晴れと猫
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夜蛾学長との面接を終え、五条先生と恵と共に御堂から出る。
今度は校舎の方に向かいながら先生が話しはじめた。
「これで紫苑も晴れて正式な呪術師になったわけだね。そうそう、高専の学生証ももう出来てるから先に渡しとくよ」
「ありがとうございます。学生証は無くさないようしまっておこうかな」
五条先生が僕の学生証を渡してきたので、受け取ってポケットにしまった。
これで僕は高専所属の呪術師となったわけだ。
今まではフリーの呪術師として任務にあたっていたから、これからは高専からのサポートをもっと受けられる。
「早く二年の皆んなにも会いたいな」
「ちょうど二年生の教室に向かっていたところだよ。高専の制服を着た紫苑をお披露目したくてね、そうと決まれば早く行こうか」
「二年はまだ授業中なんじゃ……」
恵の制止も聞くことなく、ハイテンションな五条先生に連れられ二年の教室前までやってきた。
中からは別の教師の声が聞こえる。
けれど、五条先生は教室内を伺うことなく勢いよく扉を開け放った。
「二年の皆んなー!一年の二人が挨拶に来たよー!」
「五条か……二年はまだオリエンテーションの途中なんだがな」
二年の担任、日下部 篤也が呆れたように乱入してきた五条先生を見やる。
それでも五条先生はニコニコと笑みを崩すことなく教室内に入っていった。
どうしようかと教室前の廊下で恵と顔を合わせていれば、先生がちょいちょいと僕たちに手招きをしてくる。
「ほら、紫苑と恵も入っておいで」
「……えっと、お邪魔します?」
先生に手招きされ、少し緊張しながらも二年の教室に入る。
突然の僕たちの訪問に二年の生徒たちは椅子から立ち上がり____
「お、紫苑じゃん。高専に入学するって噂は本当だったんだな」
「すじこ!」
「俺達の一年下の学年なんだな〜。ま、これからは先輩としてよろしくな!」
「真希に棘にパンダ……皆んな久しぶり!……あ、先輩なら敬語とか使った方がいい?」
突然の乱入を気にする様子もなく三人とも歓迎してくれた。
憂太は海外留学でいないけど、同じ高専の生徒として会うのはなんだか新鮮だな。
「紫苑は私らと同い年だし敬語はいらねぇよ。授業だって一緒に受けてたしな。
それより……学生証を見せろ」
「学生証……?さっき貰ったばっかだしいいけど、どうして____」
疑問を言い切る前に真希に学生証を奪われる。
棘とパンダも寄ってきて一緒に僕の学生証を覗き込んだ。
何か確認することでもあるのかと、首を傾げていれば。
「……高菜!」
「……っ、紫苑も憂太と同じで特級かよ!?」
「やっぱ紫苑も特級か〜!任務も等級高そうなのばっか受けてたしなぁ。
あ、賭けは俺の勝ちだな!真希に棘、あとでジュース奢れよ」
「えっ……紫苑ってそんなに強い呪術師なのか……?」
「……?僕って特級呪術師なの?今知ったんだけど」
僕も自分の学生証を見せてもらえば、そこには証明写真の上にでかでかと"特"という文字が刻まれていた。
改めて見てみて僕も驚く。
高専に保護されてからいくつか呪霊討伐の任務を受けてきたけど、そこまで危険なものはなかったはず。
騒がしくなる教室の中、五条先生も会話に割って入ってきた。
「紫苑はなんと!僕と同じで特級呪術師だよ〜!
