stage24.58:それは淡く儚い…
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「ああっ!!!? 四人とも此処に居た!! 会長こっちです!!」
「「「「え?」」」」
男四人の会話に割り込むように突然響いたシャーリーの声に男四人は驚くと共に首を傾げる。
シャーリーに呼ばれて、ミレイとニーナもあらわれた。
「男子四人で仲良くサボりなんて、赤信号みんなで渡れば恐くないって事かしら?」
ミレイは笑みを浮かべているが片眉がヒクヒクと痙攣しており明らかに不機嫌だ。ただ四人には心当たりがない。
「サボり? 何の話ですか?」
「リヴァルから聞いたでしょ!! 今日は生徒会の仕事があるからお昼は生徒会室に全員集合だって」
「え? ……ああっ!?」
ミレイの言葉を聞いて一瞬何の事かわからなかった様だが、考えた後に思い出したらしく真っ青になるリヴァル。
「聞いてないけど、そんな話」
「どういうことだ、リヴァル」
「え~っと……ウッカリ、ど忘れしちゃって皆に伝えるどころか、仕事があった事も忘れて……」
スザクとルルーシュに詰問されて慌てるリヴァルをわざと無視してシンヤが声を張り上げる。
「ああっ!? 昼休憩が終わっちゃう!! 授業に行かないと! それじゃあ!!」
「そうだな、いくぞスザク!」
「え? あっうん」
「うぉい! ちょっと! お前等!!」
三人はリヴァルを放置して逃走を試みた。
のだが……
「あ~ん、スザク君までルルーシュやシンヤに毒されちゃったのね、お姉さん悲しい」
「え?」
「聞くなスザk……ムグゥ!?」
「ちょっと静かにしてようね、ルル」
シャーリーに口を塞がれてしまったルルーシュ。シャーリーの満面の笑みが逆に恐い。
「前まではあんなに気マジメでちゃんとルールや決まり事を守る子だったのに、ルールなんかどうでも良くなっちゃったんだ。……やっぱり命令するのが私なんかじゃ、さすがのスザク君も指示になんか従いたくなくなるわよね」
ミレイはシュンと伏し目がちで落ち込んだ表情をしてみせる。
「ええ?! ち、違います。会長のせいじゃありません」
「私に不満があるからルール無視やサボリなんか覚えちゃったんでしょ?」
「違います! そんな! とんでもない!!」
「私に不満はないと、じゃあ、なに? 最初からなの?」
「え?」
「スザク、まさか貴方はルールの一つも守れないわけ?」
グサッ!!
的確にスザクのルール病を突いてアッサリとスザクを落とすミレイ。
一方、シャーリーから必死に逃れようとするルルーシュは、
「ルル! 大人しく観念しなよ!」
「連絡を怠ったのはリヴァルのミスだ。リヴァルが責任を取るべきだ」
「ふ~~~ん、ルルは全部リヴァルに責任を押し付けるんだ」
「いや、だから今回は……」
「なら別にいいよ?」
「?」
急に解放されたルルーシュが戸惑っていると、シャーリーが邪悪な笑みを浮かべながら告げる。
「後でナナちゃんに言い付けるから、『ルルが仕事サボった上にリヴァルのせいにした』って」
「ナッ!? ナナリーは関係ないだろ!!」
「でもぉ~、私達が言ったってルルは聞いてくれないし~! あっ! 今からナナちゃんに電話して」
「うわぁーー!! バカ!! よせ! シャーリー!!」
ルルーシュの弱点ナナリーを突いてルルーシュをバッチリと落とすシャーリー。
スザクとルルーシュを横目に、シンヤはヒョイッと屋上から逃げ出した。
「あの二人捕まっちゃったんだ、ご愁傷様。さて俺はこのまま――」
「このまま何処に行くつもりなの?」
「え? そりゃあこのまま――て! カレン!?」
前方の壁に背を預けながら俯いているカレンがいた。
カレンは最初からシンヤだけ逃走すると読んで待ち構えていたらしい。
「こ、これはつまり……その……」
顔をあげたカレンは無表情でコチラを見つめながらたずねてきた。
「まさか逃げたりしないわよね?」
「え……あっ! いや、その……もちろんです」
カレンは満足げに笑みを浮かべたが、かなり怒っていて怖い事はわかりシンヤは後退る。
「皆の所に行きましょ♪」
「……はい」
