雨と猫
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
テーブルの上に並べられた二人分の白い皿、その上には少し焦げたホットケーキが乗っていた。
焦げていてもきっと蜂蜜やメープルシロップをかければ美味しいはず。
最後の仕上げとしてそっと生クリームの上にさくらんぼを乗せた。
「……ごめん、ホットケーキ少し焦げちゃった」
「俺の分も作ってくれたんだ?いいよ、そんなの全然気にしないから」
「あれ?そういえば真人って……呪霊ってご飯とか食べるの?」
作ってから気づいたけど呪霊には必要なかったかもしれない。
人間みたいに食事が必須というわけではなさそうだし、お腹が空いたりはしないのかな。
真人は目の前に置かれたフォークを手に取った。
「本来は人間の食べ物なんて必要ないけどね。せっかく作ってくれたんだし食べるよ……うん、ふわふわしてて甘い!」
「そっかぁ。ふふ、良かった」
「!へぇ、その顔もいいじゃん」
とりあえず不味いとは言われなかったからほっと胸を撫で下ろした。
ホットケーキを頬張る真人を見つめていれば思わず笑みがこぼれる。
真人は僕の微笑を少しの間見つめてきたけど、照れ隠しのようにホットケーキへ再度フォークを突き刺す。
僕も少し焦げたホットケーキを口に運んだ。
真人の言う通り、蜂蜜のかかったホットケーキはふわふわで甘い味がした。
__________
今日は土曜で学校も休みの日だ。
特に他の予定もないから、とりあえず今日一日は家で真人を観察することにした。
これから一緒に暮らすのだから、呪霊とどういう風に過ごせばいいかを今のうちに探っておかないと。
「午前中は高校の課題をやるから邪魔しないでね」
「えー?俺もうテレビ飽きたんだけど……あ!じゃあさ、これならどう?」
そう言って真人は昨日拾った水色の毛並みの猫になってみせる。
再び現れた癒しの存在に僕は思わず、真人だということを忘れて猫を抱き上げていた。
「猫ちゃんだ……!可愛い〜」
「ははっ、課題なんか諦めちゃえ♪」
気がついたらふわふわな猫となった真人を撫で回していた。
真人は嫌な顔一つせず、それどころか僕の胸に顔を擦り付けてきていた。
でも猫の姿で話しかけられたことに驚いて、思わず撫でる手が止まる。
「声帯だけ人間のものにしたんだよ」
「そんな器用なことも出来るんだ?真人って凄いね……!」
「ふふん、まぁね!そういうわけだから、もっと撫でてもいいよ」
褒められて嬉しいのかドヤ顔をした猫が見える。
撫でる手をとめれば不満そうに口を尖らせたたから再度、猫となった真人を撫で始めた。
「ねぇ、僕の膝貸すからここで大人しくしててくれない?」
「それならいいよ。君の体温は心地いいからさ」
個人的な欲望が入り混じった提案をしたら、真人はぴょいと僕の膝の上に飛び乗ってくる。
そこからは膝の上で喉を鳴らす猫のおかげで課題も早く進んだ。
__________
猫を膝に乗せ数時間____
「ん〜、やっと終わったぁ」
「お疲れ様〜!これでやっと俺と遊べるね」
「真人のおかげだよ。いつもより捗った気がするし」
真人は閉じていた目をパチッと開け僕を見上げる。
課題をこなしている間、意外と邪魔もすることなく大人しくしていた。
そして、僕の膝の上に乗ったまま急に元の姿に戻ってみせる。
「うわっ……!?ちょっと、急に戻らないでよ。まだ撫でていたかったのに」
「えー?お利口に待ってた猫に対して酷いなぁ」
「猫って言っても猫耳と尻尾しかないじゃん」
「あはっ。でも、この姿も好きだろ?紫苑ってば分かりやすいんだから」
猫耳と尻尾は生やしたままで甘えられる。
真人を抱きかかえる体勢なので顔が近い。
『近くで見ると綺麗な瞳もよく見えるな』なんて、思う僕を真人は妖しげな笑みで見下ろしていて。
ツギハギだらけでも、長いまつ毛に縁どられた青と灰のオッドアイはとても綺麗だった。
それはまるで、雨の時の空模様のようで。
ずっと見つめられていると何だか心を見透かされているようで、思わず顔を背けてしまう。
「ダメだよ、俺から目を離しちゃ……」
「あの、僕をからかっても面白くないよ?……ぁっ!?」
真人と目を合わせないようにしていたら、突然耳を舐められた。
ネコ科特有のザラザラした舌の刺激に情けない声が出てしまう。
「ま、まひとっ……!ほんとにそれ、ヤバいからっ……!」
「あはっ、やっぱりこの反応いいねぇ♪
こういうの嗜虐心っていうのかな、今なら獲物を無意味にいたぶる獣の気持ちが分かるよ」
涙目で訴えるも余計に煽ってしまったらしい。
今度は耳の中まで舐られたり、軽い甘噛みまでしてくる。
力の入らない腕で押し返すけど分厚い胸板はビクともしなかった。
真人はそんなか弱い抵抗さえ楽しむかのように舌なめずりをしてみせる。
「っ……それ以上は……や、やめて」
「ん〜どうしよっかな〜?他に面白いことがあればやめたげる」
そうしてやっと耳から離れてくれた。
期待に満ちた瞳で見つめてくる真人を涙目で見つめ返す。
上気した息を整えながら、幼い呪霊の興味を引きそうなものを一生懸命考えた。
「ねぇ、真人……もっと楽しいことしない?」
「君をいじめる以上に楽しいことなんてあるのかな?でもいいよ、次はどんなこと教えてくれる?」
