stage10.25:シャワールームでの語らい
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その後、気まずいままシャワーを浴び続けた二人は、今日の事はお互い聞かなかったことにすると確認した。
無駄に再度シャワーを浴びた事もあって二人が生徒会室に戻ったのは当然ながら最後だった。
「二人ともずいぶん遅かったな、ヒゲに手こずったのか?」
「そんな感じ~、油性のマジックはさすがにね」
ルルーシュの言葉にシンヤは自身の頬を撫でながら答えた。
「とか言って男同士、裸で何か語り合ってたんじゃないの~?」
「どうでしょうね。色々話しましたけど、会長が喜ぶ様な話はしてませんよ」
「じゃあ、男の子同士ってどんな話しするの?」
シャーリーからの素朴な質問に、二人は何と答えようかと見つめ合う。
「それは……」
「男同士の秘密って奴だよ」
「ははーん、恋の話ね?」
「え? そうなのか?」
相変わらず鋭いミレイの恋愛探偵にスザクはあからさまに動揺し、シンヤは一瞬顔を歪めるがすぐに元に戻した。
当然だが、そんな変化をミレイは見逃す訳もなく追求を開始する。
「二人ともルルーシュと違って可愛い所があるわねぇ」
「どうしてそこで俺の名前が出るんですか」
「あら、私は貴方の恋バナでもいいのよ?」
「遠慮します」
「ルルーシュ。アンタ、友達を見捨てて逃げたわね」
「俺には関係ない。会長のお遊びが飛び火するなんて御免だ」
ルルーシュ、ミレイの毒牙から全力で戦略的撤退。カレンの批判なんて一切受け付けなかった。
「で、男の子二人で、どんな話してたの?」
「「……」」
先程、言わないと決めた二人は何て言ったらよいのかわからず視線を合わせただけで黙り込む。
「会長、この二人は会長の追求が怖いから黙りを貫くつもりですよ」
「黙秘権を行使するつもりね。でもこのミレイさんはそんな事で引き下がらない事は知ってるでしょ」
「それは……まあ、知ってますけど」
ミレイが猫科を思わせる眼をキラキラさせながらシンヤにじりじりとにじり寄り壁際に追い詰める。
「ねえ、お姉さんに教えて~」
「教えるようなことは特にないですよ」
「ほお、なるほど。シンヤに関しては現在進行形の話ではないと」
「相変わらず鋭いですね……」
「これは正解ね。どうやら恥ずかしい話とみた」
「それも正解。まあ、子供の頃の――昔の話ですよ」
シンヤはそれだけ答えると、もう話す事はありませんとばかりに口を閉ざす。ミレイが上目遣いで顔をのぞき込み目のやり場に困らせる。
「なるほど」
シンヤを動揺させて自白を迫るがそれ以上何も言わないので、こっちはもう何もないと矛先をスザクに変える。
「で、スザク君は」
「あ、いや僕は別に……」
あからさまに何かありそうな動揺をするのでシンヤが助け船を出す。
「スザクの話は別に面白くないですよ。まあ、恋ではないですが、『空から姫様が落ちてくる』ぐらい衝撃的で有り得ない話では――」
「えぇっ!? どうして知ってるの?!」
シンヤの言葉に激しく動揺するスザクに、シンヤを含めた他のメンバー全員が何の話かわからず困惑する。
「あれ?」
驚愕から覚めたスザクはばつの悪そうな表情になり、シンヤは壁にもたれて頭を抱えて呻く様にして言う。
「物の例えのつもりだったんだが、ホントに降ってきたのか?」
「え~っと……あっ、うん」
「俺、なんかその人とお前の有り得なさが怖くなってきた」
スザクとはもう二度と恋バナを絶対にしないと心に誓ったシンヤであった。
「ねえ、どう言う意味かな?」
「「「「「さぁ~……」」」」」
無駄に再度シャワーを浴びた事もあって二人が生徒会室に戻ったのは当然ながら最後だった。
「二人ともずいぶん遅かったな、ヒゲに手こずったのか?」
「そんな感じ~、油性のマジックはさすがにね」
ルルーシュの言葉にシンヤは自身の頬を撫でながら答えた。
「とか言って男同士、裸で何か語り合ってたんじゃないの~?」
「どうでしょうね。色々話しましたけど、会長が喜ぶ様な話はしてませんよ」
「じゃあ、男の子同士ってどんな話しするの?」
シャーリーからの素朴な質問に、二人は何と答えようかと見つめ合う。
「それは……」
「男同士の秘密って奴だよ」
「ははーん、恋の話ね?」
「え? そうなのか?」
相変わらず鋭いミレイの恋愛探偵にスザクはあからさまに動揺し、シンヤは一瞬顔を歪めるがすぐに元に戻した。
当然だが、そんな変化をミレイは見逃す訳もなく追求を開始する。
「二人ともルルーシュと違って可愛い所があるわねぇ」
「どうしてそこで俺の名前が出るんですか」
「あら、私は貴方の恋バナでもいいのよ?」
「遠慮します」
「ルルーシュ。アンタ、友達を見捨てて逃げたわね」
「俺には関係ない。会長のお遊びが飛び火するなんて御免だ」
ルルーシュ、ミレイの毒牙から全力で戦略的撤退。カレンの批判なんて一切受け付けなかった。
「で、男の子二人で、どんな話してたの?」
「「……」」
先程、言わないと決めた二人は何て言ったらよいのかわからず視線を合わせただけで黙り込む。
「会長、この二人は会長の追求が怖いから黙りを貫くつもりですよ」
「黙秘権を行使するつもりね。でもこのミレイさんはそんな事で引き下がらない事は知ってるでしょ」
「それは……まあ、知ってますけど」
ミレイが猫科を思わせる眼をキラキラさせながらシンヤにじりじりとにじり寄り壁際に追い詰める。
「ねえ、お姉さんに教えて~」
「教えるようなことは特にないですよ」
「ほお、なるほど。シンヤに関しては現在進行形の話ではないと」
「相変わらず鋭いですね……」
「これは正解ね。どうやら恥ずかしい話とみた」
「それも正解。まあ、子供の頃の――昔の話ですよ」
シンヤはそれだけ答えると、もう話す事はありませんとばかりに口を閉ざす。ミレイが上目遣いで顔をのぞき込み目のやり場に困らせる。
「なるほど」
シンヤを動揺させて自白を迫るがそれ以上何も言わないので、こっちはもう何もないと矛先をスザクに変える。
「で、スザク君は」
「あ、いや僕は別に……」
あからさまに何かありそうな動揺をするのでシンヤが助け船を出す。
「スザクの話は別に面白くないですよ。まあ、恋ではないですが、『空から姫様が落ちてくる』ぐらい衝撃的で有り得ない話では――」
「えぇっ!? どうして知ってるの?!」
シンヤの言葉に激しく動揺するスザクに、シンヤを含めた他のメンバー全員が何の話かわからず困惑する。
「あれ?」
驚愕から覚めたスザクはばつの悪そうな表情になり、シンヤは壁にもたれて頭を抱えて呻く様にして言う。
「物の例えのつもりだったんだが、ホントに降ってきたのか?」
「え~っと……あっ、うん」
「俺、なんかその人とお前の有り得なさが怖くなってきた」
スザクとはもう二度と恋バナを絶対にしないと心に誓ったシンヤであった。
「ねえ、どう言う意味かな?」
「「「「「さぁ~……」」」」」