シンヤはカレンに首根っこを掴まれながら皆の居る屋上へと引き返した。
この後、男四人が手酷い目にあったのは言うまでもない。
「「「「え?」」」」
男四人の会話に割り込むように突然響いたシャーリーの声に男四人は驚くと共に首を傾げる。
シャーリーに呼ばれて、ミレイとニーナもあらわれた。
「男子四人で仲良くサボりなんて、赤信号みんなで渡れば恐くないって事かしら?」
ミレイは笑みを浮かべているが片眉がヒクヒクと痙攣しており明らかに不機嫌だ。ただ四人には心当たりがない。
「サボり? 何の話ですか?」
「リヴァルから聞いたでしょ!! 今日は生徒会の仕事があるからお昼は生徒会室に全員集合だって」
「え? ……ああっ!?」
ミレイの言葉を聞いて一瞬何の事かわからなかった様だが、考えた後に思い出したらしく真っ青になるリヴァル。
「聞いてないけど、そんな話」
「どういうことだ、リヴァル」
「え~っと……ウッカリ、ど忘れしちゃって皆に伝えるどころか、仕事があった事も忘れて……」
スザクとルルーシュに詰問されて慌てるリヴァルをわざと無視してシンヤが声を張り上げる。
「ああっ!? 昼休憩が終わっちゃう!! 授業に行かないと! それじゃあ!!」
「そうだな、いくぞスザク!」
「え? あっうん」
「うぉい! ちょっと! お前等!!」
三人はリヴァルを放置して逃走を試みた。
のだが……
「あ~ん、スザク君までルルーシュやシンヤに毒されちゃったのね、お姉さん悲しい」
「え?」
「聞くなスザk……ムグゥ!?」
「ちょっと静かにしてようね、ルル」
シャーリーに口を塞がれてしまったルルーシュ。シャーリーの満面の笑みが逆に恐い。
「前まではあんなに気マジメでちゃんとルールや決まり事を守る子だったのに、ルールなんかどうでも良くなっちゃったんだ。……やっぱり命令するのが私なんかじゃ、さすがのスザク君も指示になんか従いたくなくなるわよね」
ミレイはシュンと伏し目がちで落ち込んだ表情をしてみせる。
「ええ?! ち、違います。会長のせいじゃありません」
「私に不満があるからルール無視やサボリなんか覚えちゃったんでしょ?」
「違います! そんな! とんでもない!!」
「私に不満はないと、じゃあ、なに? 最初からなの?」
「え?」
「スザク、まさか貴方はルールの一つも守れないわけ?」
グサッ!!
的確にスザクのルール病を突いてアッサリとスザクを落とすミレイ。
一方、シャーリーから必死に逃れようとするルルーシュは、
「ルル! 大人しく観念しなよ!」
「連絡を怠ったのはリヴァルのミスだ。リヴァルが責任を取るべきだ」
「ふ~~~ん、ルルは全部リヴァルに責任を押し付けるんだ」
「いや、だから今回は……」
「なら別にいいよ?」
「?」
急に解放されたルルーシュが戸惑っていると、シャーリーが邪悪な笑みを浮かべながら告げる。
「後でナナちゃんに言い付けるから、『ルルが仕事サボった上にリヴァルのせいにした』って」
「ナッ!? ナナリーは関係ないだろ!!」
「でもぉ~、私達が言ったってルルは聞いてくれないし~! あっ! 今からナナちゃんに電話して」
「うわぁーー!! バカ!! よせ! シャーリー!!」
ルルーシュの弱点ナナリーを突いてルルーシュをバッチリと落とすシャーリー。
スザクとルルーシュを横目に、シンヤはヒョイッと屋上から逃げ出した。
「あの二人捕まっちゃったんだ、ご愁傷様。さて俺はこのまま――」
「このまま何処に行くつもりなの?」
「え? そりゃあこのまま――て! カレン!?」
前方の壁に背を預けながら俯いているカレンがいた。
カレンは最初からシンヤだけ逃走すると読んで待ち構えていたらしい。
「こ、これはつまり……その……」
顔をあげたカレンは無表情でコチラを見つめながらたずねてきた。
「まさか逃げたりしないわよね?」
「え……あっ! いや、その……もちろんです」
カレンは満足げに笑みを浮かべたが、かなり怒っていて怖い事はわかりシンヤは後退る。
「皆の所に行きましょ♪」
「……はい」
シンヤはカレンに首根っこを掴まれながら皆の居る屋上へと引き返した。
この後、男四人が手酷い目にあったのは言うまでもない。