晴れと猫
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「僕は人間の醜悪さを知っています。"無関心"こそ人間の行き着くべき美徳です」
「そんな君が復讐ねぇ」
映画館で俺を追いかけた理由。
順平は己を無意味に、無様に虐めてきた人間たちへ復讐するつもりのようだった。
「……矛盾してるって言いたいんですか?」
「矛盾も何も、君だって紫苑の優しさに縋ってただろ」
「それは……そうかもしれません。
だけど、紫苑君に助けてもらってばかりじゃダメだって思ったんです」
順平の言ってることは理解出来た。
俺も紫苑に助けてもらってばかりだから負い目を感じている。
俺が五条 悟より強ければ、紫苑は高専に通わなくても良かったわけだし。
「順平は人に"心"があると思う?」
「え……ないんですか?」
「ないよ。"魂"はある、でもそれは心じゃない」
順平は何か言いたげにしているけど、それを遮って話を続ける。
「命に価値や重さなんてない。ただ廻るだけの無意味で無価値なものだって……。
紫苑に出会う前の俺なら、そう考えてただろうなぁ」
無機質な天井を見上げながら呟くように言った。
「紫苑といるとさ、胸の辺りが暖かくなるんだ。
紫苑が笑えば俺も嬉しいし、優しく撫でられれば幼子のように安心する。きっと、俺にとって紫苑は特別な存在で。
だから、紫苑の魂だけは……俺にとって、凄く大事なものなんだ」
ただの暇つぶし、それも人間相手に柄にもなくつい本音が出てしまった。
俺にとってこの世で唯一価値があると思えたもの__それが紫苑という存在だった。
順平はというと、俺の話に静かに耳を傾けていた。
「僕にとっても……紫苑君は大切な人だから。
だから、今度は僕が紫苑君を助けられるようになりたいんです……!」
__________
「順平の術式は__"毒"だね」
"無為転変"を応用して、順平が呪術を使えるよう脳の辺りを少し改造した。
順平が試しに術式を発動すれば、小さなクラゲがふよふよと周りを泳ぐように浮かぶ。
「クラゲ……」
「術師の感覚は俺が教えられるからすぐ戦えるようになる。順平、君って才能あるよ」
そう褒めてやれば順平は少し嬉しそうにする。
ほんと簡単で分かりやすい……騙しやすいともいえる人間だけど。
紫苑の為に強くなりたいっていうなら、ちょっとだけ手を貸してやるのも悪くないか。
__________
「そんな君が復讐ねぇ」
映画館で俺を追いかけた理由。
順平は己を無意味に、無様に虐めてきた人間たちへ復讐するつもりのようだった。
「……矛盾してるって言いたいんですか?」
「矛盾も何も、君だって紫苑の優しさに縋ってただろ」
「それは……そうかもしれません。
だけど、紫苑君に助けてもらってばかりじゃダメだって思ったんです」
順平の言ってることは理解出来た。
俺も紫苑に助けてもらってばかりだから負い目を感じている。
俺が五条 悟より強ければ、紫苑は高専に通わなくても良かったわけだし。
「順平は人に"心"があると思う?」
「え……ないんですか?」
「ないよ。"魂"はある、でもそれは心じゃない」
順平は何か言いたげにしているけど、それを遮って話を続ける。
「命に価値や重さなんてない。ただ廻るだけの無意味で無価値なものだって……。
紫苑に出会う前の俺なら、そう考えてただろうなぁ」
無機質な天井を見上げながら呟くように言った。
「紫苑といるとさ、胸の辺りが暖かくなるんだ。
紫苑が笑えば俺も嬉しいし、優しく撫でられれば幼子のように安心する。きっと、俺にとって紫苑は特別な存在で。
だから、紫苑の魂だけは……俺にとって、凄く大事なものなんだ」
ただの暇つぶし、それも人間相手に柄にもなくつい本音が出てしまった。
俺にとってこの世で唯一価値があると思えたもの__それが紫苑という存在だった。
順平はというと、俺の話に静かに耳を傾けていた。
「僕にとっても……紫苑君は大切な人だから。
だから、今度は僕が紫苑君を助けられるようになりたいんです……!」
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「順平の術式は__"毒"だね」
"無為転変"を応用して、順平が呪術を使えるよう脳の辺りを少し改造した。
順平が試しに術式を発動すれば、小さなクラゲがふよふよと周りを泳ぐように浮かぶ。
「クラゲ……」
「術師の感覚は俺が教えられるからすぐ戦えるようになる。順平、君って才能あるよ」
そう褒めてやれば順平は少し嬉しそうにする。
ほんと簡単で分かりやすい……騙しやすいともいえる人間だけど。
紫苑の為に強くなりたいっていうなら、ちょっとだけ手を貸してやるのも悪くないか。
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