晴れと猫
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水族館からの帰り道____
久しぶりに会えた順平と話こんでしまい、思ったよりも真人を待たせてしまった。
その後も他の場所に行ったりしたけど。
真人はいつも通りの態度で順平のことなど気にしていないようだった。
そして、既に暗くなってしまった帰り道を二人で歩く。
「紫苑は高専にも友達がいるの?」
「うん。今のクラスメイトは一人しかいないけどね……そのうち増えるかも」
「ふーん?……ねぇ、紫苑。デートの最後にさ、見せたいものがあるんだ」
真人とのデートももう終わりか、なんて考えてしまう。
自宅のマンション近くまで来ると真人は急に立ち止まった。
そして____背中から天使のように大きな白い翼を生やしてみせる。
真人が翼を広げると辺りに白い羽根が舞った。
「__っ!この羽根って……」
月明かりに照らされた翼は淡く輝いていて、そのあまりの美しさに思わず言葉を失った。
真人はというと、そんな僕の様子に微笑み。
「それじゃ、俺にしっかり掴まっててね____!」
「えっ!?急に何を……って、うわっ……!?」
真人は軽々と僕を姫抱きにすると、翼を広げて夜空へと舞い上がった。
急に飛び立ったから僕は落ちないようぎゅっとしがみつく。
風を感じながらそのまま目を瞑っていれば、声をかけられ____
「紫苑、もう目を開けても大丈夫だよ」
「____わぁ……!」
恐る恐る目を開ければ。
眼下には、東京の夜景がキラキラと煌めいていた。
その輝きはひとつひとつが宝石のようで、地平線の向こうまで続いている。
「……すごく高い所だけど、宝石箱みたいで綺麗だね……!見せたいものってこれ?」
「夏油にデートの終わりには夜景を見たらいいって言われたからさ。
それと、____」
夜景に見惚れていれば、ふいに唇にキスされる。
「キスするのも、このタイミングがいいって」
「……!……もぅ。びっくりして落ちるかと思ったよ」
「あはっ、絶対に君を離したりしないから大丈夫だよ♪」
そうイタズラっぽく笑うので、『仕返し』と言ってこちらからもキスを返せば。
真人は一瞬驚いた顔をしたあと少し頬を赤く染める。
そして、もう堪えきれないというように僕の耳を食んできた。
「……煽ったのはそっちだからね?」
そう耳元で囁くと、夜景もそこそこに地上へと急降下を始めた。
久しぶりに会えた順平と話こんでしまい、思ったよりも真人を待たせてしまった。
その後も他の場所に行ったりしたけど。
真人はいつも通りの態度で順平のことなど気にしていないようだった。
そして、既に暗くなってしまった帰り道を二人で歩く。
「紫苑は高専にも友達がいるの?」
「うん。今のクラスメイトは一人しかいないけどね……そのうち増えるかも」
「ふーん?……ねぇ、紫苑。デートの最後にさ、見せたいものがあるんだ」
真人とのデートももう終わりか、なんて考えてしまう。
自宅のマンション近くまで来ると真人は急に立ち止まった。
そして____背中から天使のように大きな白い翼を生やしてみせる。
真人が翼を広げると辺りに白い羽根が舞った。
「__っ!この羽根って……」
月明かりに照らされた翼は淡く輝いていて、そのあまりの美しさに思わず言葉を失った。
真人はというと、そんな僕の様子に微笑み。
「それじゃ、俺にしっかり掴まっててね____!」
「えっ!?急に何を……って、うわっ……!?」
真人は軽々と僕を姫抱きにすると、翼を広げて夜空へと舞い上がった。
急に飛び立ったから僕は落ちないようぎゅっとしがみつく。
風を感じながらそのまま目を瞑っていれば、声をかけられ____
「紫苑、もう目を開けても大丈夫だよ」
「____わぁ……!」
恐る恐る目を開ければ。
眼下には、東京の夜景がキラキラと煌めいていた。
その輝きはひとつひとつが宝石のようで、地平線の向こうまで続いている。
「……すごく高い所だけど、宝石箱みたいで綺麗だね……!見せたいものってこれ?」
「夏油にデートの終わりには夜景を見たらいいって言われたからさ。
それと、____」
夜景に見惚れていれば、ふいに唇にキスされる。
「キスするのも、このタイミングがいいって」
「……!……もぅ。びっくりして落ちるかと思ったよ」
「あはっ、絶対に君を離したりしないから大丈夫だよ♪」
そうイタズラっぽく笑うので、『仕返し』と言ってこちらからもキスを返せば。
真人は一瞬驚いた顔をしたあと少し頬を赤く染める。
そして、もう堪えきれないというように僕の耳を食んできた。
「……煽ったのはそっちだからね?」
そう耳元で囁くと、夜景もそこそこに地上へと急降下を始めた。