晴れと猫
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悠仁が高専に来た日の夜____
もうそろそろ寝ようかと毛布をめくってベッドに入った。
今日やっと作中の主人公である虎杖 悠仁に会えたわけだけど、普通に良い子っぽいからこれから仲良くやっていけそう。
恵と合わせて一年は三人になったし、明日は四人目を迎えに行くからそれも楽しみだな。
まぁ、誰が来るのかはもう分かりきっているけど。
そんなことを考えていると、すぐにうとうとしてきた。
悠仁と別れた後、さっきまで五条先生と特訓をしていたせいで時計の針はもうすぐ十二の数字を指し示すところだ。
先生の指導は厳しく、教えてもらった"技"を習得出来るまで何回も練習されられたから、もう身体の方も疲れ切っている。
遅い時間になったからか目を閉じればすぐに睡魔が襲ってきた。
僕はそのまま深い眠りへと落ちていった____
「____ん、ここは……?」
ふと目を開ければ。
自室のベッドで寝ていたはずなのに、見渡せば一面に血の池が広がる不気味な空間にいた。
体を起こして足元を見てみれば、そこは動物の骨らしきもので埋め尽くされており、それもあってこの空間がより一層恐ろしくなってくる。
怖いものが苦手な僕からしたら悪夢でしかない。
「悪夢でも見ているのかも……。もう一回寝たら現実で目が覚めるかな」
「____おい」
と、再度目を閉じようとしたところで、骨が大量に積まれた山の頂上から声が降ってきた。
そのドスの効いた声に僕は上を見あげる。
そして、骨の山の頂きに足を組みながら尊大に座る"呪いの王"を見つけた。
「す、宿儺ッ……!?」
「やっと寝たか。おい!お前……名はなんという」
「……僕は猫宮 紫苑だけど、いったい僕になんの用……?」
「ククッ、そう身構えるな……猫宮 紫苑。少しお前と話がしたくて俺の領域に呼んでやっただけだ」
不敵な笑みを浮かべ骨の山から僕を見下ろす呪いの王。
その威圧感に背中を冷や汗が流れる。
でも僕はなるべく平静を装って返事をした。
僕としてはさっさとこの悪夢から覚めたいわけだけど、宿儺の機嫌を損ねたら何されるかんかったもんじゃないし。
ここは大人しく話を聞くことにしよう。
「話って……?」
「この俺にタメ語とは……まぁいい。それより____」
宿儺の四つ目が僕をもう一度見つめたその瞬間____
どこからともなく不可視の斬撃が僕に向かって飛んでくる。
「……っ、!?今のは……」
通常なら避けることさえ不可能なんだろうけど。
僕の術式"輪廻崩壊"が自動で発動し、僕に届く前に宿儺の斬撃を消滅させた。
その様子を見て宿儺は興味が湧いたとでも言うように口角を上げる。
「ほぅ……やはり防いでみせるか。どうやらあの獣の子孫で間違いないようだな」
「__っ!急に何を……!」
五条先生との特訓がなければ"崩壊"による自動防御が間に合わず、この場で切り刻まれていたかもしれない。
さすがにいきなり攻撃されてイラついたから宿儺を睨みつけた。
だけど、宿儺は僕の睨みなど意に返さないとでもいうように話を続ける。
「そう喚くな。お前の先祖とは因縁がある。今日ここで決着をつけようと思ったが、」
骨の山からひらりと飛び降りると宿儺は僕の目の前までやって来る。
そして、僕の顔をまじまじと見つめ____
「こうして見ると……ふむ。なかなかに愛らしいではないか」
「……へっ?」
宿儺は手を伸ばし僕の唇を指でなぞる。
僕が予想外の行動と台詞に固まってしまっていれば、宿儺はそのまま僕のあごに指をかけた。
そして、触れるだけの口付けをしてきた。
「お前の血肉も美味だったが……。血肉を喰らうより、お前はこちらの方が美味いな?紫苑」
一瞬何をされたか分からなかったけど僕はすぐに宿儺の手を振り払う。
「ッ____!僕に触らないで……!」
「抵抗するか。よいよい、そちらの方が愉しめる。無理やり屈服させるのも一興だからな」
「うぁっ……!」
宿儺から逃げようと抵抗すれば軽く肩を押され、地面に押さえつけられてしまう。
宿儺は倒れ込んだ僕に馬乗りになり愉しげに見下ろしてきた。
「ほれ、もっといい声で啼いてみせろ____」
