晴れと猫
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「____で、夏油は"八岐大蛇 "っていう特級呪霊を呼び出したんだ。
凄く大きな呪霊だったんだけど、僕はそれを必殺技で……」
「必殺技!?何それカッケェー!!」
悠仁は少年のようにキラキラと瞳を輝かせ僕の話を聞いていた。
たまに呪骸に殴られたりしているけど、それでも夢中になって耳を傾けてくれている。
続きを急かすように促されれば。
「そんでどうなったの……!?」
「ただいまー……って、ちょっと二人とも!修行はどうしたの!」
「あ!すみません……僕が高専に来た時の話をしていたら、思いのほか盛り上がっちゃって……」
映画そっちのけで話してたら、ちょうど五条先生も帰ってきた。
修行を疎かにしていたんじゃないかと咎められるけど、悠仁は僕の話を聞きながらもちゃんと呪骸に呪力を流し続けていた。
もちろん、僕もウサギの呪骸に呪力を流すことを忘れていない。
「でも、紫苑の話も面白かったし実質修行じゃね?」
「そう?楽しんでくれたみたいで良かった。続きはまた今度話すね」
「……ま、いっか!悠仁の呪力制御も意外と上手くいっているみたいだし。
____出かけるよ、紫苑、悠仁」
急に出かけると言われ僕と悠仁は顔を見合せる。
いったいどこに連れていくつもりなのかと問えば__
「呪術戦の頂点____"領域展開"について、教えてあげる」
__________
深い森に囲まれた静かな湖____
両脇に悠仁と僕を抱えた五条先生がそっと湖面に降り立つ。
湖面には静かな水紋が広がっていった。
でも、広がっていった水紋は何かにぶつかって消えてしまう。
「____ッ!!ソイツらは……!」
「待った?
見学の虎杖 悠仁君と、特級呪術師の猫宮 紫苑君でーす!」
「富士山!?頭富士山……!!」
「あはは……」
聞き馴染みのある声に前方を見てみれば。
そこには五条先生との戦闘で既にボロボロの漏瑚がいた。
悠仁は『頭富士山!』と騒いでいるけど、漏瑚は今の悠仁からしたらかなり格上の特級呪霊だ。
それこそ、少年院で悠仁たちを襲ったやつとは比べ物にならないくらいの。
漏瑚はというと、僕を見て一瞬驚いた顔をしたけどすぐにシラを切る。
「なんだ、そのガキ共は。盾か?」
「違うよ。今この子達に色々教えてる最中でね。ま、君は気にせず戦ってよ」
「足手まといを連れてくるとは愚かだな……」
漏瑚は僕に何か言いたげな視線を送ってくるけど、僕は見守ることしか出来ない。
先生は煽るように『アハハ』と笑いながら手を振り__
「大丈夫でしょ。だって、君____弱いもん」
その瞬間____
怒りで漏瑚の頭の火山が噴火した。
耳栓も抜け、『ポーッ』という蒸気機関のような甲高い音も辺りに響き渡る。
ビリビリと空気を震わせる殺気に悠仁は震えているようで。
漏瑚は会う度に怒っていたけど、本気の怒りに僕も少し怖くなる。
「二人とも、大丈夫。僕から離れないでね」
僕たちが怖がっているのに気づいたのか、五条先生に頭を撫でられた。
それでも、最強の五条 悟が側にいるとはいえ不安は拭えない。
そんな僕の不安を察知してか先生は僕に向かって微笑んでみせた。
漏瑚はというと、両手で印を結び____
「舐めるなよ小童がぁ!!そのニヤケ面ごと飲み込んでくれるわ……!!
領域展開!!____" 蓋棺鉄囲山 "!」
__________
凄く大きな呪霊だったんだけど、僕はそれを必殺技で……」
「必殺技!?何それカッケェー!!」
悠仁は少年のようにキラキラと瞳を輝かせ僕の話を聞いていた。
たまに呪骸に殴られたりしているけど、それでも夢中になって耳を傾けてくれている。
続きを急かすように促されれば。
「そんでどうなったの……!?」
「ただいまー……って、ちょっと二人とも!修行はどうしたの!」
「あ!すみません……僕が高専に来た時の話をしていたら、思いのほか盛り上がっちゃって……」
映画そっちのけで話してたら、ちょうど五条先生も帰ってきた。
修行を疎かにしていたんじゃないかと咎められるけど、悠仁は僕の話を聞きながらもちゃんと呪骸に呪力を流し続けていた。
もちろん、僕もウサギの呪骸に呪力を流すことを忘れていない。
「でも、紫苑の話も面白かったし実質修行じゃね?」
「そう?楽しんでくれたみたいで良かった。続きはまた今度話すね」
「……ま、いっか!悠仁の呪力制御も意外と上手くいっているみたいだし。
____出かけるよ、紫苑、悠仁」
急に出かけると言われ僕と悠仁は顔を見合せる。
いったいどこに連れていくつもりなのかと問えば__
「呪術戦の頂点____"領域展開"について、教えてあげる」
__________
深い森に囲まれた静かな湖____
両脇に悠仁と僕を抱えた五条先生がそっと湖面に降り立つ。
湖面には静かな水紋が広がっていった。
でも、広がっていった水紋は何かにぶつかって消えてしまう。
「____ッ!!ソイツらは……!」
「待った?
見学の虎杖 悠仁君と、特級呪術師の猫宮 紫苑君でーす!」
「富士山!?頭富士山……!!」
「あはは……」
聞き馴染みのある声に前方を見てみれば。
そこには五条先生との戦闘で既にボロボロの漏瑚がいた。
悠仁は『頭富士山!』と騒いでいるけど、漏瑚は今の悠仁からしたらかなり格上の特級呪霊だ。
それこそ、少年院で悠仁たちを襲ったやつとは比べ物にならないくらいの。
漏瑚はというと、僕を見て一瞬驚いた顔をしたけどすぐにシラを切る。
「なんだ、そのガキ共は。盾か?」
「違うよ。今この子達に色々教えてる最中でね。ま、君は気にせず戦ってよ」
「足手まといを連れてくるとは愚かだな……」
漏瑚は僕に何か言いたげな視線を送ってくるけど、僕は見守ることしか出来ない。
先生は煽るように『アハハ』と笑いながら手を振り__
「大丈夫でしょ。だって、君____弱いもん」
その瞬間____
怒りで漏瑚の頭の火山が噴火した。
耳栓も抜け、『ポーッ』という蒸気機関のような甲高い音も辺りに響き渡る。
ビリビリと空気を震わせる殺気に悠仁は震えているようで。
漏瑚は会う度に怒っていたけど、本気の怒りに僕も少し怖くなる。
「二人とも、大丈夫。僕から離れないでね」
僕たちが怖がっているのに気づいたのか、五条先生に頭を撫でられた。
それでも、最強の五条 悟が側にいるとはいえ不安は拭えない。
そんな僕の不安を察知してか先生は僕に向かって微笑んでみせた。
漏瑚はというと、両手で印を結び____
「舐めるなよ小童がぁ!!そのニヤケ面ごと飲み込んでくれるわ……!!
領域展開!!____"
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