stage29.15:夢のチケット
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パターン⑤そう言う関係
「ルルーシュ! 前に話してた結婚の話なんだけど?」
「なんだその話か、バカバカしい。お前本気にしていたのか?」
「そ、そうなんだ。ルルーシュにとって俺との関係はただの遊びだったんだ」
「え? あっ! いや、そんなはずないだろ!」
「だって今……」
「……べ、別に俺はお前との関係を遊びだと言ったわけじゃない。ただ結婚となると、話が重大だ。それにナナリーの事だってある。ずっと一緒に過ごすならナナリーに祝福して貰える形じゃないとまずいだろ」
「へへ♪ そうだね。ありがとうルルーシュ♪」
「フン! 俺は別にお前に感謝されるような事を言った覚えは無い」
「そう? ルルーシュ」
「なんだ?」
「愛してるよ」
「バ、バカ! 恥ずかしいことを言うな!」
「ルルーシュは俺の事、愛してくれてる?」
「シンヤ、お前はバカなのか?」
「え?」
「言葉にしないと不安か? 俺の気持ちは……言うまでもないだろ? そ、それから……この想いはこれから先もずっと変わることはない。だから……少しキツク言われたぐらいで、そんな風に悲しそうな顔をするな」
「うん♪」
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「うわぁーーー!! 何やってんの?!」
「どうかな?」
「どうかな? って!! ソフィ、何言ってるの!」
「でも想像してみて、凄く絵にならない?」
ソフィに促されてシャーリーは想像した様だが、次の瞬間超高速で首を振って色々な意味で否定して拒絶する。
「ソフィじゃあるまいし! 私にはそういう趣味はない!! ……はず」
「今、新たな扉が……」
「開かれてない!! 私は違う!!」
「えーーーーっ、こっちの世界も楽しいよ?」
腐の誘いにシャーリーは全力で抗っている。
「でもそうさ」
「こ、今度はなに?」
「そう言う目で見ると、シンヤはミレイ会長と、ルルーシュはカレンと、それぞれカモフラージュで付き合っているという可能性も……」
「ないない。そんな事は絶対にないから!!」
シャーリーはソフィの言葉を今までで一番強く否定する。
「でも状況証拠だけを考えたらそうじゃない?」
「そうはならないから!! そうなってるのはソフィの脳内だけだから」
「えーーーっ! これはこれでおいsー」
「くない!! そんな事を考えてるのソフィだけだから。私にはそう言う趣味はないから巻き込まないで!」
「そうかな、シャーリーは既に手遅れじゃん」
「そ、そんな事ない!!」
「ホントに?」
「ない! 絶対にない!」
シャーリーは顔を真っ赤にして否定するが、ソフィは邪悪な笑みを浮かべる。
「私、知ってるんだよ? 出しっぱなしにしておいた私の本、シャーリーがこっそり読んでること」
「ふぁ!? あ、あれは何が置いてあるのかなぁ~とになっただけで……」
「はいはい。シャーリーにならいつでも貸してあげるから」
「ち、違うから!!」
「ほら!」
ソフィが突然取り出して開示した本の見開きにシャーリーは目を奪われて思わずマジマジと見てしまう。
ちなみに見開きには美男子が二人が甘い抱擁をしている絵が描かれている。
「はっ!? こ、これは……」
ソフィのニヤリとした笑みに気づいてシャーリーは慌てて目をそらして否定する。現実を認めたくない女に対して手遅れな女が優勢で話が進む。
「なるほど、シャーリーは実生活には妄想も持ち込みたくない。非現実のモノとして楽しみたいタイプなんだね」
「ななななな、なにを言ってるの?」
ソフィはふむふむと勝手に納得する。ちなみに彼女は割と雑食らしい。
「そう言えば、あの二人だと普段はシンヤがルルーシュにベタ惚れでベッタリなんだけど、ベットではシンヤが責めだと思わない?」
「い、いきなら何言ってるの!?」
「え? そう思わない? だってシンヤって普段はあんな感じで受けっぽいけど、中身はきっとドSでしょ? だからベットではルルーシュがシンヤに色々辱めr――」
「もうその話題はヤメテェ!!」