__________
もうそろそろ寝ようかと毛布をめくってベッドに入った。
今日やっと作中の主人公である虎杖 悠仁に会えたわけだけど、普通に良い子っぽいからこれから仲良くやっていけそう。
恵と合わせて一年は三人になったし、明日は四人目を迎えに行くからそれも楽しみだな。
まぁ、誰が来るのかはもう分かりきっているけど。
そんなことを考えていると、すぐにうとうとしてきた。
悠仁と別れた後、さっきまで五条先生と特訓をしていたせいで時計の針はもうすぐ十二の数字を指し示すところだ。
先生の指導は厳しく、教えてもらった"技"を習得出来るまで何回も練習されられたから、もう身体の方も疲れ切っている。
遅い時間になったからか目を閉じればすぐに睡魔が襲ってきた。
僕はそのまま深い眠りへと落ちていった____
「____ん、ここは……?」
ふと目を開ければ。
自室のベッドで寝ていたはずなのに、見渡せば一面に血の池が広がる不気味な空間にいた。
体を起こして足元を見てみれば、そこは動物の骨らしきもので埋め尽くされており、それもあってこの空間がより一層恐ろしくなってくる。
怖いものが苦手な僕からしたら悪夢でしかない。
「悪夢でも見ているのかも……。もう一回寝たら現実で目が覚めるかな」
「____おい」
と、再度目を閉じようとしたところで、骨が大量に積まれた山の頂上から声が降ってきた。
そのドスの効いた声に僕は上を見あげる。
そして、骨の山の頂きに足を組みながら尊大に座る"呪いの王"を見つけた。
「す、宿儺ッ……!?」
「やっと寝たか。おい!お前……名はなんという」
「……僕は猫宮 紫苑だけど、いったい僕になんの用……?」
「ククッ、そう身構えるな……猫宮 紫苑。少しお前と話がしたくて俺の領域に呼んでやっただけだ」
不敵な笑みを浮かべ骨の山から僕を見下ろす呪いの王。
その威圧感に背中を冷や汗が流れる。
でも僕はなるべく平静を装って返事をした。
僕としてはさっさとこの悪夢から覚めたいわけだけど、宿儺の機嫌を損ねたら何されるかんかったもんじゃないし。
ここは大人しく話を聞くことにしよう。
「話って……?」
「この俺にタメ語とは……まぁいい。それより____」
宿儺の四つ目が僕をもう一度見つめたその瞬間____
どこからともなく不可視の斬撃が僕に向かって飛んでくる。
「……っ、!?今のは……」
通常なら避けることさえ不可能なんだろうけど。
僕の術式"輪廻崩壊"が自動で発動し、僕に届く前に宿儺の斬撃を消滅させた。
その様子を見て宿儺は興味が湧いたとでも言うように口角を上げる。
「ほぅ……やはり防いでみせるか。どうやらあの獣の子孫で間違いないようだな」
「__っ!急に何を……!」
五条先生との特訓がなければ"崩壊"による自動防御が間に合わず、この場で切り刻まれていたかもしれない。
さすがにいきなり攻撃されてイラついたから宿儺を睨みつけた。
だけど、宿儺は僕の睨みなど意に返さないとでもいうように話を続ける。
「そう喚くな。お前の先祖とは因縁がある。今日ここで決着をつけようと思ったが、」
骨の山からひらりと飛び降りると宿儺は僕の目の前までやって来る。
そして、僕の顔をまじまじと見つめ____
「こうして見ると……ふむ。なかなかに愛らしいではないか」
「……へっ?」
宿儺は手を伸ばし僕の唇を指でなぞる。
僕が予想外の行動と台詞に固まってしまっていれば、宿儺はそのまま僕のあごに指をかけた。
そして、触れるだけの口付けをしてきた。
「お前の血肉も美味だったが……。血肉を喰らうより、お前はこちらの方が美味いな?紫苑」
一瞬何をされたか分からなかったけど僕はすぐに宿儺の手を振り払う。
「ッ____!僕に触らないで……!」
「抵抗するか。よいよい、そちらの方が愉しめる。無理やり屈服させるのも一興だからな」
「うぁっ……!」
宿儺から逃げようと抵抗すれば軽く肩を押され、地面に押さえつけられてしまう。
宿儺は倒れ込んだ僕に馬乗りになり愉しげに見下ろしてきた。
「ほれ、もっといい声で啼いてみせろ____」
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