雨と猫
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【真人 side】
少年が『ただいま』と声をかけながらどこかの部屋に入る。
バッグの中からだと何も見えなかったが、どうやらここは都心にほど近いマンションの一室らしい。
玄関先で出してもらい少年の家へと降り立った。
「(見た感じ……他に人間はいなさそうだな。
こんな広い家に一人きり?普通、人間は家族同士で生活するんじゃないのか?)」
室内の空気を嗅ぎながら他の人間の気配を探れば他に獲物がおらずガッカリするも。
そんなに悪くないと思い始める。
それどころか、少年と二人きりなことに不思議と心が踊った。
「(一応、家族はいるみたいだな。父親と母親が二人。両親は何らかの事情でいないのか)」
リビングに移動したら戸棚の上に飾られた家族写真を見つけた。
そこには笑顔で映る家族三人の写真が飾られており、何となく家族構成を推測する。
両親はいないみたいだし、これなら邪魔が入ることなくゆっくりといたぶってやれる。
どんな風に殺してやろうかと考えていれば後ろから足音が近づいてきた。
「呪霊に餌が必要なのか分からないけど……とりあえず、置いておくから。
お腹が空いたらちゃんと食べるんだよ」
キッチンにいた少年が猫用の餌を運んできたらしい。
だけど、そんなもの必要ない俺は餌の皿を無視して手に擦り寄った。
「にゃーお、ゴロゴロ……」
「ふふ、ひげが当たってくすぐったいよ。
……餌はいらないのかな?それなら、先にお風呂に入ろうか」
少年はそんな俺を抱き上げて別の部屋へと向かう。
ついた先は洗濯機やタオルなどが綺麗に並べられた場所で、微かに水の気配もする。
ここはいわゆる風呂に入るところなんだと分かった。
そして、少年は俺がいるにも関わらず目の前で制服を脱ぎ始めた。
「(よく見たらこの人間……意外といい体してるな)」
何故か制服を脱ぐ少年の動作が俺の目にはいやに艶めかしく映った。
また魂が揺れ動き胸がドキドキしてくる。
そして、最後に肌着を脱げば制服の下に隠されていた裸体があらわになった。
透けるような白い肌に華奢だけど均整の取れた筋肉。
胸の上にはピンクの突起が控えめに存在を主張しており、見る者を誘う色香を放つ。
腰も細いわりには肉付きがよく、思わず掴んで押し倒したくなるほどだった。
その柔肌に爪を立てたらどんな反応をするかな。
首筋を噛んでやったら泣いて嫌がるかな?
きっと、君の真っ白な肌には真っ赤な血の色がうっとりするほど映えるんだろうね。
嗜虐心を煽られた俺がまじまじと観察していると、急に少年は顔を赤くして腰をタオルで隠してしまった。
「(なんで猫相手に恥ずかしがるんだよ!もっと見たかったのに……。
今すぐ元の姿に戻って襲ってやってもいいけど、これはこれでいいな)」
少年の裸体をお預けにされた俺はモンモンとした感情を抱くも、優しく体を撫でられ気持ちもおさまってきた。
今なら人間たちが何故、毎日熱心に風呂に入るのかわかる気がする。
いい香りのするシャンプーで泡もこにされ、ドライヤーで丁寧に乾かされた俺は至福感を味わっていた。
人間は嫌いなのに、この少年に奉仕されるのは悪くないな。
風呂から出た後もしつこく少年へとまとわりついていれば、抱き上げられリビングへと促された。
「にゃん」
「お風呂お疲れ様。触っていい?……わぁ!すごくもふもふだ〜!」
そして、また飽きもせず俺のふわさらになった体を触り始めた。
上機嫌になった俺はごろんと寝転がり、猫にとっては弱点である腹も触らせてやる。
そんな風にしていれば、俺はいつの間にかゴロゴロと喉を鳴らし少年の手を歓迎していた。
「(俺もすっかり猫に慣れてきたなぁ〜。こいつの撫でる手が心地いいせいかもしれないけど)」
しばらくじゃれ合った後、もう寝る時間だと寝室へ向かった。
少年に寝室の扉を開けてもらい先に寝心地の良さそうなベッドに飛び乗る。
「一緒に寝たいの?いいけど、僕に潰されないようにね。おやすみなさい」
「にゃぅ……」
毛布の中に入り込むと、そこは少年の甘い不思議な香りで満たされていた。
こんなにも惹かれるのはいったい何故なんだろうかと考える前に、俺もうとうとしてくる。
少年は自分のベッドだというのに遠慮がちに入ってきて、俺の隣で眠る。
「(あーあ、呪霊の俺の前で寝顔なんか晒しちゃって。でも、今日のところは見逃しといてあげる)」
呪いの前ですやすやと寝息を立て始めた少年に毒気を抜かれた俺はまぶたを閉じる。
明日こそどう弄んでやろうかと考えていれば俺にも急激な眠気が襲ってきた。
呪霊に睡眠なんてのは必要ないはずだけど。
俺にはまだまだ呪力の成長の余地があるんだろう、今はそのまま眠気へと身を任せた。
