晴れと猫
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
呪術高専に最寄りの駅にて。
スマホで連絡をとっていれば、目の前に黒い車が停まった。
待ち人かと思い僕は顔をあげる。
「____やぁ、お待たせ紫苑。時間通りだね」
「そういう先生こそ。今日は遅刻しなかったみたいで良かったです」
光に透ける白銀の髪に、黒い目隠しをした背の高い男性が車から降りてくる。
見覚えのある姿に僕も頬が緩んだ。
「お久しぶりです、五条先生。先生が迎えに来てくれて嬉しいです」
「ははっ、紫苑は今日から僕の可愛い生徒だからね!待ちきれずに迎えに来ちゃったよ」
そう言って五条先生は慣れた様子で僕の肩を抱いてきた。
先生に促され先に車の後部座席へと乗り込む。
補助監督の人に持ってきたカバンをトランクへ詰め込んでもらうと、五条先生は僕の隣に座った。
てっきり、助手席に座るのかと思ってたから少し驚く。
「ところで……紫苑、首元のそれは何かな?」
「えっ、なんですか?」
「ここ、何かに刺されたみたいになってるよ?」
五条先生に指摘されたところを触れば、真人にキスされた所だと気づき。
「あ、はは……知らないうちに飼い猫に噛まれたのかも……」
「ふ〜ん?僕はキスマークだと思ったけどなぁ……。
ところで、猫ちゃんはどうしたの?ご両親は不在だよね?」
「えぇ……。猫は信頼できる知り合いに預けてきました」
「ちょっとガチめに引かないで??先生傷ついちゃうよ」
まぁ、五条先生の言ってることが事実なんだけど。
からかわれたくないので適当にはぐらかしておいた。
知り合いというのはもちろん夏油のことで、僕と離れている間、真人はアジトか自宅にいることにしたらしい。
「おっかしいな〜。紫苑の入学志願書には僕のことが好きだって書いてたのに」
「そんなこと……書いた覚えはないような」
僕の返事に五条先生は困ったように頭をかいた。
入学の手続きなどは夏油に任せていたけど、入学志願書は自分で書いたから覚えのない事実に焦る。
もしかしたら、夏油があとから勝手に書き加えたのかもしれない。
そんなことを志願書に書いたのかと内心ムカついていれば。
「うん、僕に近づきたい的なことが書かれてたよ」
「あー、それは先生の強さに憧れてって意味ですね」
「えっ!?僕、アッチの意味かと思って浮かれてたのに……!」
五条先生はあからさまにショックを受けたようなリアクションをする。
生徒に好かれたい気持ちは分かるけど、誤解のあるような言い方はやめて欲しい。
「.……それなら、今からでも好きになってもらおうかな?」
と言って、恋人繋ぎのように僕の手に指を絡めてきた。
真人以外の人に触れられ、思わず体がビクッとなる。
五条先生は前から距離感が近いなとは思っていたけど、こんな風にからかわれると僕も困る。
「…….帰りたくなってきたかも」
「えー!こんなグッドルッキングガイを前にもったいないよ?」
相変わらずな態度の五条先生に苦笑しつつ。
春休みの間の訓練成果など、色々話していたら車はあっという間に高専へと着いた。
スマホで連絡をとっていれば、目の前に黒い車が停まった。
待ち人かと思い僕は顔をあげる。
「____やぁ、お待たせ紫苑。時間通りだね」
「そういう先生こそ。今日は遅刻しなかったみたいで良かったです」
光に透ける白銀の髪に、黒い目隠しをした背の高い男性が車から降りてくる。
見覚えのある姿に僕も頬が緩んだ。
「お久しぶりです、五条先生。先生が迎えに来てくれて嬉しいです」
「ははっ、紫苑は今日から僕の可愛い生徒だからね!待ちきれずに迎えに来ちゃったよ」
そう言って五条先生は慣れた様子で僕の肩を抱いてきた。
先生に促され先に車の後部座席へと乗り込む。
補助監督の人に持ってきたカバンをトランクへ詰め込んでもらうと、五条先生は僕の隣に座った。
てっきり、助手席に座るのかと思ってたから少し驚く。
「ところで……紫苑、首元のそれは何かな?」
「えっ、なんですか?」
「ここ、何かに刺されたみたいになってるよ?」
五条先生に指摘されたところを触れば、真人にキスされた所だと気づき。
「あ、はは……知らないうちに飼い猫に噛まれたのかも……」
「ふ〜ん?僕はキスマークだと思ったけどなぁ……。
ところで、猫ちゃんはどうしたの?ご両親は不在だよね?」
「えぇ……。猫は信頼できる知り合いに預けてきました」
「ちょっとガチめに引かないで??先生傷ついちゃうよ」
まぁ、五条先生の言ってることが事実なんだけど。
からかわれたくないので適当にはぐらかしておいた。
知り合いというのはもちろん夏油のことで、僕と離れている間、真人はアジトか自宅にいることにしたらしい。
「おっかしいな〜。紫苑の入学志願書には僕のことが好きだって書いてたのに」
「そんなこと……書いた覚えはないような」
僕の返事に五条先生は困ったように頭をかいた。
入学の手続きなどは夏油に任せていたけど、入学志願書は自分で書いたから覚えのない事実に焦る。
もしかしたら、夏油があとから勝手に書き加えたのかもしれない。
そんなことを志願書に書いたのかと内心ムカついていれば。
「うん、僕に近づきたい的なことが書かれてたよ」
「あー、それは先生の強さに憧れてって意味ですね」
「えっ!?僕、アッチの意味かと思って浮かれてたのに……!」
五条先生はあからさまにショックを受けたようなリアクションをする。
生徒に好かれたい気持ちは分かるけど、誤解のあるような言い方はやめて欲しい。
「.……それなら、今からでも好きになってもらおうかな?」
と言って、恋人繋ぎのように僕の手に指を絡めてきた。
真人以外の人に触れられ、思わず体がビクッとなる。
五条先生は前から距離感が近いなとは思っていたけど、こんな風にからかわれると僕も困る。
「…….帰りたくなってきたかも」
「えー!こんなグッドルッキングガイを前にもったいないよ?」
相変わらずな態度の五条先生に苦笑しつつ。
春休みの間の訓練成果など、色々話していたら車はあっという間に高専へと着いた。