晴れと猫
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渋谷での計画を聞いた後____
すぐ帰るのも高専に怪しまれるから、僕は陀艮の領域に少し留まることにした。
「渋谷かぁ……上手く行けばいいけど」
「紫苑、君には対五条 悟戦での主戦力になってほしい。
……勝てる自信はあるかい?」
僕もパラソルの下で涼んでいると夏油が話しかけてくる。
五条 悟に勝てるかと聞かれても、今の段階で勝てる可能性は無いに等しく思えた。
計画に支障が出ることは避けたいから正直に答える。
「漏瑚との戦いを見て思ったけど。正直言って……全然勝てる気がしないや」
「……そうか。まぁ、焦ることはない。君はまだ成長途中なんだから。
でも、紫苑には別の方法もあるよ____」
そう言って夏油は僕を自分の腕の中にすっぽりと収めた。
何をしているのか戸惑っていれば耳元に口を寄せてくる。
そして、甘い声で囁いてきて____
「恋に落としてしまえばいい。
見た感じ、五条 悟は君に気があるようだし……紫苑から誘ったらきっとのってくるよ」
「ひゃ、ぁ……っ!?げ、夏油……!何するの……」
そのまま僕の耳にキスをしてきた。
急な刺激に上擦った声が出れば、夏油は満足そうにニッコリと微笑む。
だけど、僕たちの隣で本を読んでいた真人も一部始終を見ていて__
「……夏油?なに俺の紫苑に手を出してんの??」
「ヤダなぁ、男の誘い方を教えてあげようと思っただけだよ。嫉妬深い男は嫌われるよ?」
二人が険悪な雰囲気になったからするりと夏油の腕から抜け出す。
ため息をつきながら浜辺を歩けば、足先で何かを蹴ってしまった。
「おいっ……!!よく見て歩け、儂を蹴るな!」
「あっ、ゴメン漏瑚……」
足に当たったのは漏瑚の頭で。
僕は謝りながら急いでそれを拾う。
そのまま不満そうな漏瑚を見ていると、あることを思いつき__
「ねぇ、漏瑚。試したいことがあるんだけど……いい?」
「……何だ?」
「大丈夫。おかしなことはしないって約束するから」
警戒する漏瑚に僕は"輪廻再生"をかけてみる。
"再生"は僕の術式反転だ。
発動するには呪霊に致命的なダメージを与える正の力を使用する。
人を治したりするには正の力が必要なんだけど、対象によって負の力か正の力か自動で使い分けている。
現に、叢雲を呼ぶ時は負の力の方で顕現してるし。
その要領で"再生"を漏瑚にかければ、みるみるうちに漏瑚の体が再生されていき____
「おぉ……!?これは……紫苑の力なのか?」
「うん。漏瑚の呪力を再生させてみたんだけど。上手くいったみたい」
光に包まれると漏瑚の体はほぼ完治していた。
ご丁寧にちゃんと服まで再生させられている。
それに気づいた真人と夏油は喧嘩をやめ、僕たちに近づいてきた。
「あれ、漏瑚治しちゃったの?ボールにちょうどよかったのに〜」
「サッカーとかいいよね」
「__ゴールキーパーは任せてください!」
「なっ……!?巫山戯たことを抜かしおって……貴様ら儂に近づくなー!!」
身の危険を感じたのか、漏瑚は僕の影にぴょいと隠れた。
まぁ、漏瑚の方が体が大きいから全然隠れられてないんだけど。
険悪な雰囲気だった真人と夏油もイタズラする時は結束する。
花御も悪ノリしだすし、じゅじゅさんぽなノリに漏瑚も苦労しているなと思った。
__________
すぐ帰るのも高専に怪しまれるから、僕は陀艮の領域に少し留まることにした。
「渋谷かぁ……上手く行けばいいけど」
「紫苑、君には対五条 悟戦での主戦力になってほしい。
……勝てる自信はあるかい?」
僕もパラソルの下で涼んでいると夏油が話しかけてくる。
五条 悟に勝てるかと聞かれても、今の段階で勝てる可能性は無いに等しく思えた。
計画に支障が出ることは避けたいから正直に答える。
「漏瑚との戦いを見て思ったけど。正直言って……全然勝てる気がしないや」
「……そうか。まぁ、焦ることはない。君はまだ成長途中なんだから。
でも、紫苑には別の方法もあるよ____」
そう言って夏油は僕を自分の腕の中にすっぽりと収めた。
何をしているのか戸惑っていれば耳元に口を寄せてくる。
そして、甘い声で囁いてきて____
「恋に落としてしまえばいい。
見た感じ、五条 悟は君に気があるようだし……紫苑から誘ったらきっとのってくるよ」
「ひゃ、ぁ……っ!?げ、夏油……!何するの……」
そのまま僕の耳にキスをしてきた。
急な刺激に上擦った声が出れば、夏油は満足そうにニッコリと微笑む。
だけど、僕たちの隣で本を読んでいた真人も一部始終を見ていて__
「……夏油?なに俺の紫苑に手を出してんの??」
「ヤダなぁ、男の誘い方を教えてあげようと思っただけだよ。嫉妬深い男は嫌われるよ?」
二人が険悪な雰囲気になったからするりと夏油の腕から抜け出す。
ため息をつきながら浜辺を歩けば、足先で何かを蹴ってしまった。
「おいっ……!!よく見て歩け、儂を蹴るな!」
「あっ、ゴメン漏瑚……」
足に当たったのは漏瑚の頭で。
僕は謝りながら急いでそれを拾う。
そのまま不満そうな漏瑚を見ていると、あることを思いつき__
「ねぇ、漏瑚。試したいことがあるんだけど……いい?」
「……何だ?」
「大丈夫。おかしなことはしないって約束するから」
警戒する漏瑚に僕は"輪廻再生"をかけてみる。
"再生"は僕の術式反転だ。
発動するには呪霊に致命的なダメージを与える正の力を使用する。
人を治したりするには正の力が必要なんだけど、対象によって負の力か正の力か自動で使い分けている。
現に、叢雲を呼ぶ時は負の力の方で顕現してるし。
その要領で"再生"を漏瑚にかければ、みるみるうちに漏瑚の体が再生されていき____
「おぉ……!?これは……紫苑の力なのか?」
「うん。漏瑚の呪力を再生させてみたんだけど。上手くいったみたい」
光に包まれると漏瑚の体はほぼ完治していた。
ご丁寧にちゃんと服まで再生させられている。
それに気づいた真人と夏油は喧嘩をやめ、僕たちに近づいてきた。
「あれ、漏瑚治しちゃったの?ボールにちょうどよかったのに〜」
「サッカーとかいいよね」
「__ゴールキーパーは任せてください!」
「なっ……!?巫山戯たことを抜かしおって……貴様ら儂に近づくなー!!」
身の危険を感じたのか、漏瑚は僕の影にぴょいと隠れた。
まぁ、漏瑚の方が体が大きいから全然隠れられてないんだけど。
険悪な雰囲気だった真人と夏油もイタズラする時は結束する。
花御も悪ノリしだすし、じゅじゅさんぽなノリに漏瑚も苦労しているなと思った。
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