晴れと猫
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朝、カーテンを薄く照らす朝日で目が覚める。
いつの間にか宿儺の生得領域から出られたみたいで、目を開けたらそこは自室のベッドだった。
何やら腰に違和感を感じつつ。
早く起きようと布団を捲ってみれば____
「むにゃ……」
「えっ、悠仁……?どうして僕のベッドに?」
何故か悠仁も僕のベッドで寝ていた。
すやすや眠る寝顔があどけなくて、この主人公はまだたったの十五歳なんだと思い知る。
まぁ、僕も16歳なんだけど。
僕には前世の記憶もあるから、そこら辺の高校生より大人びているはず。
隣で悠仁が寝ていて混乱したけど、腰に抱きつく悠仁を起こそうと声をかけた。
「悠仁、起きてよ」
「ん……?____紫苑っ!?なんで俺の部屋に?」
「ここは僕の部屋だよ。……宿儺が連れてきたのかな」
目覚めはいい方らしく、悠仁はすぐに飛び起きた。
僕の部屋のベッドに入ってると気づくや否や顔を真っ赤にしている。
「あ、……!ご、ゴメン……!俺、すぐに出てくから!!」
悠仁は赤面したまま、ベッドから転がり落ちるようにして僕の部屋から出ていった。
別に怒ってないしそんなに慌てて出て行かなくてもいいのに。
主人公との初めての朝がこんなのでいいのかな……。
__________
原宿駅前____
平日だというのに駅前は人でごった返していた。
これでも人が少ない方なんだから、東京の街には多くの人が住んでるんだなと実感する。
僕たち一年三人はそのまま五条先生との待ち合わせ場所に向かった。
「……なぁ、お前らよそよそしくないか?」
「えっと……」
「そ、そんなことないよなぁ……?紫苑」
悠仁は今朝のことをまだ気にしてるみたいで、どこかそわそわしていた。
アイスを口に頬張りながら僕たちから目を逸らしている。
今朝のことはどうせ宿儺が何かしたんだろうし、僕は何とも思ってないから悠仁をフォローするつもりで話しかけた。
「悠仁、朝のことは本当に気にしなくていいよ。きっと夜中に寝ぼけて部屋を間違えちゃったんだよ」
「ん?でも俺、昨日寝たあと部屋を出た記憶はないけど……」
「虎杖お前……何したんだ?」
恵が悠仁を訝しむような目で見る。
そんな風に睨まれて悠仁は更に焦っているようだった。
僕の話に適当に合わせておけばいいのに、素直な性格のせいで問い詰められている。
そんな空気の中、五条先生の声も聞こえてきて____
「おまたせー!おっ、悠仁の制服間に合ったんだね!」
「先生いいところに……!
おうっ、ピッタシ!でも伏黒と紫苑の制服とは微妙に違ぇんだな」
そう言って悠仁は五条先生に制服を見せつけている。
恵は問い詰めることを諦めたらしく、悠仁から離れた。
「制服は希望があれば色々いじって貰えるからね」
「え、俺そんな希望出してないけど??」
「そりゃ僕が勝手にカスタム頼んだもん」
悠仁の服は僕と同じく五条先生のカスタムらしい。
悠仁の制服には赤いパーカー部分が付いているし、僕の制服には襟周りと袖口に金の刺繍が入っている。
呪術高専に通う生徒たちの制服はそれぞれデザインが違っているからお洒落なんだよね。
「僕の制服も先生が勝手にオーダーしちゃったんだよね……」
「そうなの?紫苑の雰囲気にピッタシだから全然気づかなかったな」
「ふっふーん♪僕からしたら紫苑に似合うものは全部お見通しなのさ」
「気をつけろ。五条先生こういうところあるぞ」
五条先生について恵がそう補足する。
僕も自分のカスタム希望を出す前に先生が勝手にオーダーしちゃったからな。
まぁ、気に入っているからいいけど。
欲を言えば……飼い猫とのお揃い要素を入れたかったかも。
『猫耳とか、片方の肩を出したり……』なんて考えていれば、急に先生が悠仁に顔を近づけた。
「ところで、悠仁……どうして君から紫苑の匂いがするのかな?」
五条先生はすんすんと悠仁の匂いを確認すると、にっこりと笑顔で圧をかける。
目隠しをしていてもあふれ出る威圧感に悠仁は涙目になった。
「ひぇっ……ご、ゴメンなさい!!今日の朝、紫苑と一緒に寝ちゃいましたぁ!」
「はぁ!?」
「悠仁……手を出すの早すぎない?さすがの先生も引くよ……」
「いや、誤解ですって!」
圧に耐えられなかった悠仁のせいで何故か僕まで問いつめられた。
恵は予想してなかった答えに大きな声で聞き返しているし。
友達同士なんだし、一緒に寝たくらいで皆んな大袈裟すぎる。
五条先生に関しては何を想像してるんだろう。
少し誤解はあったけど、そんな風に騒ぎながら僕たちは原宿の通りを歩いて四人目の生徒を迎えに行った。
