雨と猫
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目の前に置かれた白い皿、その上には少し焦げたホットケーキが乗っていた。
焦げていてもきっと蜂蜜やメープルシロップをかければ美味しいはず。
「……ごめん、ホットケーキ少し焦げちゃった」
「俺の分も作ってくれたんだ?いいよ、そんなの全然気にしないから」
「あれ?そういえば真人って……呪霊ってご飯とか食べるの?」
作ってから気づいたけど呪霊には必要なかったかもしれない。
人間みたいに食事が必須というわけではなさそうだし、お腹が空いたりするのかな。
「本来は人間の食べ物なんて必要ないけどね。
せっかく作ってくれたんだから食べるよ……うん、ふわふわしてて甘い!」
「そっか……良かった」
とりあえず不味いとは言われなかったからほっと胸を撫で下ろした。
ホットケーキを頬張る真人を微笑ましく思いつつ、僕も少し焦げたホットケーキを口に運ぶ。
真人の言う通り、蜂蜜のかかったホットケーキはふわふわで甘い味がした。
__________
今日は土曜で学校も休みの日だ。
特に他の予定もないから、とりあえず今日一日は家で真人を観察することにした。
これから一緒に暮らすのだから、呪霊とどういう風に過ごせばいいかを今のうちに探っておかないと。
「午前中は高校の課題をやるから邪魔しないでね」
「えー?俺もうテレビ飽きたんだけど……あ!じゃあさ、これならどう?」
そう言って真人は昨日の水色の毛並みの猫になってみせる。
再び現れた癒しの存在に僕は思わず、真人だということも忘れて猫を抱き上げていた。
「猫だぁ……!」
「ははっ、課題なんか諦めちゃえ♪」
気がついたらふわふわな猫となった真人を撫で回していた。
猫の姿でも喋れたことに驚いて、思わず撫でる手が止まる。
「声帯だけ人間のものにしたんだ」
「そんな器用なことも出来るんだ?真人って凄いね……!」
「ふふん、まぁね!」
褒められて嬉しいのかドヤ顔をした猫が見える。
「……僕の膝貸すから大人しくしててくれない?」
「それならいいよ。君の体温は心地いいからさ」
欲望が入り混じった提案をしたら、真人はぴょいと僕の膝の上に飛び乗ってきた。
そこからは膝の上で喉を鳴らす猫のおかげで課題も早く進んだ。
__________
猫を膝に乗せ数時間____
「ん〜、やっと終わったぁ」
「お疲れ様〜!これで俺と遊べるね」
「真人のおかげだよ。いつもより捗った気がするし」
真人は閉じていた目をパチッと開け僕を見上げる。
意外と邪魔もすることなく大人しくしていた。
そして、僕の膝の上に乗ったまま急に元の姿に戻ってみせた。
「うわっ……!?ちょっと、急に戻らないでよ」
「えー?お利口に待ってた猫に対して酷いなぁ」
「猫って言っても猫耳と尻尾しかないじゃん」
「あはっ。でも、この姿も好きだろ?」
猫耳と尻尾は生やしたままで甘えてくる。
真人を抱きかかえる体勢なので顔が近い。
『近くで見ると綺麗な瞳もよく見えるな』なんて、思う僕を真人は妖しげな笑みで見下ろしていて。
ツギハギだらけだけど、長いまつ毛に縁どられた青と灰のオッドアイはとても綺麗だった。
それはまるで、雨の時の空模様のようで。
ずっと見つめられていると何だか心を見透かされているようで、思わず顔を背けてしまう。
「ダメだよ、俺から目を離しちゃ……」
「あの、僕をからかっても面白くないよ?……ぁっ!?」
真人と目を合わせないようにしていたら、突然耳を舐められた。
ネコ科特有のザラザラした舌の刺激に情けない声が出てしまう。
「ま、まひとっ……!ほんとにそれ、ヤバいからっ……!」
「あはっ、やっぱりこの反応いいねぇ♪
こういうの嗜虐心っていうのかな、獲物を無意味にいたぶる獣の気持ちが分かるよ」
涙目で訴えるも余計に煽ってしまったらしく、今度は甘噛みまでしてくる。
力の入らない腕で押し返すけど分厚い胸板はビクともしない。
真人はそんなか弱い抵抗さえ楽しむかのように舌なめずりをしてみせた。
「あっ……それ以上は……や、ヤダって!」
「ん〜どうしよっかな〜?他に面白いことがあればやめたげる」
そうしてやっと耳から離れてくれた。
期待に満ちた瞳で見つめてくる真人を涙目で見つめ返す。
上気した息を整えながら、幼い呪霊の興味を引きそうなものを一生懸命考えた。
「ねぇ、真人……もっと楽しいことしない?」
「ん、いいよ。紫苑は俺にどんなことを教えてくれるのかな?」
品定めされる様な視線に震えながら僕は耳元でそう囁き、真人をとある遊戯に誘った。
__________
焦げていてもきっと蜂蜜やメープルシロップをかければ美味しいはず。
