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きみと初夏を歩いて梅雨
雨、雷、少しばかりの晴れ
明日はきっと梅雨明けだね、なんて言っていたきみは、通り雨と共にいなくなってしまって、馬鹿みたいに晴れた空とかさの増したドブ水の大群を橋の上から眺めていた。

ーー夏が来たよ。はやく戻っておいで。
きみはまだ川からもどってこない。
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