__________
いつの間にか宿儺の生得領域から出られたみたいで、目を開けたらそこは自室のベッドだった。
何やら腰に違和感を感じつつ。
早く起きようと布団を捲ってみれば____
「むにゃ……」
「えっ、悠仁……?どうして僕のベッドに?」
何故か悠仁も僕のベッドで寝ていた。
すやすや眠る寝顔があどけなくて、この主人公はまだたったの十五歳なんだと思い知る。
まぁ、僕も16歳なんだけど。
僕には前世の記憶もあるから、そこら辺の高校生より大人びているはず。
隣で悠仁が寝ていて混乱したけど、腰に抱きつく悠仁を起こそうと声をかけた。
「悠仁、起きてよ」
「ん……?____紫苑っ!?なんで俺の部屋に?」
「ここは僕の部屋だよ。……宿儺が連れてきたのかな」
目覚めはいい方らしく、悠仁はすぐに飛び起きた。
僕の部屋のベッドに入ってると気づくや否や顔を真っ赤にしている。
「あ、……!ご、ゴメン……!俺、すぐに出てくから!!」
悠仁は赤面したまま、ベッドから転がり落ちるようにして僕の部屋から出ていった。
別に怒ってないしそんなに慌てて出て行かなくてもいいのに。
主人公との初めての朝がこんなのでいいのかな……。
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原宿駅前____
平日だというのに駅前は人でごった返していた。
これでも人が少ない方なんだから、東京の街には多くの人が住んでるんだなと実感する。
僕たち一年三人はそのまま五条先生との待ち合わせ場所に向かった。
「……なぁ、お前らよそよそしくないか?」
「えっと……」
「そ、そんなことないよなぁ……?紫苑」
悠仁は今朝のことをまだ気にしてるみたいで、どこかそわそわしていた。
アイスを口に頬張りながら僕たちから目を逸らしている。
今朝のことはどうせ宿儺が何かしたんだろうし、僕は何とも思ってないから悠仁をフォローするつもりで話しかけた。
「悠仁、朝のことは本当に気にしなくていいよ。きっと夜中に寝ぼけて部屋を間違えちゃったんだよ」
「ん?でも俺、昨日寝たあと部屋を出た記憶はないけど……」
「虎杖お前……何したんだ?」
恵が悠仁を訝しむような目で見る。
そんな風に睨まれて悠仁は更に焦っているようだった。
僕の話に適当に合わせておけばいいのに、素直な性格のせいで問い詰められている。
そんな空気の中、五条先生の声も聞こえてきて____
「おまたせー!おっ、悠仁の制服間に合ったんだね!」
「先生いいところに……!
おうっ、ピッタシ!でも伏黒と紫苑の制服とは微妙に違ぇんだな」
そう言って悠仁は五条先生に制服を見せつけている。
恵は問い詰めることを諦めたらしく、悠仁から離れた。
「制服は希望があれば色々いじって貰えるからね」
「え、俺そんな希望出してないけど??」
「そりゃ僕が勝手にカスタム頼んだもん」
悠仁の服は僕と同じく五条先生のカスタムらしい。
悠仁の制服には赤いパーカー部分が付いているし、僕の制服には襟周りと袖口に金の刺繍が入っている。
呪術高専に通う生徒たちの制服はそれぞれデザインが違っているからお洒落なんだよね。
「僕の制服も先生が勝手にオーダーしちゃったんだよね……」
「そうなの?紫苑の雰囲気にピッタシだから全然気づかなかったな」
「ふっふーん♪僕からしたら紫苑に似合うものは全部お見通しなのさ」
「気をつけろ。五条先生こういうところあるぞ」
五条先生について恵がそう補足する。
僕も自分のカスタム希望を出す前に先生が勝手にオーダーしちゃったからな。
まぁ、気に入っているからいいけど。
欲を言えば……飼い猫とのお揃い要素を入れたかったかも。
『猫耳とか、片方の肩を出したり……』なんて考えていれば、急に先生が悠仁に顔を近づけた。
「ところで、悠仁……どうして君から紫苑の匂いがするのかな?」
五条先生はすんすんと悠仁の匂いを確認すると、にっこりと笑顔で圧をかける。
目隠しをしていてもあふれ出る威圧感に悠仁は涙目になった。
「ひぇっ……ご、ゴメンなさい!!今日の朝、紫苑と一緒に寝ちゃいましたぁ!」
「はぁ!?」
「悠仁……手を出すの早すぎない?さすがの先生も引くよ……」
「いや、誤解ですって!」
圧に耐えられなかった悠仁のせいで何故か僕まで問いつめられた。
恵は予想してなかった答えに大きな声で聞き返しているし。
友達同士なんだし、一緒に寝たくらいで皆んな大袈裟すぎる。
五条先生に関しては何を想像してるんだろう。
少し誤解はあったけど、そんな風に騒ぎながら僕たちは原宿の通りを歩いて四人目の生徒を迎えに行った。
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