「……ごめん、ホットケーキ少し焦げちゃった」
「俺の分も作ってくれたんだ?いいよ、そんなの全然気にしないから」
「あれ?そういえば真人って……呪霊ってご飯とか食べるの?」
作ってから気づいたけど呪霊には必要なかったかもしれない。
人間みたいに食事が必須というわけではなさそうだし、お腹が空いたりするのかな。
「本来は人間の食べ物なんて必要ないけどね。
せっかく作ってくれたんだから食べるよ……うん、ふわふわしてて甘い!」
「そっか……良かった」
とりあえず不味いとは言われなかったからほっと胸を撫で下ろした。
ホットケーキを頬張る真人を微笑ましく思いつつ、僕も少し焦げたホットケーキを口に運ぶ。
真人の言う通り、蜂蜜のかかったホットケーキはふわふわで甘い味がした。
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今日は土曜で学校も休みの日だ。
特に他の予定もないから、とりあえず今日一日は家で真人を観察することにした。
これから一緒に暮らすのだから、呪霊とどういう風に過ごせばいいかを今のうちに探っておかないと。
「午前中は高校の課題をやるから邪魔しないでね」
「えー?俺もうテレビ飽きたんだけど……あ!じゃあさ、これならどう?」
そう言って真人は昨日の水色の毛並みの猫になってみせる。
再び現れた癒しの存在に僕は思わず、真人だということも忘れて猫を抱き上げていた。
「猫だぁ……!」
「ははっ、課題なんか諦めちゃえ♪」
気がついたらふわふわな猫となった真人を撫で回していた。
猫の姿でも喋れたことに驚いて、思わず撫でる手が止まる。
「声帯だけ人間のものにしたんだ」
「そんな器用なことも出来るんだ?真人って凄いね……!」
「ふふん、まぁね!」
褒められて嬉しいのかドヤ顔をした猫が見える。
「……僕の膝貸すから大人しくしててくれない?」
「それならいいよ。君の体温は心地いいからさ」
欲望が入り混じった提案をしたら、真人はぴょいと僕の膝の上に飛び乗ってきた。
そこからは膝の上で喉を鳴らす猫のおかげで課題も早く進んだ。
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猫を膝に乗せ数時間____
「ん〜、やっと終わったぁ」
「お疲れ様〜!これで俺と遊べるね」
「真人のおかげだよ。いつもより捗った気がするし」
真人は閉じていた目をパチッと開け僕を見上げる。
意外と邪魔もすることなく大人しくしていた。
そして、僕の膝の上に乗ったまま急に元の姿に戻ってみせた。
「うわっ……!?ちょっと、急に戻らないでよ」
「えー?お利口に待ってた猫に対して酷いなぁ」
「猫って言っても猫耳と尻尾しかないじゃん」
「あはっ。でも、この姿も好きだろ?」
猫耳と尻尾は生やしたままで甘えてくる。
真人を抱きかかえる体勢なので顔が近い。
『近くで見ると綺麗な瞳もよく見えるな』なんて、思う僕を真人は妖しげな笑みで見下ろしていて。
ツギハギだらけだけど、長いまつ毛に縁どられた青と灰のオッドアイはとても綺麗だった。
それはまるで、雨の時の空模様のようで。
ずっと見つめられていると何だか心を見透かされているようで、思わず顔を背けてしまう。
「ダメだよ、俺から目を離しちゃ……」
「あの、僕をからかっても面白くないよ?……ぁっ!?」
真人と目を合わせないようにしていたら、突然耳を舐められた。
ネコ科特有のザラザラした舌の刺激に情けない声が出てしまう。
「ま、まひとっ……!ほんとにそれ、ヤバいからっ……!」
「あはっ、やっぱりこの反応いいねぇ♪
こういうの嗜虐心っていうのかな、獲物を無意味にいたぶる獣の気持ちが分かるよ」
涙目で訴えるも余計に煽ってしまったらしく、今度は甘噛みまでしてくる。
力の入らない腕で押し返すけど分厚い胸板はビクともしない。
真人はそんなか弱い抵抗さえ楽しむかのように舌なめずりをしてみせた。
「あっ……それ以上は……や、ヤダって!」
「ん〜どうしよっかな〜?他に面白いことがあればやめたげる」
そうしてやっと耳から離れてくれた。
期待に満ちた瞳で見つめてくる真人を涙目で見つめ返す。
上気した息を整えながら、幼い呪霊の興味を引きそうなものを一生懸命考えた。
「ねぇ、真人……もっと楽しいことしない?」
「ん、いいよ。紫苑は俺にどんなことを教えてくれるのかな?」
品定めされる様な視線に震えながら僕は耳元でそう囁き、真人をとある遊戯に誘った。
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