scene05:迷走、黒の騎士団
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「全員、所定の位置に着いたって」
「そうか、作戦開始まで、まだ時間があるな」
「本当なの? 捕まってた黒の騎士団の仲間達が護送されるって……」
「卜部の調査が確かならな」
「卜部さんか、この間の工場、強制労働なんてなかったじゃない」
それどころか経営者が自分達のリーダーと言うありえないマヌケなオマケ付きである。
「我々のお肌が潤っただけだったな」
「アンタもさぁ、私利私欲で作戦目標選んでない?」
ゴンゴン!
「この防音壁の向こうは租界のハイウェイだ。時間と同時に壁を爆破し、護送車を制圧する」
「不都合な質問には答えないってわけね……あ~あ、はいはい」
C.C.の態度に腹を立てながらも、カレンは律儀に作戦で使う銃火器の確認を始める。
「おい! 退屈だぞ、何か話せ」
「クッ……こんな我が儘な女見た事がない!!」
「そんなに褒めるな」
「何処がだぁーーっ!! はぁ~……疲れる! ただでさえここのところ疲れやすいのに……ハードな毎日で五キロとか痩せちゃったし」
「迂闊な女だ。痩せたらその分スタミナが落ちるのは当然だろ」
「いいの! 身軽になるんだから!」
「まあ、痩せてた方が紅蓮弐式は広くなるからな」
「そんなに太ってなかったし! そこまでは痩せてないつぅの!」
「ちなみに私は少々環境が変わったからと言って、体型まで変わるようなやわな女ではない」
「そりゃあ、あれだけ毎日、小麦粉とチーズとトマトソース食べてればねぇ」
あれだけのピザを吸収して普通は痩せるはずがないのだが……
「て言うか、それで何であれな体型にならないのかスッゴイ疑問なんだけど!」
「何を言う! 小麦粉とチーズとトマトソースのような健康食品を食べてどう不健康になれと言うのだ?」
「少し搾った方がお宜しいんじゃありませんこと? 高飛車尻デカ女さん?」
「なんだと?! 尻がどうとか聞き捨てならんな。高飛車とか、上から目線とか、横柄だとか、鼻っ柱が強いだとかならともかく……」
「その辺はいいんだ……」
「鏡で見る限り、この数百年! 体型に一切変化はない!!」
ババーンと自信満々に断言するC.C .。
「何よ、数百年て……今度メジャー持ってきてあげるわよ」
「チッ! さらに追求したいところだが、時間だ! この壁を爆破し、穴を潜って突入する」
時間となり壁を爆破する爆音が響き壁に穴が空いた。
まずカレンが穴を潜る。肩から胸の当たりが通る時に少々窮屈そうだったが無事に通り抜ける。
「よっ! よいしょっと! はぁ~……何とか潜れたぁ。この穴かなりギリギリ……痩せてなかったらつっかえたかも!」
カレンはC.C.に聞こえるように嫌味なトーンでぼやいていると……
「あっ!?」
「ん? ……あれ? C.C.?」
一瞬、固まった後にC.C.は自信なさ気なトーンでカレンに指示をする。
「ちょっと問題が発生した。以後の作戦はお前一人でやれ……」
C.C.は顔を真っ赤にしながら内心焦りまくっている事を必死に隠そうとしているが、動揺と羞恥が珍しく表情に出ている。その様を見てカレンはニタァ~とにやける。
「あれぇ~~どうしました、C.C.さぁ~ん?」
「ちょっと問題が発生しただけだ!!」
「おかしいですねぇ。どぉ~して上半身しかコッチに出て来ないんですくわぁ~?」
カレンが嬉しそうにC.C.をからかっているとパトカーのサイレンが聞こえて来た。
「って! もう警察が来た!!」
「やむを得ん。本作戦を断念! 撤収する!」
「ちょっ?! え? ウソッ!?」
カレンは『本気か!?』と驚いたが、撤退と決まれば早く逃げなければならない。警察が他の団員を見つけたのか銃撃戦が始まる。
「C.C.! 速く!」
「あっ! ……戻れない」
「ええっ!? わぁあああわぁあ~~~~~!!」
「わかった! 明日からはSサイズだ!」
「そうか、作戦開始まで、まだ時間があるな」
「本当なの? 捕まってた黒の騎士団の仲間達が護送されるって……」
「卜部の調査が確かならな」
「卜部さんか、この間の工場、強制労働なんてなかったじゃない」
それどころか経営者が自分達のリーダーと言うありえないマヌケなオマケ付きである。
「我々のお肌が潤っただけだったな」
「アンタもさぁ、私利私欲で作戦目標選んでない?」
ゴンゴン!
