雨と猫
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風呂から上がり、猫の毛をドライヤーで丁寧に乾かしてあげた後、僕も自分の髪も乾かす。
僕にはイギリス人の血が入っているから毛も細く、よく猫っ毛だねと言われていた。
毛先にも少し癖がついていて父の血を感じる。
「ふふ。こう見ると僕の髪の毛って本当に猫みたいにふわふわしてる」
「にゃう?」
鏡の中の自分と猫を見比べてみれば、猫っ毛と言われたことに納得した。
僕が髪を乾かしていた間、猫は僕の足元にまとわりついていたらしい。
ドライヤーの音が止んだと分かれば嬉しそうに『にゃあ』と鳴いてみせた。
パジャマにも着替えた後は2人でリビングに向かった。
「にゃん」
「触っていい?……わぁ!すごくもふもふだ〜!」
そこには最高級のもふもふが存在していた。
初めて見た時から綺麗な子だと思っていたけど、今は愛くるしいぬいぐるみみたいにふわふわしてる。
柔らかい毛を堪能していると猫はゴロンと仰向けに寝転がる。
そして、まるで触ってくれとでも言うように僕にお腹をさらけ出した。
「お腹まで触らせてくれるなんていい子だね〜」
「にゃーう、ゴロゴロ……」
しばらくじゃれ合ったあと、軽い夕食を食べてから寝室へと向かった。
猫も当然のようについてきてベッドの上に飛び乗る。
「一緒に寝たいの?いいけど、僕に潰されないようにね」
「にゃぅ……」
言葉の意味を知ってか知らずしてか、一緒に布団の中に潜り込む。
僕の隣で丸くなって心地よさそうにオッドアイの瞳を閉じる。
もう警戒心なんてのは忘れたようにくつろいでみせるけど、そんな猫にも愛しさを覚えながら僕は眠りについた。
__________
翌朝____
「う〜ん……ねこ、ちゃ……どこ……」
カーテンの隙間から射し込む朝日に目を開けられず、寝ぼけ眼で癒しのもふもふを探す。
だけど、猫を探す手のひらに感じたのは硬い筋肉のような感触。
「……え?」
予想外の感触に思わず目を開けると、隣には知らない全裸のツギハギ男が寝ていた。
混乱した僕が硬直していると、ツギハギの男のまぶたがぴくりと動く。
「ん〜……おはよう。いい朝だね〜!」
男もちょうど起きたのか、朝日より眩しい笑顔を向けられた。
知らない男が全裸で隣に寝ていた恐怖。
それよりもとんでもない事実に気づき、息することさえ忘れて目を見開いた。
「だ、だれ……ですか?」
「え〜?酷いなぁ。
昨日あんなに熱い夜を過ごしたのに、もう忘れちゃったの?」
そして僕はようやく思い出す。
目の前にいる男は一体誰なのか、無邪気に笑うこの存在はいったい何なのか。
長い水色の髪、ツギハギだらけの青白い体。
青と灰の瞳で僕を楽しげに、かつ見定めるかのように見つめる、この人の形をした呪いは。
「俺は真人、人が人を憎み恐れた腹から生まれた呪いさ。
そして、君に拾われた猫だよ」
僕にはイギリス人の血が入っているから毛も細く、よく猫っ毛だねと言われていた。
毛先にも少し癖がついていて父の血を感じる。
「ふふ。こう見ると僕の髪の毛って本当に猫みたいにふわふわしてる」
「にゃう?」
鏡の中の自分と猫を見比べてみれば、猫っ毛と言われたことに納得した。
僕が髪を乾かしていた間、猫は僕の足元にまとわりついていたらしい。
ドライヤーの音が止んだと分かれば嬉しそうに『にゃあ』と鳴いてみせた。
パジャマにも着替えた後は2人でリビングに向かった。
「にゃん」
「触っていい?……わぁ!すごくもふもふだ〜!」
そこには最高級のもふもふが存在していた。
初めて見た時から綺麗な子だと思っていたけど、今は愛くるしいぬいぐるみみたいにふわふわしてる。
柔らかい毛を堪能していると猫はゴロンと仰向けに寝転がる。
そして、まるで触ってくれとでも言うように僕にお腹をさらけ出した。
「お腹まで触らせてくれるなんていい子だね〜」
「にゃーう、ゴロゴロ……」
しばらくじゃれ合ったあと、軽い夕食を食べてから寝室へと向かった。
猫も当然のようについてきてベッドの上に飛び乗る。
「一緒に寝たいの?いいけど、僕に潰されないようにね」
「にゃぅ……」
言葉の意味を知ってか知らずしてか、一緒に布団の中に潜り込む。
僕の隣で丸くなって心地よさそうにオッドアイの瞳を閉じる。
もう警戒心なんてのは忘れたようにくつろいでみせるけど、そんな猫にも愛しさを覚えながら僕は眠りについた。
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翌朝____
「う〜ん……ねこ、ちゃ……どこ……」
カーテンの隙間から射し込む朝日に目を開けられず、寝ぼけ眼で癒しのもふもふを探す。
だけど、猫を探す手のひらに感じたのは硬い筋肉のような感触。
「……え?」
予想外の感触に思わず目を開けると、隣には知らない全裸のツギハギ男が寝ていた。
混乱した僕が硬直していると、ツギハギの男のまぶたがぴくりと動く。
「ん〜……おはよう。いい朝だね〜!」
男もちょうど起きたのか、朝日より眩しい笑顔を向けられた。
知らない男が全裸で隣に寝ていた恐怖。
それよりもとんでもない事実に気づき、息することさえ忘れて目を見開いた。
「だ、だれ……ですか?」
「え〜?酷いなぁ。
昨日あんなに熱い夜を過ごしたのに、もう忘れちゃったの?」
そして僕はようやく思い出す。
目の前にいる男は一体誰なのか、無邪気に笑うこの存在はいったい何なのか。
長い水色の髪、ツギハギだらけの青白い体。
青と灰の瞳で僕を楽しげに、かつ見定めるかのように見つめる、この人の形をした呪いは。
「俺は真人、人が人を憎み恐れた腹から生まれた呪いさ。
そして、君に拾われた猫だよ」
