晴れと猫
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久しぶりの呪術高専。
何度か通ったことのある和風建築な校舎へ足を踏み入れる。
表向きは宗教系列の学校となっている為、あらゆる所に雰囲気を感じる。
緑豊かな山に囲まれたここは、世間では隠された存在である呪術師達を養成するのにピッタリな場所だった。
「それじゃ____改めてようこそ、都立呪術高等専門学校へ!
今から同級生と顔合わせだからテンション上げてこ!」
「同級生は2人……でしたっけ?」
「いや、今から会うのは1人だね。もう1人は家の都合でまだ来てないんだ」
五条先生に案内されながら校舎の廊下を進んでいく。
先生が一年の教室の扉を開ければ。
そこには黒髪つんつん頭に、切れ長の黒い瞳をした男子生徒がいた。
その生徒は先生と一緒に入ってきた僕に気づいたのかこちらと目が合う。
「やっと来ましたか、遅いですよ五条先生」
「ごめんごめん。もう一人の新入生を迎えに行ってたからさ!ほら、挨拶して?」
「猫宮 紫苑だよ。よろしくね、えっと……」
僕も遠慮がちに視線を返せば男子生徒は名乗ってくれた。
本当は前世の知識で知っているけど、聞いてもないのに名前を言い当てるのは不審がられるだろうし。
「伏黒 恵だ。二級呪術師としてやってる」
「えっそれだけ!?もっとよろしくとかあるでしょ〜?」
「チッ……よろしく」
五条先生が大袈裟に反応したせいで舌打ちする音が聞こえた。
無愛想な表情で挨拶を交わされ、僕も恵の隣の席に着く。
今更だけど、アニメのキャラと学校に通うって不思議な感じがする。
「恵は無愛想だけど、根は良い奴だから。今日は紫苑に会えて緊張しちゃったみたい。仲良くしてあげてね」
「どうして俺が仲良くされる側なんですか。それに、緊張なんかしていません」
恵はぶっきらぼうだけど、それも五条先生に対する信頼からなのかな。
同級生として仲良くしておいて損は無いだろうし僕も挨拶を返した。
「よろしくね、恵君。僕のことは紫苑でいいよ」
「猫宮……じゃなくて紫苑、俺も恵でいい」
教室で一通り学校の説明を受けた後、寮へと案内される。
「今日からここが紫苑の部屋ね。荷物ももう運んであるから」
「部屋は恵の隣なんですね」
「部屋なんてたくさん空いてるでしょうに……」
自分の部屋に入ってみれば、荷物の他に呪術高専の制服も置かれていた。
手に取ってみると上下とも黒色のの生地に金の刺繍でまとめられている。
「僕の制服って刺繍が入ってるんですね」
「お洒落でしょ?紫苑には金色が合うと思って先生がオーダーしといたよ。それじゃあ、さっそく制服を着てみせて!」
「……あの、着替えたいんですけど」
制服を着てみようとしたところで、五条先生がまだ部屋にいることに気づく。
それとなく言ってみても先生はニヤニヤしたまま出ていく様子もなく。
「僕は目隠ししてるから大丈夫!それより恵の方こそ出ていった方が……」
「何やってるんすか。さっさと行きますよ」
僕が困っているのに気づいてくれた恵が気を利かせて五条先生を引っ張っていってくれた。
その間にさっと制服に着替えると、すぐに五条先生がドアから顔を出す。
「うん、やっぱり紫苑に合ってるね!僕ってばファッションのセンスもあるのかも」
「紫苑なら何着ても似合いますよ。元がいいんだし……」
「ん?恵今何か言った?」
「……別に」
恵の声が小さくて最後の方は僕も聞き取れなかった。
悪口とかではないことを願いつつ、高専の制服に身を包んだ僕達はまた校舎へと戻った。
何度か通ったことのある和風建築な校舎へ足を踏み入れる。
表向きは宗教系列の学校となっている為、あらゆる所に雰囲気を感じる。
緑豊かな山に囲まれたここは、世間では隠された存在である呪術師達を養成するのにピッタリな場所だった。
「それじゃ____改めてようこそ、都立呪術高等専門学校へ!
今から同級生と顔合わせだからテンション上げてこ!」
「同級生は2人……でしたっけ?」
「いや、今から会うのは1人だね。もう1人は家の都合でまだ来てないんだ」
五条先生に案内されながら校舎の廊下を進んでいく。
先生が一年の教室の扉を開ければ。
そこには黒髪つんつん頭に、切れ長の黒い瞳をした男子生徒がいた。
その生徒は先生と一緒に入ってきた僕に気づいたのかこちらと目が合う。
「やっと来ましたか、遅いですよ五条先生」
「ごめんごめん。もう一人の新入生を迎えに行ってたからさ!ほら、挨拶して?」
「猫宮 紫苑だよ。よろしくね、えっと……」
僕も遠慮がちに視線を返せば男子生徒は名乗ってくれた。
本当は前世の知識で知っているけど、聞いてもないのに名前を言い当てるのは不審がられるだろうし。
「伏黒 恵だ。二級呪術師としてやってる」
「えっそれだけ!?もっとよろしくとかあるでしょ〜?」
「チッ……よろしく」
五条先生が大袈裟に反応したせいで舌打ちする音が聞こえた。
無愛想な表情で挨拶を交わされ、僕も恵の隣の席に着く。
今更だけど、アニメのキャラと学校に通うって不思議な感じがする。
「恵は無愛想だけど、根は良い奴だから。今日は紫苑に会えて緊張しちゃったみたい。仲良くしてあげてね」
「どうして俺が仲良くされる側なんですか。それに、緊張なんかしていません」
恵はぶっきらぼうだけど、それも五条先生に対する信頼からなのかな。
同級生として仲良くしておいて損は無いだろうし僕も挨拶を返した。
「よろしくね、恵君。僕のことは紫苑でいいよ」
「猫宮……じゃなくて紫苑、俺も恵でいい」
教室で一通り学校の説明を受けた後、寮へと案内される。
「今日からここが紫苑の部屋ね。荷物ももう運んであるから」
「部屋は恵の隣なんですね」
「部屋なんてたくさん空いてるでしょうに……」
自分の部屋に入ってみれば、荷物の他に呪術高専の制服も置かれていた。
手に取ってみると上下とも黒色のの生地に金の刺繍でまとめられている。
「僕の制服って刺繍が入ってるんですね」
「お洒落でしょ?紫苑には金色が合うと思って先生がオーダーしといたよ。それじゃあ、さっそく制服を着てみせて!」
「……あの、着替えたいんですけど」
制服を着てみようとしたところで、五条先生がまだ部屋にいることに気づく。
それとなく言ってみても先生はニヤニヤしたまま出ていく様子もなく。
「僕は目隠ししてるから大丈夫!それより恵の方こそ出ていった方が……」
「何やってるんすか。さっさと行きますよ」
僕が困っているのに気づいてくれた恵が気を利かせて五条先生を引っ張っていってくれた。
その間にさっと制服に着替えると、すぐに五条先生がドアから顔を出す。
「うん、やっぱり紫苑に合ってるね!僕ってばファッションのセンスもあるのかも」
「紫苑なら何着ても似合いますよ。元がいいんだし……」
「ん?恵今何か言った?」
「……別に」
恵の声が小さくて最後の方は僕も聞き取れなかった。
悪口とかではないことを願いつつ、高専の制服に身を包んだ僕達はまた校舎へと戻った。