stage21.25:生徒会旅行
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「生徒会全員参加温泉旅行~♪ これが旅のしおりね♪」
生徒会長のミレイ・アッシュフォードは高らかにそう宣言すると旅のしおりを全員に手渡す。
「会長、気のせいかも知れませんが、宿泊先が変わってませんか?」
「ここは金銭的な理由でリストから除いた場所だったような……」
「そこの二人、細かい事は気にしない」
「いや、お金は結構大きな問題ですが」
準備を必死でやったのに、許可無く勝手に代えられてルルーシュとシンヤはご機嫌斜めになる。
「まあ、いいじゃないか。皆で行けるんだし」
「そうそう、細かいこと気にするなって」
同じく準備を手伝ったのにスザクとリヴァルの二人はお気楽な感じで特に気にしていない。
「うわ~☆ 花火もあるみたい♪」
「ホント、でもこの季節なのに良く見つかったわねぇ?」
「偶然、道楽者の貴族達が毎年この時期に宿泊する予定らしい。それでこの日に地元の観光地協会か何かが依頼を受けて花火を派手にあげているそうだ」
無邪気にはしゃぐシャーリーとカレンにルルーシュが補足説明。
「でも良くそんな花火なんて見付けたわねぇ」
「僕の上司(ロイド)が偶然、花火の話を知ってたんです」
「で、もしかしたらと思って確認してみたら偶然にも、この日だったと言うわけ」
「なるほどねぇ。でも混むんじゃないの?」
「まあ、花火だから多少混むだろうけど……まあ、大丈夫だろ」
「ではでは皆さん! それぞれ当日までに準備をしてくださいねん♪ 準備期間があまりないから気を付けてね! では今日は解散!」
高らかに一方的に宣言するとミレイさんは会議があるのでニーナを連れて去っていった。
「準備ねぇ」
「個人で持っていくものは、着替えとか常備薬とか一般的な物だけで問題ないんじゃないか?」
「じゃあ団体としての持ち物は何かな?」
「お菓子にジュースに手持ちの花火とかかな?」
「花火見るのに?」
「別にいいじゃん! 手持ちは手持ちで綺麗でいいもん!」
リヴァルの言葉にシャーリーはむくれる。
「手持ち花火もいいよなぁ。線香花火とか結構好き」
「なんか、アンタのイメージと全然合わないんだけど」
「カレンにも似合わな……イデェッ!」
「なに? 急にどうしたの?」
「……なんでもないです」
カレンは儚げな笑みを浮かべながら首を傾げ、シンヤは渋い顔で何も言わずに机の下で足をさすっている。
などとそれぞれが会話をしていると、シャーリーが顔を赤くしながらルルーシュに話しかけた。
「ねぇ、ルル!」
「うん? なんだ、シャーリー」
「あのさ……もし、あいてればでいいんだけど……もし、よかったら……この後、私と一緒にーー」
「お兄様♪」
素晴らしいタイミングでドアが開き、ルルーシュの最愛の妹ナナリーが登場する。
「ナナリー! 今日は遅くなるって言ってたのにもう終わったのかい?」
「はい♪」
シャーリーの勇気はルルーシュの妹溺愛で無にされてしまった。
「お兄様の方こそ、今日は夕方から出掛けると仰っていたのにお時間はまだ宜しいのですか?」
無意識にとどめを刺すナナリー。
「そろそろ出掛ける準備をしようとしていたところだよ」
「え?」
「ん? なんだ、シャーリー? どうかしたのか?」
「ううん! 何でもない! 予定があるならいいの!」
「そうか。悪い、また今度」
「うん! 気にしないで!」
「「「…………」」」
「スザク、もしこの後予定がないならナナリーと一緒にいてやってくれないか? ナナリーが喜ぶ」
「喜んで」
「ありがとうございます、スザクさん」
「それじゃあ、俺はこれで」
「いってらっしゃいませ♪ お兄様♪」
「いってきます」
そして、ルルーシュはナナリーと入れ換わるようにいなくなった。
「……ルル」
「「「…………」」」
楽しそうに話すナナリーとスザクの横目に、四人組は何やら沈黙してしまう。
「あ! 俺、旅行の日、急に休むことになったから今日はバイト入ってるんだった! それじゃあ!」
リヴァルが長所である空気読みとフットワークの軽さで逃走した。シンヤとカレンは遅ればせながら慌てて逃げようとする。
「俺は買い物に……」「私は帰ろうかな……」
「シンヤ、カレン」
「「うっ!」」
捨てられた子犬の様な目ですがってくるシャーリーを見捨てて帰るほど二人は冷たくない。……と言うか、冷たくなれないが故に皆に隠し事をしていることに苦しむ事になるのだが……
「シャーリー、俺達でよかったら一緒に買い物に行かないか? なぁ! カレン!」