「この防音壁の向こうは租界のハイウェイだ。時間と同時に壁を爆破し、護送車を制圧する」
「不都合な質問には答えないってわけね……あ~あ、はいはい」
C.C.の態度に腹を立てながらも、カレンは律儀に作戦で使う銃火器の確認を始める。
「おい! 退屈だぞ、何か話せ」
「クッ……こんな我が儘な女見た事がない!!」
「そんなに褒めるな」
「何処がだぁーーっ!! はぁ~……疲れる! ただでさえここのところ疲れやすいのに……ハードな毎日で五キロとか痩せちゃったし」
「迂闊な女だ。痩せたらその分スタミナが落ちるのは当然だろ」
「いいの! 身軽になるんだから!」
「まあ、痩せてた方が紅蓮弐式は広くなるからな」
「そんなに太ってなかったし! そこまでは痩せてないつぅの!」
「ちなみに私は少々環境が変わったからと言って、体型まで変わるようなやわな女ではない」
「そりゃあ、あれだけ毎日、小麦粉とチーズとトマトソース食べてればねぇ」
あれだけのピザを吸収して普通は痩せるはずがないのだが……
「て言うか、それで何であれな体型にならないのかスッゴイ疑問なんだけど!」
「何を言う! 小麦粉とチーズとトマトソースのような健康食品を食べてどう不健康になれと言うのだ?」
「少し搾った方がお宜しいんじゃありませんこと? 高飛車尻デカ女さん?」
「なんだと?! 尻がどうとか聞き捨てならんな。高飛車とか、上から目線とか、横柄だとか、鼻っ柱が強いだとかならともかく……」
「その辺はいいんだ……」
「鏡で見る限り、この数百年! 体型に一切変化はない!!」
ババーンと自信満々に断言するC.C .。
「何よ、数百年て……今度メジャー持ってきてあげるわよ」
「チッ! さらに追求したいところだが、時間だ! この壁を爆破し、穴を潜って突入する」
時間となり壁を爆破する爆音が響き壁に穴が空いた。
まずカレンが穴を潜る。肩から胸の当たりが通る時に少々窮屈そうだったが無事に通り抜ける。
「よっ! よいしょっと! はぁ~……何とか潜れたぁ。この穴かなりギリギリ……痩せてなかったらつっかえたかも!」
カレンはC.C.に聞こえるように嫌味なトーンでぼやいていると……
「あっ!?」
「ん? ……あれ? C.C.?」
一瞬、固まった後にC.C.は自信なさ気なトーンでカレンに指示をする。
「ちょっと問題が発生した。以後の作戦はお前一人でやれ……」
C.C.は顔を真っ赤にしながら内心焦りまくっている事を必死に隠そうとしているが、動揺と羞恥が珍しく表情に出ている。その様を見てカレンはニタァ~とにやける。
「あれぇ~~どうしました、C.C.さぁ~ん?」
「ちょっと問題が発生しただけだ!!」
「おかしいですねぇ。どぉ~して上半身しかコッチに出て来ないんですくわぁ~?」
カレンが嬉しそうにC.C.をからかっているとパトカーのサイレンが聞こえて来た。
「って! もう警察が来た!!」
「やむを得ん。本作戦を断念! 撤収する!」
「ちょっ?! え? ウソッ!?」
カレンは『本気か!?』と驚いたが、撤退と決まれば早く逃げなければならない。警察が他の団員を見つけたのか銃撃戦が始まる。
「C.C.! 速く!」
「あっ! ……戻れない」
「ええっ!? わぁあああわぁあ~~~~~!!」
「わかった! 明日からはSサイズだ!」