晴れと猫
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「さて、誰に言われてここに来た」
そう言って五条先生は乱暴に漏瑚の頭を地面に転がすと、その長い足で踏みつけた。
漏瑚は話すつもりがないのか押し黙る。
そんな漏瑚の様子を見て、先生は更に踏みつける力を強くした。
「僕を殺すと何かいいことがあるのかな?早く言えよ、祓うぞ?言っても祓うけど」
ゴロゴロと転がされる漏瑚を見ていれば思いっきり目が合った。
この後、助けが来るはずだけど……万が一の為に僕は五条先生の背中に狙いを定める。
____今、五条 悟と戦っても負ける確率の方が高い。でも、仲間を見捨てたくない。
そんな僕の思惑も知らずに、悠仁が興奮した様子で話しかけてきた。
「さっきの領域展開ってやつ、紫苑も使えんだろ?すげぇじゃん……!今度俺にも見せてくれよ!」
「……機会があったらね?それにしても、五条先生の領域は綺麗だったなぁ」
「えへへ、紫苑にそう言ってもらえるなんて光栄だよ。
なぁ、火山頭?紫苑はお前のより僕の領域の方が好きだってさ〜」
「うるさいっ!!煽るな貴様らァ!!」
煽られたことより負けた方がかなり悔しいのか、漏瑚はグギギと歯を噛みしめる。
呪霊だから頭だけになっても喋れはするようで。
でも、これ以上のダメージを負えばいくら漏瑚といえど死んでしまうかもしれない。
そんな調子で悪ノリした五条先生が煽っていると。
僕たちの目の前に突如、太い植物が生えてきて__
「お花だー……」
「花……?って、ことは……」
突然、広がった花畑に僕達は注意を削がれる。
術式の効果なのか思わずほっこりしてしまい意識が緩んだ。
その一瞬の隙をついて悠仁の足首に木の根が絡みつき__
そして、どこからか現れた花御が漏瑚の頭を掻っ攫っていった。
「げっ……!?
先生!俺は大丈夫だからソイツ追って……ゴメン嘘!!ヘルプー!!」
「悠仁ッ……!!」
五条先生が木の根っぽい怪物に襲われる悠仁に視線を移せば。
僕の足首にもスルスルと木の根のようなものが絡みついてきて__
「____へっ!?」
「なっ!?しまった……!!紫苑ッ____!!」
いつの間にか僕の足首にも絡みついていた木の根に、勢いよく空中へぶん投げられた。
かなりの速度で飛ばされたけど、飛ばされた先で誰かに掴まれ抱きかかえられた。
「__漏瑚の頭、持っていてください」
「落とすなよ」
「えっ、花御……!?何で僕まで……?」
花御は僕を抱きかかえると漏瑚の頭を手渡してくる。
僕は花御から漏瑚の頭を受け取り、落とさないよう大事に抱えた。
困惑する僕をよそに、はるか後方では五条先生と悠仁の僕を呼ぶ声が聞こえていた。
__________
そう言って五条先生は乱暴に漏瑚の頭を地面に転がすと、その長い足で踏みつけた。
漏瑚は話すつもりがないのか押し黙る。
そんな漏瑚の様子を見て、先生は更に踏みつける力を強くした。
「僕を殺すと何かいいことがあるのかな?早く言えよ、祓うぞ?言っても祓うけど」
ゴロゴロと転がされる漏瑚を見ていれば思いっきり目が合った。
この後、助けが来るはずだけど……万が一の為に僕は五条先生の背中に狙いを定める。
____今、五条 悟と戦っても負ける確率の方が高い。でも、仲間を見捨てたくない。
そんな僕の思惑も知らずに、悠仁が興奮した様子で話しかけてきた。
「さっきの領域展開ってやつ、紫苑も使えんだろ?すげぇじゃん……!今度俺にも見せてくれよ!」
「……機会があったらね?それにしても、五条先生の領域は綺麗だったなぁ」
「えへへ、紫苑にそう言ってもらえるなんて光栄だよ。
なぁ、火山頭?紫苑はお前のより僕の領域の方が好きだってさ〜」
「うるさいっ!!煽るな貴様らァ!!」
煽られたことより負けた方がかなり悔しいのか、漏瑚はグギギと歯を噛みしめる。
呪霊だから頭だけになっても喋れはするようで。
でも、これ以上のダメージを負えばいくら漏瑚といえど死んでしまうかもしれない。
そんな調子で悪ノリした五条先生が煽っていると。
僕たちの目の前に突如、太い植物が生えてきて__
「お花だー……」
「花……?って、ことは……」
突然、広がった花畑に僕達は注意を削がれる。
術式の効果なのか思わずほっこりしてしまい意識が緩んだ。
その一瞬の隙をついて悠仁の足首に木の根が絡みつき__
そして、どこからか現れた花御が漏瑚の頭を掻っ攫っていった。
「げっ……!?
先生!俺は大丈夫だからソイツ追って……ゴメン嘘!!ヘルプー!!」
「悠仁ッ……!!」
五条先生が木の根っぽい怪物に襲われる悠仁に視線を移せば。
僕の足首にもスルスルと木の根のようなものが絡みついてきて__
「____へっ!?」
「なっ!?しまった……!!紫苑ッ____!!」
いつの間にか僕の足首にも絡みついていた木の根に、勢いよく空中へぶん投げられた。
かなりの速度で飛ばされたけど、飛ばされた先で誰かに掴まれ抱きかかえられた。
「__漏瑚の頭、持っていてください」
「落とすなよ」
「えっ、花御……!?何で僕まで……?」
花御は僕を抱きかかえると漏瑚の頭を手渡してくる。
僕は花御から漏瑚の頭を受け取り、落とさないよう大事に抱えた。
困惑する僕をよそに、はるか後方では五条先生と悠仁の僕を呼ぶ声が聞こえていた。
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