scene05:迷走、黒の騎士団
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「全員、所定の位置に着いたって」
「そうか、作戦開始までまだ時間があるな」
「本当なの? この変電所を爆破すれば、千葉エリア一帯の電力がダウンするって」
「その混乱に乗じて我々は都内へナイトメアを一気に運び込む」
「でもさぁ~、これ調べて来たの例によって卜部のオッサンでしょ?」
「そうだが?」
「この間の護送車だって、信也が調べてみたら幼稚園バスだったし」
もし成功していれば園児の泣き声が辺りに響き渡り大騒ぎになった事だろう。
「これじゃあまるで私達、悪の秘密組織じゃない」
「最初からそうだったと言う説もあるがな」
「なんだかなぁ~……」
文句を言いながらもカレンは真面目に銃の確認をする。
「さて、例によって私は退屈だ。何か話をしろ」
「別に話題はありませぇ~ん」
「そう言うと思って、お題を書いたサイコロを用意してみた」
「はぁ~……」
「何が出るのか何が出るのかぁ~~~♪ ホイッと♪」
コロコロと転がったサイコロが話題を決めた。
「ほぉ、好きな食べ物」
「アンタは簡単よね。あれでしょ? あ・れ」
「何をバカな、そんな訳はない」
「違うの?」
「好きと言うありきたりな枠で括るなど、あの唯一無二の食品に対する冒涜と言うものだ」
「あ、そう」
カレンはもう勝手に言っていろと言った態度だ。
「お前はなんだ?」
「う~ん……ハンバーグ!」
「子供か」
C.C.の指摘をカレンは笑って聞き流した。
「私、子供の頃に食べたお母さんのハンバーグが忘れられない。テストで100点取って帰ってくると「じゃあ今夜は御馳走ね」って、上に目玉焼き乗せたお母さんのハンバーグカレー。私、そんな事がすごく幸せで、「わぁ~い」なんて言って、その目玉焼きの黄身にソースを――」
「待て!」
「え?」
「ソースとは、ウスターソースか?」
「え? うん……だってカレーにもソースだし」
「バカを言え! そんな物をかけたら目玉焼きが台なしだ!」
「ええ!? 普通でしょ?」
「許せん。そればかりは許せん! この味覚崩壊女!!」
「ッ!? うちの味付けにケチつける気ぃ?」
「常識を問題にしているのだ」
「じょ!?」
C.C.の言葉に『カチン!』と来たカレンは通信機を取り出す。
「卜部さん! 卜部さん! 卜部さん家の目玉焼きの味付けは?」
卜部が何やら答えた。
「エエェ!? ありえない! なにそれ! それでも日本人?!」
返って来た卜部の言葉にカレンは怒鳴りつけるようにして文句を返す。
「ソースはいいのよ! ソースは下町の味! 何よ、メープルシロップって?!」
「どっちもどっちだなぁ、日本人」
「だいぶ差があるでしょ!」
「私から見れば同じだ」
「なんだってぇーー!!」
「なんだ」
その瞬間、二人の抗争をとめようとしているかのように爆音が響いた。
「作戦時間が来てしまったな」
「それどころじゃないわよねぇ」
作戦などどうでもよくなった二人に、空気を読まない影が忍び寄る。
「罠に掛かったな、黒の騎士団! 我々が流した偽情報に―」
「「邪魔をするなぁーーー!!!」」
「ぐわぁ!?」
二人の一撃で隊長が殴り飛ばされ、後続の部隊達も次々と二人によって血祭りにされていった。
数分後
「バカな!? ブリタニアの精鋭が……たった二人に!?」
驚愕の展開に恐怖で脅える隊長に二人は銃口を突き付ける。
「質問に答えろ」
「ひぇーッ!?」
「目玉焼きには、なんだ?」
「塩胡椒、ケチャップ、マヨネーズか?」
「醤油? それともソース? メープルシロップゥゥ?」