そうしていつの間にか俺も少年の隣で眠りについていた。
少年が『ただいま』と声をかけながらどこかの部屋に入る。
バッグの中からだと何も見えなかったが、どうやらここは都心にほど近いマンションの一室らしい。
玄関先で出してもらい少年の家へと降り立った。
「(見た感じ……他に人間はいなさそうだな。
こんな広い家に一人きり?普通、人間は家族同士で生活するんじゃないのか?)」
室内の空気を嗅ぎながら他の人間の気配を探れば他に獲物がおらずガッカリするも。
そんなに悪くないと思い始める。
それどころか、少年と二人きりなことに不思議と心が踊った。
「(一応、家族はいるみたいだな。父親と母親が二人。両親は何らかの事情でいないのか)」
リビングに移動したら戸棚の上に飾られた家族写真を見つけた。
そこには笑顔で映る家族三人の写真が飾られており、何となく家族構成を推測する。
両親はいないみたいだし、これなら邪魔が入ることなくゆっくりといたぶってやれる。
どんな風に殺してやろうかと考えていれば後ろから足音が近づいてきた。
「呪霊に餌が必要なのか分からないけど……とりあえず、置いておくから。
お腹が空いたらちゃんと食べるんだよ」
キッチンにいた少年が猫用の餌を運んできたらしい。
だけど、そんなもの必要ない俺は餌の皿を無視して手に擦り寄った。
「にゃーお、ゴロゴロ……」
「ふふ、ひげが当たってくすぐったいよ。
……餌はいらないのかな?それなら、先にお風呂に入ろうか」
少年はそんな俺を抱き上げて別の部屋へと向かう。
ついた先は洗濯機やタオルなどが綺麗に並べられた場所で、微かに水の気配もする。
ここはいわゆる風呂に入るところなんだと分かった。
そして、少年は俺がいるにも関わらず目の前で制服を脱ぎ始めた。
「(よく見たらこの人間……意外といい体してるな)」
何故か制服を脱ぐ少年の動作が俺の目にはいやに艶めかしく映った。
また魂が揺れ動き胸がドキドキしてくる。
そして、最後に肌着を脱げば制服の下に隠されていた裸体があらわになった。
透けるような白い肌に華奢だけど均整の取れた筋肉。
胸の上にはピンクの突起が控えめに存在を主張しており、見る者を誘う色香を放つ。
腰も細いわりには肉付きがよく、思わず掴んで押し倒したくなるほどだった。
その柔肌に爪を立てたらどんな反応をするかな。
首筋を噛んでやったら泣いて嫌がるかな?
きっと、君の真っ白な肌には真っ赤な血の色がうっとりするほど映えるんだろうね。
嗜虐心を煽られた俺がまじまじと観察していると、急に少年は顔を赤くして腰をタオルで隠してしまった。
「(なんで猫相手に恥ずかしがるんだよ!もっと見たかったのに……。
今すぐ元の姿に戻って襲ってやってもいいけど、これはこれでいいな)」
少年の裸体をお預けにされた俺はモンモンとした感情を抱くも、優しく体を撫でられ気持ちもおさまってきた。
今なら人間たちが何故、毎日熱心に風呂に入るのかわかる気がする。
いい香りのするシャンプーで泡もこにされ、ドライヤーで丁寧に乾かされた俺は至福感を味わっていた。
人間は嫌いなのに、この少年に奉仕されるのは悪くないな。
風呂から出た後もしつこく少年へとまとわりついていれば、抱き上げられリビングへと促された。
「にゃん」
「お風呂お疲れ様。触っていい?……わぁ!すごくもふもふだ〜!」
そして、また飽きもせず俺のふわさらになった体を触り始めた。
上機嫌になった俺はごろんと寝転がり、猫にとっては弱点である腹も触らせてやる。
そんな風にしていれば、俺はいつの間にかゴロゴロと喉を鳴らし少年の手を歓迎していた。
「(俺もすっかり猫に慣れてきたなぁ〜。こいつの撫でる手が心地いいせいかもしれないけど)」
しばらくじゃれ合った後、もう寝る時間だと寝室へ向かった。
少年に寝室の扉を開けてもらい先に寝心地の良さそうなベッドに飛び乗る。
「一緒に寝たいの?いいけど、僕に潰されないようにね。おやすみなさい」
「にゃぅ……」
毛布の中に入り込むと、そこは少年の甘い不思議な香りで満たされていた。
こんなにも惹かれるのはいったい何故なんだろうかと考える前に、俺もうとうとしてくる。
少年は自分のベッドだというのに遠慮がちに入ってきて、俺の隣で眠る。
「(あーあ、呪霊の俺の前で寝顔なんか晒しちゃって。でも、今日のところは見逃しといてあげる)」
呪いの前ですやすやと寝息を立て始めた少年に毒気を抜かれた俺はまぶたを閉じる。
明日こそどう弄んでやろうかと考えていれば俺にも急激な眠気が襲ってきた。
呪霊に睡眠なんてのは必要ないはずだけど。
俺にはまだまだ呪力の成長の余地があるんだろう、今はそのまま眠気へと身を任せた。
そうしていつの間にか俺も少年の隣で眠りについていた。