これまで受けた任務や、特級仮想怨霊"八岐大蛇 "を祓った功績が認められてね。上層部も文句なしの判断さ!」
「それ、本人にちゃんと伝えといてくださいよ……」
「ツナ……」
生徒、教員含め皆んなが『今言ったのかよ』とジト目で五条先生を見やる。
僕も文句を言おうとしたけど、五条先生は軽く『めんご!』で済ませた。
「ま、特級っていっても僕にはまだまだ及ばないけどね。
これからビシバシ鍛えていくから、二人とも覚悟するように____!」
「……よろしくお願いします!」
正直、先行きは不安しかない。
でも、真人たちの為にも"最強"を目指して頑張ろうと思った。
今度は校舎の方に向かいながら先生が話しはじめた。
「これで紫苑も晴れて正式な呪術師になったわけだね。そうそう、高専の学生証ももう出来てるから先に渡しとくよ」
「ありがとうございます。学生証は無くさないようしまっておこうかな」
五条先生が僕の学生証を渡してきたので、受け取ってポケットにしまった。
これで僕は高専所属の呪術師となったわけだ。
今まではフリーの呪術師として任務にあたっていたから、これからは高専からのサポートをもっと受けられる。
「早く二年の皆んなにも会いたいな」
「ちょうど二年生の教室に向かっていたところだよ。高専の制服を着た紫苑をお披露目したくてね、そうと決まれば早く行こうか」
「二年はまだ授業中なんじゃ……」
恵の制止も聞くことなく、ハイテンションな五条先生に連れられ二年の教室前までやってきた。
中からは別の教師の声が聞こえる。
けれど、五条先生は教室内を伺うことなく勢いよく扉を開け放った。
「二年の皆んなー!一年の二人が挨拶に来たよー!」
「五条か……二年はまだオリエンテーションの途中なんだがな」
二年の担任、日下部 篤也が呆れたように乱入してきた五条先生を見やる。
それでも五条先生はニコニコと笑みを崩すことなく教室内に入っていった。
どうしようかと教室前の廊下で恵と顔を合わせていれば、先生がちょいちょいと僕たちに手招きをしてくる。
「ほら、紫苑と恵も入っておいで」
「……えっと、お邪魔します?」
先生に手招きされ、少し緊張しながらも二年の教室に入る。
突然の僕たちの訪問に二年の生徒たちは椅子から立ち上がり____
「お、紫苑じゃん。高専に入学するって噂は本当だったんだな」
「すじこ!」
「俺達の一年下の学年なんだな〜。ま、これからは先輩としてよろしくな!」
「真希に棘にパンダ……皆んな久しぶり!……あ、先輩なら敬語とか使った方がいい?」
突然の乱入を気にする様子もなく三人とも歓迎してくれた。
憂太は海外留学でいないけど、同じ高専の生徒として会うのはなんだか新鮮だな。
「紫苑は私らと同い年だし敬語はいらねぇよ。授業だって一緒に受けてたしな。
それより……学生証を見せろ」
「学生証……?さっき貰ったばっかだしいいけど、どうして____」
疑問を言い切る前に真希に学生証を奪われる。
棘とパンダも寄ってきて一緒に僕の学生証を覗き込んだ。
何か確認することでもあるのかと、首を傾げていれば。
「……高菜!」
「……っ、紫苑も憂太と同じで特級かよ!?」
「やっぱ紫苑も特級か〜!任務も等級高そうなのばっか受けてたしなぁ。
あ、賭けは俺の勝ちだな!真希に棘、あとでジュース奢れよ」
「えっ……紫苑ってそんなに強い呪術師なのか……?」
「……?僕って特級呪術師なの?今知ったんだけど」
僕も自分の学生証を見せてもらえば、そこには証明写真の上にでかでかと"特"という文字が刻まれていた。
改めて見てみて僕も驚く。
高専に保護されてからいくつか呪霊討伐の任務を受けてきたけど、そこまで危険なものはなかったはず。
騒がしくなる教室の中、五条先生も会話に割って入ってきた。
「紫苑はなんと!僕と同じで特級呪術師だよ〜!
これまで受けた任務や、特級仮想怨霊"
「それ、本人にちゃんと伝えといてくださいよ……」
「ツナ……」
生徒、教員含め皆んなが『今言ったのかよ』とジト目で五条先生を見やる。
僕も文句を言おうとしたけど、五条先生は軽く『めんご!』で済ませた。
「ま、特級っていっても僕にはまだまだ及ばないけどね。
これからビシバシ鍛えていくから、二人とも覚悟するように____!」
「……よろしくお願いします!」
正直、先行きは不安しかない。
でも、真人たちの為にも"最強"を目指して頑張ろうと思った。