晴れと猫
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「んっ……い、イヤ……!」
「ククッ……嫌と言うわりには俺の指で感じているな。もっと素直になったらどうだ?」
服をめくられ、『ツ____』と宿儺の指が僕の薄い腹を撫でた。
愛撫というにはいささか緩い刺激。
だけど、真人との行為を思い出させるソレは僕にとっては耐え難いもので。
「……"輪廻崩壊 "ッ……!!」
「っ____!ケヒッ、やっと本気を出したか」
"崩壊"の術式で体をまさぐっていた宿儺の腕を消し飛ばした。
自動防御は重傷になる攻撃のみを消滅させる設定にしていたから、宿儺の前戯には発動しなかったらしい。
宿儺は反射的に後ろに飛び退くとすぐに腕を再生させた。
「体に触れて気づいたが、お前…………呪霊と契っているだろう?隠していても腹の奥にそいつの匂いが染み込んでいるぞ」
「………」
宿儺が退いたことで僕も立ち上がる。
少し触られただけで真人との行為を指摘され思わず眉をひそめた。
すると宿儺はなおも楽しそうに聞いてくる。
「大方、呪霊に無理やり襲われたことがあるんだろう?
自ら呪霊と交わろうとする輩はなかなか居ないからな。それに……それもごく最近の話だろう?」
「………そうだよ」
「ククッ、やはりな」
「だけど、貴方が考えているものとは全然違うよ」
「……何?」
僕の回答に初めて宿儺の顔から笑みが消えた。
どういう意味か考えているんだろうけど、すぐにどういう意味なのか、答えを教えてあげた。
「僕には恋人がいる。それも呪霊のね、その子とはちゃんと両思いだよ」
真人との関係を指摘されるけど、これで僕に興味を失ってくれたらと正直に答える。
宿儺は僕の答えを聞くと顔に手を当て____
「ケヒヒッ……傑作だなぁ!!まさか、お前"も"呪いと恋仲などとのたまうとは……!呪術師が聞いて呆れるわ!」
牙を剥き出しにしながら笑い始めた。
確かに、呪術師が呪いと恋に落ちたなんて、皆んなに知られたら不味いことになるだろうけど。
宿儺はひとしきり笑い終えたあと再度僕に近づいてきた。
「なんだ、無理やり襲われたわけではないのか。フム、それなら____」
そう言うと考えるような素振りを見せ、まっすぐにこちらを見つめてきた。
「俺と付き合え、紫苑」
「…………え?」
真剣な表情でありえない提案をしてきた。
__________
「やはり、直に愛でるに限るな」
「あまり変なところは触らないでね。そういう約束なんだから」
僕は今、骨の山の頂きでで宿儺の膝の上に抱きかかえられている。
あの後、宿儺の申し出を断れば。
『呪霊との関係を五条に話すぞ?』と脅してきたから仕方なく言うことを聞いていた。
一応、僕からも無理やり触ったり、襲ったりはしないでと条件を出したけど。
呪いの王は満足そうに僕の体を撫でさする。
「……なぁ、紫苑。先の応えだが考え直してはどうだ?
望むなら、呪いの王としての力をお前の為に使ってやってもいいのだぞ?」
宿儺はそう囁きながら僕の首元に口を寄せてきて、するりと首筋をなぞる。
「それは、……断るって言った」
「チッ、どこの呪霊か知らんがこの俺を差し置くとは……。そんなにそいつが良かったのか?」
真人達はそのうち宿儺解放を目的にするから、あまり宿儺の怒りを真人に向けたくないんだけど。
僕としては例え宿儺に迫られても真人以外を受け入れるつもりは無い。
「まぁちい。心より先に肉体の方を堕とせば早い。
____ククッ、お前は実に愛いな……その時には存分に可愛がってやろう」
耳元で囁かれながらその夜はずっと宿儺の領域に閉じ込められていた。
__________
「ククッ……嫌と言うわりには俺の指で感じているな。もっと素直になったらどうだ?」
服をめくられ、『ツ____』と宿儺の指が僕の薄い腹を撫でた。
愛撫というにはいささか緩い刺激。
だけど、真人との行為を思い出させるソレは僕にとっては耐え難いもので。
「……"
「っ____!ケヒッ、やっと本気を出したか」
"崩壊"の術式で体をまさぐっていた宿儺の腕を消し飛ばした。
自動防御は重傷になる攻撃のみを消滅させる設定にしていたから、宿儺の前戯には発動しなかったらしい。
宿儺は反射的に後ろに飛び退くとすぐに腕を再生させた。
「体に触れて気づいたが、お前…………呪霊と契っているだろう?隠していても腹の奥にそいつの匂いが染み込んでいるぞ」
「………」
宿儺が退いたことで僕も立ち上がる。
少し触られただけで真人との行為を指摘され思わず眉をひそめた。
すると宿儺はなおも楽しそうに聞いてくる。
「大方、呪霊に無理やり襲われたことがあるんだろう?
自ら呪霊と交わろうとする輩はなかなか居ないからな。それに……それもごく最近の話だろう?」
「………そうだよ」
「ククッ、やはりな」
「だけど、貴方が考えているものとは全然違うよ」
「……何?」
僕の回答に初めて宿儺の顔から笑みが消えた。
どういう意味か考えているんだろうけど、すぐにどういう意味なのか、答えを教えてあげた。
「僕には恋人がいる。それも呪霊のね、その子とはちゃんと両思いだよ」
真人との関係を指摘されるけど、これで僕に興味を失ってくれたらと正直に答える。
宿儺は僕の答えを聞くと顔に手を当て____
「ケヒヒッ……傑作だなぁ!!まさか、お前"も"呪いと恋仲などとのたまうとは……!呪術師が聞いて呆れるわ!」
牙を剥き出しにしながら笑い始めた。
確かに、呪術師が呪いと恋に落ちたなんて、皆んなに知られたら不味いことになるだろうけど。
宿儺はひとしきり笑い終えたあと再度僕に近づいてきた。
「なんだ、無理やり襲われたわけではないのか。フム、それなら____」
そう言うと考えるような素振りを見せ、まっすぐにこちらを見つめてきた。
「俺と付き合え、紫苑」
「…………え?」
真剣な表情でありえない提案をしてきた。
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「やはり、直に愛でるに限るな」
「あまり変なところは触らないでね。そういう約束なんだから」
僕は今、骨の山の頂きでで宿儺の膝の上に抱きかかえられている。
あの後、宿儺の申し出を断れば。
『呪霊との関係を五条に話すぞ?』と脅してきたから仕方なく言うことを聞いていた。
一応、僕からも無理やり触ったり、襲ったりはしないでと条件を出したけど。
呪いの王は満足そうに僕の体を撫でさする。
「……なぁ、紫苑。先の応えだが考え直してはどうだ?
望むなら、呪いの王としての力をお前の為に使ってやってもいいのだぞ?」
宿儺はそう囁きながら僕の首元に口を寄せてきて、するりと首筋をなぞる。
「それは、……断るって言った」
「チッ、どこの呪霊か知らんがこの俺を差し置くとは……。そんなにそいつが良かったのか?」
真人達はそのうち宿儺解放を目的にするから、あまり宿儺の怒りを真人に向けたくないんだけど。
僕としては例え宿儺に迫られても真人以外を受け入れるつもりは無い。
「まぁちい。心より先に肉体の方を堕とせば早い。
____ククッ、お前は実に愛いな……その時には存分に可愛がってやろう」
耳元で囁かれながらその夜はずっと宿儺の領域に閉じ込められていた。
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