雨と猫
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【真人side】
ペロリと少年の指を舐めると、鉄の匂いと血の味が口内に広がった。
俺の持つ術式____"無為転変 "で小さな傷を治してあげる。
人間の血なんて飲む趣味はないけれど、紫苑の血は不思議と甘く感じた。
それはまるで甘い蜜のようで……それから俺は紫苑の作る甘い料理が好きになった。
本来、呪霊に食事は必要ないけど嗜好品として味わう分には問題ない。
俺が甘いものを気に入ったと言えば、夕食のカレーも甘口にしていた。
そんな風に俺の意見を聞いてくれる健気な紫苑を好ましく思う。
仲良くなろうと近づけばすぐ赤くなるし、いつの間にか紫苑のことを可愛いと思うようになってきた。
____もしかして、人間も猫に対してこんな風に感じているのかな?
もっと紫苑のこと知りたいな。
__________
日曜の夜____
一緒にベッドに入れば#紫苑#はすぐ眠りに落ちた。
今日は外出したから疲れたんだろう。
思えば、俺も人間の子供のように手を引かれて喜んでいた。
すやすやと穏やかな寝息を立てる紫苑を見ていると、なんとも言えない気持ちになってくる。
無防備に寝ている姿を呪いである俺にさらし眠っているんだから。
何されても文句は言えないよね、とそっと手を伸ばしたところで首を振った。
「ははっ。壊すのは今じゃない……にしても、俺の前でよく眠れるなぁ。
そんなに油断しきっているといつか喰われちゃうよ?」
当然、紫苑からの返事はなく暇になった俺は興味本位で紫苑の魂に触れてみた。
すると、あることに気がつく。
「おかしいな……魂が二重になってる……?」
まるで、魂が薄い膜に覆われているような感覚があった。
その膜も魂のように思える。
つまり、紫苑の魂は二重になっていると判断した。
こんな魂の形は見たことがないし、どうなっているのかもう少し探ってみようと手を服の中に忍ばせた。
「この感じだと……小さな傷は治せても大幅な改造は無理だな」
まぁ、せっかく見つけた飼い主を壊すつもりはさらさらないけど。
昨日、"無為転変"で傷を治せたのはこの膜の部分の魂に触れていたからだろう。
膜に覆われた奥の魂にはなぜか触れることが出来ない。
「君って本当に俺を飽きさせないよねぇ」
「んっ……まひ、と」
「夢の中でも俺に会ってるのかな?いい夢見られるといいね」
その日は一晩中、紫苑の魂の秘密を解き明かそうと紫苑の体を触り続けていた。
たまに漏れる吐息のような声も猫耳を刺激するし暇つぶしにはちょうどいいな。
__________
ペロリと少年の指を舐めると、鉄の匂いと血の味が口内に広がった。
俺の持つ術式____"
人間の血なんて飲む趣味はないけれど、紫苑の血は不思議と甘く感じた。
それはまるで甘い蜜のようで……それから俺は紫苑の作る甘い料理が好きになった。
本来、呪霊に食事は必要ないけど嗜好品として味わう分には問題ない。
俺が甘いものを気に入ったと言えば、夕食のカレーも甘口にしていた。
そんな風に俺の意見を聞いてくれる健気な紫苑を好ましく思う。
仲良くなろうと近づけばすぐ赤くなるし、いつの間にか紫苑のことを可愛いと思うようになってきた。
____もしかして、人間も猫に対してこんな風に感じているのかな?
もっと紫苑のこと知りたいな。
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日曜の夜____
一緒にベッドに入れば#紫苑#はすぐ眠りに落ちた。
今日は外出したから疲れたんだろう。
思えば、俺も人間の子供のように手を引かれて喜んでいた。
すやすやと穏やかな寝息を立てる紫苑を見ていると、なんとも言えない気持ちになってくる。
無防備に寝ている姿を呪いである俺にさらし眠っているんだから。
何されても文句は言えないよね、とそっと手を伸ばしたところで首を振った。
「ははっ。壊すのは今じゃない……にしても、俺の前でよく眠れるなぁ。
そんなに油断しきっているといつか喰われちゃうよ?」
当然、紫苑からの返事はなく暇になった俺は興味本位で紫苑の魂に触れてみた。
すると、あることに気がつく。
「おかしいな……魂が二重になってる……?」
まるで、魂が薄い膜に覆われているような感覚があった。
その膜も魂のように思える。
つまり、紫苑の魂は二重になっていると判断した。
こんな魂の形は見たことがないし、どうなっているのかもう少し探ってみようと手を服の中に忍ばせた。
「この感じだと……小さな傷は治せても大幅な改造は無理だな」
まぁ、せっかく見つけた飼い主を壊すつもりはさらさらないけど。
昨日、"無為転変"で傷を治せたのはこの膜の部分の魂に触れていたからだろう。
膜に覆われた奥の魂にはなぜか触れることが出来ない。
「君って本当に俺を飽きさせないよねぇ」
「んっ……まひ、と」
「夢の中でも俺に会ってるのかな?いい夢見られるといいね」
その日は一晩中、紫苑の魂の秘密を解き明かそうと紫苑の体を触り続けていた。
たまに漏れる吐息のような声も猫耳を刺激するし暇つぶしにはちょうどいいな。
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