雨と猫
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真人とも無事再会し日常が戻ってきた。
変わったことといえばたまに呪術高専に通ったり、あとは。
「ねぇ、今日はずっと家にいるよね?」
真人が前より甘えるようになったくらいかな?
「うん。今日は特に用事もないから、ずっと真人といるよ」
「あはっ、君にならこうやって可愛がられるのも悪くないかも♪」
夏油の襲撃以降、真人は前にもまして僕にくっつくようになった。
「あ、五条先生からの電話だ。……少し静かにしててくれる?」
「えー?」
僕の膝を枕にしていた真人が不満げな声を上げるけど、真人の唇に指を当てて『静かにしててね』と言う。
「もしもし紫苑?今いいかな?前に話してた百鬼夜行参加の返事を聞きたいんだけど……」
「……」
「五条先生、僕は参加……あっ、すみません、猫が……!
後でかけ直しますねっ!」
返事をしようとしたら真人に服の下から脇腹をまさぐられた。
電話中だというのに、くすぐったくて声が思わず声が上擦ってしまう。
「ちょっと真人、邪魔しちゃダメだよ?」
「……行かないでよ。その百鬼夜行?とやらには紫苑を襲った奴が来るんだろ?
ねぇ、その日は俺と一緒にいて?俺が側で守ってあげるから……」
注意しようと真人を見れば、上目遣いで必死に『行かないで』と訴えかけていた。
「……はぁ、分かった。五条先生には後で断りの電話入れとく」
「……!やったー!これでクリスマスも一緒にいられるね♪」
真人の押しに弱い僕はまたお願いを受け入れてしまう。
棘やパンダ、真希さん達には悪いけど、本編通り憂太だっているしきっと大丈夫だよね。
__________
迎えた百鬼夜行当日、クリスマスイブの日。
東京には厳重な交通規制がなされ、世間はいつものクリスマスの様相とは異なっていた。
一般人には何も知らされていないものの、都内には夏油の放った呪霊達が暴れ回っている。
それを止めようと全国各地から呪術師達が呼び集められていた。
「そろそろ寝ようか」
「ん、外も特に異常はなさそうだし……そうだね」
今朝からずっと窓の外を見張ってくれていた真人を連れ、寝室に行く。
二人でいつものようにベッドに入れば、真人は何か言いたそうにもじもじと尻尾を動かした。
「……あのさ、俺……紫苑を抱きたい」
唐突に、いつもと違う真剣で熱のこもった瞳で見つめられる。
「冗談じゃない、本気なんだ。紫苑のこと……俺のものにしたい」
「……いいよ。真人のこと……受け入れるよ。ほら、おいで」
日付がクリスマスへと変わったその夜。
そっと唇を触れ合わせ、僕達は体を重ねた。
__________
変わったことといえばたまに呪術高専に通ったり、あとは。
「ねぇ、今日はずっと家にいるよね?」
真人が前より甘えるようになったくらいかな?
「うん。今日は特に用事もないから、ずっと真人といるよ」
「あはっ、君にならこうやって可愛がられるのも悪くないかも♪」
夏油の襲撃以降、真人は前にもまして僕にくっつくようになった。
「あ、五条先生からの電話だ。……少し静かにしててくれる?」
「えー?」
僕の膝を枕にしていた真人が不満げな声を上げるけど、真人の唇に指を当てて『静かにしててね』と言う。
「もしもし紫苑?今いいかな?前に話してた百鬼夜行参加の返事を聞きたいんだけど……」
「……」
「五条先生、僕は参加……あっ、すみません、猫が……!
後でかけ直しますねっ!」
返事をしようとしたら真人に服の下から脇腹をまさぐられた。
電話中だというのに、くすぐったくて声が思わず声が上擦ってしまう。
「ちょっと真人、邪魔しちゃダメだよ?」
「……行かないでよ。その百鬼夜行?とやらには紫苑を襲った奴が来るんだろ?
ねぇ、その日は俺と一緒にいて?俺が側で守ってあげるから……」
注意しようと真人を見れば、上目遣いで必死に『行かないで』と訴えかけていた。
「……はぁ、分かった。五条先生には後で断りの電話入れとく」
「……!やったー!これでクリスマスも一緒にいられるね♪」
真人の押しに弱い僕はまたお願いを受け入れてしまう。
棘やパンダ、真希さん達には悪いけど、本編通り憂太だっているしきっと大丈夫だよね。
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迎えた百鬼夜行当日、クリスマスイブの日。
東京には厳重な交通規制がなされ、世間はいつものクリスマスの様相とは異なっていた。
一般人には何も知らされていないものの、都内には夏油の放った呪霊達が暴れ回っている。
それを止めようと全国各地から呪術師達が呼び集められていた。
「そろそろ寝ようか」
「ん、外も特に異常はなさそうだし……そうだね」
今朝からずっと窓の外を見張ってくれていた真人を連れ、寝室に行く。
二人でいつものようにベッドに入れば、真人は何か言いたそうにもじもじと尻尾を動かした。
「……あのさ、俺……紫苑を抱きたい」
唐突に、いつもと違う真剣で熱のこもった瞳で見つめられる。
「冗談じゃない、本気なんだ。紫苑のこと……俺のものにしたい」
「……いいよ。真人のこと……受け入れるよ。ほら、おいで」
日付がクリスマスへと変わったその夜。
そっと唇を触れ合わせ、僕達は体を重ねた。
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