Reunion of sapphire
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目を覚ますと、見知らぬ天井だった。
ここはどこなんだろう。
最後に記憶にあるのは茶髪の青年の顔。
意識を手放す瞬間、驚いたように見開かれた緑色の瞳には
なんとなく見覚えがあるような……
ぐぅ
そこまで考えると大きな腹の音がした。
「最後にちゃんと食事したの、いつだったかしら」
飛行機で食事くらいとればよかった。
なんて、CAさんに起こされたときは
飛行機はすでに着陸準備をしていたわけだけど
「おなか、すいたなあ」
そもそもここは一体どこなのだろう。
この際誘拐でもなんでもいいから食事を出してほしい。
広すぎる寝室を見渡す。
大きなベッドにメイク台。
なんだか誘拐犯の部屋にしてはとっても豪華だ。
わからないことだらけで首をかしげていると
トントン、と下の方から足音が聞こえてきた。
階段を上っているということは、ここは二階だったのか。
足音が近づいてきて、部屋の前で止まる。
開いたドアの前に立っていたのは、意外な人物だった。
「コナン、くん……?」
「おはようゆきさん。久しぶりだね」
少し怒ったようないつもより低めのコナンくんの声。
「そう、ね、久しぶりね」
「なにしてたのとか聞きたいことはいっぱいあるけど、
まずは……昴さーん!ゆきさん起きた!!」
コナンくんが急に廊下に叫び出すからびっくりした。
「とりあえず、おなかすいたんでしょ?」
ごはん、できてるよ
そう言って手を差し伸べてきたコナンくんが
今までで一番天使に見えた。
ふらふらと足元がおぼつかないのもお見通しなのか、
コナンくんに支えられながら階段を下りると、
「いい、におい」
優しい醤油の匂い。
きっと煮物か何かだろう。
「昴さんが作ってくれたんだよ」
「ねえ、コナンくん
さっきから言ってるけど、昴さんってだあれ?」
私の質問を無視したままコナンくんは
匂いの元のドアを開ける。
そこには、記憶に新しい眼鏡の青年がおたまを片手に立っていた。
「はじめまして、沖矢昴と申します。」
胸元のネックレスが、また大きな輝きを放ったのだった。
ここはどこなんだろう。
最後に記憶にあるのは茶髪の青年の顔。
意識を手放す瞬間、驚いたように見開かれた緑色の瞳には
なんとなく見覚えがあるような……
ぐぅ
そこまで考えると大きな腹の音がした。
「最後にちゃんと食事したの、いつだったかしら」
飛行機で食事くらいとればよかった。
なんて、CAさんに起こされたときは
飛行機はすでに着陸準備をしていたわけだけど
「おなか、すいたなあ」
そもそもここは一体どこなのだろう。
この際誘拐でもなんでもいいから食事を出してほしい。
広すぎる寝室を見渡す。
大きなベッドにメイク台。
なんだか誘拐犯の部屋にしてはとっても豪華だ。
わからないことだらけで首をかしげていると
トントン、と下の方から足音が聞こえてきた。
階段を上っているということは、ここは二階だったのか。
足音が近づいてきて、部屋の前で止まる。
開いたドアの前に立っていたのは、意外な人物だった。
「コナン、くん……?」
「おはようゆきさん。久しぶりだね」
少し怒ったようないつもより低めのコナンくんの声。
「そう、ね、久しぶりね」
「なにしてたのとか聞きたいことはいっぱいあるけど、
まずは……昴さーん!ゆきさん起きた!!」
コナンくんが急に廊下に叫び出すからびっくりした。
「とりあえず、おなかすいたんでしょ?」
ごはん、できてるよ
そう言って手を差し伸べてきたコナンくんが
今までで一番天使に見えた。
ふらふらと足元がおぼつかないのもお見通しなのか、
コナンくんに支えられながら階段を下りると、
「いい、におい」
優しい醤油の匂い。
きっと煮物か何かだろう。
「昴さんが作ってくれたんだよ」
「ねえ、コナンくん
さっきから言ってるけど、昴さんってだあれ?」
私の質問を無視したままコナンくんは
匂いの元のドアを開ける。
そこには、記憶に新しい眼鏡の青年がおたまを片手に立っていた。
「はじめまして、沖矢昴と申します。」
胸元のネックレスが、また大きな輝きを放ったのだった。