「あるいは私の様にマン×××ース、かぁ?」
「「エェェェェエエーーー!?!?」」
「そうか、作戦開始までまだ時間があるな」
「本当なの? この変電所を爆破すれば、千葉エリア一帯の電力がダウンするって」
「その混乱に乗じて我々は都内へナイトメアを一気に運び込む」
「でもさぁ~、これ調べて来たの例によって卜部のオッサンでしょ?」
「そうだが?」
「この間の護送車だって、信也が調べてみたら幼稚園バスだったし」
もし成功していれば園児の泣き声が辺りに響き渡り大騒ぎになった事だろう。
「これじゃあまるで私達、悪の秘密組織じゃない」
「最初からそうだったと言う説もあるがな」
「なんだかなぁ~……」
文句を言いながらもカレンは真面目に銃の確認をする。
「さて、例によって私は退屈だ。何か話をしろ」
「別に話題はありませぇ~ん」
「そう言うと思って、お題を書いたサイコロを用意してみた」
「はぁ~……」
「何が出るのか何が出るのかぁ~~~♪ ホイッと♪」
コロコロと転がったサイコロが話題を決めた。
「ほぉ、好きな食べ物」
「アンタは簡単よね。あれでしょ? あ・れ」
「何をバカな、そんな訳はない」
「違うの?」
「好きと言うありきたりな枠で括るなど、あの唯一無二の食品に対する冒涜と言うものだ」
「あ、そう」
カレンはもう勝手に言っていろと言った態度だ。
「お前はなんだ?」
「う~ん……ハンバーグ!」
「子供か」
C.C.の指摘をカレンは笑って聞き流した。
「私、子供の頃に食べたお母さんのハンバーグが忘れられない。テストで100点取って帰ってくると「じゃあ今夜は御馳走ね」って、上に目玉焼き乗せたお母さんのハンバーグカレー。私、そんな事がすごく幸せで、「わぁ~い」なんて言って、その目玉焼きの黄身にソースを――」
「待て!」
「え?」
「ソースとは、ウスターソースか?」
「え? うん……だってカレーにもソースだし」
「バカを言え! そんな物をかけたら目玉焼きが台なしだ!」
「ええ!? 普通でしょ?」
「許せん。そればかりは許せん! この味覚崩壊女!!」
「ッ!? うちの味付けにケチつける気ぃ?」
「常識を問題にしているのだ」
「じょ!?」
C.C.の言葉に『カチン!』と来たカレンは通信機を取り出す。
「卜部さん! 卜部さん! 卜部さん家の目玉焼きの味付けは?」
卜部が何やら答えた。
「エエェ!? ありえない! なにそれ! それでも日本人?!」
返って来た卜部の言葉にカレンは怒鳴りつけるようにして文句を返す。
「ソースはいいのよ! ソースは下町の味! 何よ、メープルシロップって?!」
「どっちもどっちだなぁ、日本人」
「だいぶ差があるでしょ!」
「私から見れば同じだ」
「なんだってぇーー!!」
「なんだ」
その瞬間、二人の抗争をとめようとしているかのように爆音が響いた。
「作戦時間が来てしまったな」
「それどころじゃないわよねぇ」
作戦などどうでもよくなった二人に、空気を読まない影が忍び寄る。
「罠に掛かったな、黒の騎士団! 我々が流した偽情報に―」
「「邪魔をするなぁーーー!!!」」
「ぐわぁ!?」
二人の一撃で隊長が殴り飛ばされ、後続の部隊達も次々と二人によって血祭りにされていった。
数分後
「バカな!? ブリタニアの精鋭が……たった二人に!?」
驚愕の展開に恐怖で脅える隊長に二人は銃口を突き付ける。
「質問に答えろ」
「ひぇーッ!?」
「目玉焼きには、なんだ?」
「塩胡椒、ケチャップ、マヨネーズか?」
「醤油? それともソース? メープルシロップゥゥ?」
「あるいは私の様にマン×××ース、かぁ?」
「「エェェェェエエーーー!?!?」」