お友達大作戦!
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昴さんに連れていかれるがまま、市内観光を満喫したその日の夜。
オススメの店があるんです。なんていう昴さんの言葉を信じてついて言った私がダメだった。
高層ビルのレストラン。
いや場違いがすぎませんか、私。
運ばれてくるコース料理に舌鼓をうち、
デザートを堪能していると、昴さんがふと真剣な表情を見せた。
「昴さん?どうしたんですか?」
「やめにしませんか、友達でいるのは」
_______________________________
銃声の音にすぐさま反応して、
その音の方へと駆けていった昴さんを見送ってから一時間ほど経過したころ、
多くの野次馬の中心にいるであろう彼の方を見つめていると
急にギャラリーが騒々しくなる。
事件が起きて解決まで放っておかれるのにもいささか慣れてきていたので
いつものように好き勝手に追加のデザートを注文しながら
昴さんが戻ってくるのを待っていた。
が、何やら無性に胸騒ぎがしたので、野次馬達を押しのけて、
喧騒の中心へと向かうと。
「え、だれ」
事件の中心にいると思っていた昴さんの姿はなく、
そこにいたのは、拳銃を構えた犯人と思わしき女性と
漆黒に身を包んだ見知らぬ年上の男性だった。
よく見るとその男性の足元には、見覚えのある少年が立っていた。
「コナン、くん…?」
じゃああの男の人はコナンくんの知り合いなのか、
なんて少し安堵しつつ野次馬のごとく
事件を終末を眺めようとしたときだった。
場の静けさに違和感を感じた小さな男の子が
母親の手を振り払うと、
パニック状態のまま拳銃を構えたままの
犯人の方へと走り出す。
「っ、」
危ない、と声を発するよりも先に体が動いていた。
ギャラリーを押しのけて、その少年を追いかける。
人の多いこの場所で、するりと人の間を抜けていく
男の子を追うのは至難の業だった。
ようやき追いついて、私が男の子の服の裾をつかんだのと
犯人の女性が、私に拳銃を構えたのはほぼ同時だった。
「薫!!」
焦ったようなコナンくんの声と同時に
隣にいた黒づくめの男性が私の元へと駆けだしてくる。
全てがスローモーションに映ったそんな状態で
私は少年を固く抱きしめると、犯人に背を向けた
不安そうに私を見つめるその子に、
「大丈夫だよ、」と微笑みかけたその瞬間に
背中にドスン、という衝撃を受けた。
じわりじわりと、鈍い痛みが体に響き渡る。
ああ、これは撃たれた。
ぼんやりとそう思う。
強い衝撃を受けて体から血が流れる。
熱くなる体とは裏腹に頭だけは冷えていくそんな不思議な感覚だった。
「薫!!!」
私の姿をみて、黒づくめの男性は眉間の皺をさらに深くする。
誰だか知らないけど、
今のこの人のほうがよっぽど凶悪犯みたいな顔をしている。
なんだかそれがおかしくってくすりと笑いが漏れる
「あ、れ」
その瞬間、視界がぐらりと揺れる。
やばい、立っていられない
出血量に耐えられなくなったのか襲ってくる眩暈
隣にいた黒づくめの男性が、腕に抱えていた男の子ごと
たくましい腕で支えてくれた。
あれ、なんだかこの感覚、
つい最近もどこかで感じたような……
妙な既視感を感じたまま、私の意識は薄れていった。
なんだか、最近倒れてばっかりな気がする。
オススメの店があるんです。なんていう昴さんの言葉を信じてついて言った私がダメだった。
高層ビルのレストラン。
いや場違いがすぎませんか、私。
運ばれてくるコース料理に舌鼓をうち、
デザートを堪能していると、昴さんがふと真剣な表情を見せた。
「昴さん?どうしたんですか?」
「やめにしませんか、友達でいるのは」
_______________________________
銃声の音にすぐさま反応して、
その音の方へと駆けていった昴さんを見送ってから一時間ほど経過したころ、
多くの野次馬の中心にいるであろう彼の方を見つめていると
急にギャラリーが騒々しくなる。
事件が起きて解決まで放っておかれるのにもいささか慣れてきていたので
いつものように好き勝手に追加のデザートを注文しながら
昴さんが戻ってくるのを待っていた。
が、何やら無性に胸騒ぎがしたので、野次馬達を押しのけて、
喧騒の中心へと向かうと。
「え、だれ」
事件の中心にいると思っていた昴さんの姿はなく、
そこにいたのは、拳銃を構えた犯人と思わしき女性と
漆黒に身を包んだ見知らぬ年上の男性だった。
よく見るとその男性の足元には、見覚えのある少年が立っていた。
「コナン、くん…?」
じゃああの男の人はコナンくんの知り合いなのか、
なんて少し安堵しつつ野次馬のごとく
事件を終末を眺めようとしたときだった。
場の静けさに違和感を感じた小さな男の子が
母親の手を振り払うと、
パニック状態のまま拳銃を構えたままの
犯人の方へと走り出す。
「っ、」
危ない、と声を発するよりも先に体が動いていた。
ギャラリーを押しのけて、その少年を追いかける。
人の多いこの場所で、するりと人の間を抜けていく
男の子を追うのは至難の業だった。
ようやき追いついて、私が男の子の服の裾をつかんだのと
犯人の女性が、私に拳銃を構えたのはほぼ同時だった。
「薫!!」
焦ったようなコナンくんの声と同時に
隣にいた黒づくめの男性が私の元へと駆けだしてくる。
全てがスローモーションに映ったそんな状態で
私は少年を固く抱きしめると、犯人に背を向けた
不安そうに私を見つめるその子に、
「大丈夫だよ、」と微笑みかけたその瞬間に
背中にドスン、という衝撃を受けた。
じわりじわりと、鈍い痛みが体に響き渡る。
ああ、これは撃たれた。
ぼんやりとそう思う。
強い衝撃を受けて体から血が流れる。
熱くなる体とは裏腹に頭だけは冷えていくそんな不思議な感覚だった。
「薫!!!」
私の姿をみて、黒づくめの男性は眉間の皺をさらに深くする。
誰だか知らないけど、
今のこの人のほうがよっぽど凶悪犯みたいな顔をしている。
なんだかそれがおかしくってくすりと笑いが漏れる
「あ、れ」
その瞬間、視界がぐらりと揺れる。
やばい、立っていられない
出血量に耐えられなくなったのか襲ってくる眩暈
隣にいた黒づくめの男性が、腕に抱えていた男の子ごと
たくましい腕で支えてくれた。
あれ、なんだかこの感覚、
つい最近もどこかで感じたような……
妙な既視感を感じたまま、私の意識は薄れていった。
なんだか、最近倒れてばっかりな気がする。