
「七三術師って七海さんのことかな?やっぱり真人と戦ってたんだ……」
「あれ、知り合いだったの?」
「うん。映画館での事件を一緒に追ってるんだけど……。
というか、映画館の改造人間って真人がやったでしょ」
「あはっ、バレちゃった?でもマナーを守らない人間が悪いんだよ」
僕の腕の中で真人は全く悪びれる様子もなく目を細めてクスクスと笑う。
本人からしたらちょっとしたイタズラのつもりなんだろうけど。
高専内部では魂をいじれる特級呪霊が出たとかで大騒ぎだった。
「はぁ。映画館の連中はいいとして。……順平に何かした?」
「……そんなにアイツのことが気になる?
呪術を使えるようになりたいって言うから、教えてあげただけさ。言っておくけど向こうから頼んできたんだからね」
「っ……!」
どうやら順平は既に真人と接触しているようで。
このままだと夏油に利用されて最悪の結末になりかねない。
「……ねぇ、真人。お願いがあるんだけど聞いてくれない?」
「ん、何?紫苑のお願いならなんでも聞くよ」
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