真人の耳元にそっと囁く。
品定めされる様な視線に震えながらだったけど、真人をとある遊戯に誘った。
焦げていてもきっと蜂蜜やメープルシロップをかければ美味しいはず。
最後の仕上げとしてそっと生クリームの上にさくらんぼを乗せた。
「……ごめん、ホットケーキ少し焦げちゃった」
「俺の分も作ってくれたんだ?いいよ、そんなの全然気にしないから」
「あれ?そういえば真人って……呪霊ってご飯とか食べるの?」
作ってから気づいたけど呪霊には必要なかったかもしれない。
人間みたいに食事が必須というわけではなさそうだし、お腹が空いたりはしないのかな。
真人は目の前に置かれたフォークを手に取った。
「本来は人間の食べ物なんて必要ないけどね。せっかく作ってくれたんだし食べるよ……うん、ふわふわしてて甘い!」
「そっかぁ。ふふ、良かった」
「!へぇ、その顔もいいじゃん」
とりあえず不味いとは言われなかったからほっと胸を撫で下ろした。
ホットケーキを頬張る真人を見つめていれば思わず笑みがこぼれる。
真人は僕の微笑を少しの間見つめてきたけど、照れ隠しのようにホットケーキへ再度フォークを突き刺す。
僕も少し焦げたホットケーキを口に運んだ。
真人の言う通り、蜂蜜のかかったホットケーキはふわふわで甘い味がした。
__________
今日は土曜で学校も休みの日だ。
特に他の予定もないから、とりあえず今日一日は家で真人を観察することにした。
これから一緒に暮らすのだから、呪霊とどういう風に過ごせばいいかを今のうちに探っておかないと。
「午前中は高校の課題をやるから邪魔しないでね」
「えー?俺もうテレビ飽きたんだけど……あ!じゃあさ、これならどう?」
そう言って真人は昨日拾った水色の毛並みの猫になってみせる。
再び現れた癒しの存在に僕は思わず、真人だということを忘れて猫を抱き上げていた。
「猫ちゃんだ……!可愛い〜」
「ははっ、課題なんか諦めちゃえ♪」
気がついたらふわふわな猫となった真人を撫で回していた。
真人は嫌な顔一つせず、それどころか僕の胸に顔を擦り付けてきていた。
でも猫の姿で話しかけられたことに驚いて、思わず撫でる手が止まる。
「声帯だけ人間のものにしたんだよ」
「そんな器用なことも出来るんだ?真人って凄いね……!」
「ふふん、まぁね!そういうわけだから、もっと撫でてもいいよ」
褒められて嬉しいのかドヤ顔をした猫が見える。
撫でる手をとめれば不満そうに口を尖らせたたから再度、猫となった真人を撫で始めた。
「ねぇ、僕の膝貸すからここで大人しくしててくれない?」
「それならいいよ。君の体温は心地いいからさ」
個人的な欲望が入り混じった提案をしたら、真人はぴょいと僕の膝の上に飛び乗ってくる。
そこからは膝の上で喉を鳴らす猫のおかげで課題も早く進んだ。
__________
猫を膝に乗せ数時間____
「ん〜、やっと終わったぁ」
「お疲れ様〜!これでやっと俺と遊べるね」
「真人のおかげだよ。いつもより捗った気がするし」
真人は閉じていた目をパチッと開け僕を見上げる。
課題をこなしている間、意外と邪魔もすることなく大人しくしていた。
そして、僕の膝の上に乗ったまま急に元の姿に戻ってみせる。
「うわっ……!?ちょっと、急に戻らないでよ。まだ撫でていたかったのに」
「えー?お利口に待ってた猫に対して酷いなぁ」
「猫って言っても猫耳と尻尾しかないじゃん」
「あはっ。でも、この姿も好きだろ?紫苑ってば分かりやすいんだから」
猫耳と尻尾は生やしたままで甘えられる。
真人を抱きかかえる体勢なので顔が近い。
『近くで見ると綺麗な瞳もよく見えるな』なんて、思う僕を真人は妖しげな笑みで見下ろしていて。
ツギハギだらけでも、長いまつ毛に縁どられた青と灰のオッドアイはとても綺麗だった。
それはまるで、雨の時の空模様のようで。
ずっと見つめられていると何だか心を見透かされているようで、思わず顔を背けてしまう。
「ダメだよ、俺から目を離しちゃ……」
「あの、僕をからかっても面白くないよ?……ぁっ!?」
真人と目を合わせないようにしていたら、突然耳を舐められた。
ネコ科特有のザラザラした舌の刺激に情けない声が出てしまう。
「ま、まひとっ……!ほんとにそれ、ヤバいからっ……!」
「あはっ、やっぱりこの反応いいねぇ♪
こういうの嗜虐心っていうのかな、今なら獲物を無意味にいたぶる獣の気持ちが分かるよ」
涙目で訴えるも余計に煽ってしまったらしい。
今度は耳の中まで舐られたり、軽い甘噛みまでしてくる。
力の入らない腕で押し返すけど分厚い胸板はビクともしなかった。
真人はそんなか弱い抵抗さえ楽しむかのように舌なめずりをしてみせる。
「っ……それ以上は……や、やめて」
「ん〜どうしよっかな〜?他に面白いことがあればやめたげる」
そうしてやっと耳から離れてくれた。
期待に満ちた瞳で見つめてくる真人を涙目で見つめ返す。
上気した息を整えながら、幼い呪霊の興味を引きそうなものを一生懸命考えた。
「ねぇ、真人……もっと楽しいことしない?」
「君をいじめる以上に楽しいことなんてあるのかな?でもいいよ、次はどんなこと教えてくれる?」
真人の耳元にそっと囁く。
品定めされる様な視線に震えながらだったけど、真人をとある遊戯に誘った。