「え? あ、うん! 旅行の準備もあるし! 一緒にどう?」
「……うん」
完全に成り行きで三人で出掛けることになった。
生徒会長のミレイ・アッシュフォードは高らかにそう宣言すると旅のしおりを全員に手渡す。
「会長、気のせいかも知れませんが、宿泊先が変わってませんか?」
「ここは金銭的な理由でリストから除いた場所だったような……」
「そこの二人、細かい事は気にしない」
「いや、お金は結構大きな問題ですが」
準備を必死でやったのに、許可無く勝手に代えられてルルーシュとシンヤはご機嫌斜めになる。
「まあ、いいじゃないか。皆で行けるんだし」
「そうそう、細かいこと気にするなって」
同じく準備を手伝ったのにスザクとリヴァルの二人はお気楽な感じで特に気にしていない。
「うわ~☆ 花火もあるみたい♪」
「ホント、でもこの季節なのに良く見つかったわねぇ?」
「偶然、道楽者の貴族達が毎年この時期に宿泊する予定らしい。それでこの日に地元の観光地協会か何かが依頼を受けて花火を派手にあげているそうだ」
無邪気にはしゃぐシャーリーとカレンにルルーシュが補足説明。
「でも良くそんな花火なんて見付けたわねぇ」
「僕の上司(ロイド)が偶然、花火の話を知ってたんです」
「で、もしかしたらと思って確認してみたら偶然にも、この日だったと言うわけ」
「なるほどねぇ。でも混むんじゃないの?」
「まあ、花火だから多少混むだろうけど……まあ、大丈夫だろ」
「ではでは皆さん! それぞれ当日までに準備をしてくださいねん♪ 準備期間があまりないから気を付けてね! では今日は解散!」
高らかに一方的に宣言するとミレイさんは会議があるのでニーナを連れて去っていった。
「準備ねぇ」
「個人で持っていくものは、着替えとか常備薬とか一般的な物だけで問題ないんじゃないか?」
「じゃあ団体としての持ち物は何かな?」
「お菓子にジュースに手持ちの花火とかかな?」
「花火見るのに?」
「別にいいじゃん! 手持ちは手持ちで綺麗でいいもん!」
リヴァルの言葉にシャーリーはむくれる。
「手持ち花火もいいよなぁ。線香花火とか結構好き」
「なんか、アンタのイメージと全然合わないんだけど」
「カレンにも似合わな……イデェッ!」
「なに? 急にどうしたの?」
「……なんでもないです」
カレンは儚げな笑みを浮かべながら首を傾げ、シンヤは渋い顔で何も言わずに机の下で足をさすっている。
などとそれぞれが会話をしていると、シャーリーが顔を赤くしながらルルーシュに話しかけた。
「ねぇ、ルル!」
「うん? なんだ、シャーリー」
「あのさ……もし、あいてればでいいんだけど……もし、よかったら……この後、私と一緒にーー」
「お兄様♪」
素晴らしいタイミングでドアが開き、ルルーシュの最愛の妹ナナリーが登場する。
「ナナリー! 今日は遅くなるって言ってたのにもう終わったのかい?」
「はい♪」
シャーリーの勇気はルルーシュの妹溺愛で無にされてしまった。
「お兄様の方こそ、今日は夕方から出掛けると仰っていたのにお時間はまだ宜しいのですか?」
無意識にとどめを刺すナナリー。
「そろそろ出掛ける準備をしようとしていたところだよ」
「え?」
「ん? なんだ、シャーリー? どうかしたのか?」
「ううん! 何でもない! 予定があるならいいの!」
「そうか。悪い、また今度」
「うん! 気にしないで!」
「「「…………」」」
「スザク、もしこの後予定がないならナナリーと一緒にいてやってくれないか? ナナリーが喜ぶ」
「喜んで」
「ありがとうございます、スザクさん」
「それじゃあ、俺はこれで」
「いってらっしゃいませ♪ お兄様♪」
「いってきます」
そして、ルルーシュはナナリーと入れ換わるようにいなくなった。
「……ルル」
「「「…………」」」
楽しそうに話すナナリーとスザクの横目に、四人組は何やら沈黙してしまう。
「あ! 俺、旅行の日、急に休むことになったから今日はバイト入ってるんだった! それじゃあ!」
リヴァルが長所である空気読みとフットワークの軽さで逃走した。シンヤとカレンは遅ればせながら慌てて逃げようとする。
「俺は買い物に……」「私は帰ろうかな……」
「シンヤ、カレン」
「「うっ!」」
捨てられた子犬の様な目ですがってくるシャーリーを見捨てて帰るほど二人は冷たくない。……と言うか、冷たくなれないが故に皆に隠し事をしていることに苦しむ事になるのだが……
「シャーリー、俺達でよかったら一緒に買い物に行かないか? なぁ! カレン!」
「え? あ、うん! 旅行の準備もあるし! 一緒にどう?」
「……うん」
完全に成り行きで三人で出掛けることになった。