scene05:迷走、黒の騎士団
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「全員、所定の位置に着いたって」
「そうか、作戦開始まで、まだ時間があるな」
「本当なの? この工場で日本人が強制労働させられてるって…」
「卜部の調査が確かならな」
「ブリタニア人め!!」
卜部の調査によると、ブラックリベリオン後の混乱に乗じてこの工場の経営者が日本人からブリタニアの貴族に変わったらしい。その新しく経営者となったブリタニアの貴族は経営方針を変えて、日本人をこき使っているとの事だ。
「日本人を救出し、同時に資材を奪って、我々黒の騎士団の活動資金に換える。一石二鳥の作戦だろ?」
「ええ、武者震いがするわ」
カレンは銃がちゃんと使えるか確認を始める。
「おい」
「え?」
「退屈だ。何か話せ」
「ええ……」
C.C.は嫌そうな顔をしながらカレンの頬を指で軽くムニッとしながら聞く。
「お前、顔に悲壮感が漂ってるぞ? そう言う辛気臭いのは嫌いだ」
「実際に悲壮なんだからしょうがないでしょ! ルル………ゼロはあんな事になっちゃってるし、信也はケガで動けないし、沢山いた仲間も皆……」
「不景気な女だ」
「イライラさせないで! 皆疲れてるのよ。ブリタニアに追われる毎日で……」
カレンはC.C.の手を嫌そうな顔をして退けた。
その時、何気なく自分の頬に触れて驚き落ち込む。
「うわ! 私、顔触るとガッサガサ……」
「可愛いな」
「何がよ!」
「『こんな顔、ゼロには見せられなぁ~い!』と言う事だろ?」
「そんな事、ひとっことも言ってないし!!」
「ん? ああ……悪い、間違えた。ゼロではなくて信也だったな」
「ッ!?」
明らかにわざと間違えたC.C .。そのわざとらしさには悪意が感じられる。
「こんなに荒れた肌では、まさにアイツに会わせる顔がないな」
「※☆×#&*ッ!!!? そんな事言うけどアンタだって同じでしょ!!」
「私は肌荒れなどしてないぞ」
「それって苦労してないって事でしょ!」
「お前と殆ど同じ生活をしているが?」
「じゃあ、何が違うって言うのよ」
「心掛けだ」
カレンは怒りでワナワナと震える。
「いっぺんその顔! 紙ヤスリか何かでガッシガシに擦ってやりたいわ!!」
「フッフフフ……私の肌がサンドペーパーごときで荒れるとでも?」
「強化プラスチックか何かなの?」
「仕方がない。お前には教えてやろう。この私のゆで卵のようなツルッツル美肌の秘密を」
「フン! どうせ『秘密はピザだ』とか言うんでしょ?」
「何故わかった」
「パターン読めすぎなの」
「時間だ、いくぞ」
C.C.の言葉とともに工場の入口を爆発、黒の騎士団は突入し、作戦を開始する。
銃撃を済ませた後、工場内に居る連中に対して二人は宣言する。
「動くな! 黒の騎士団だ!!」
「抵抗しなければ痛くしないでやる」
ここでカレンは抵抗が全くない工場内を見渡し驚く。
「て、あれ?! ココ、化粧品工場?」
「ここの美白化粧水は、全て黒の騎士団が貰った!!」
「ええ~~~~!!!?」
「トレーラー突入、運び出せ!!」
C.C.の指示でナイトメアも運べる程のトレーラーが突入、黒の騎士団は工場内の美白化粧水を全て回収(強奪)した。
「よしっ! 撤収するぞ」
「ちょ、チョット!! ええーーー!?」
驚いて話についていけないカレンに向け、C.C.は自信に満ちた妖艶な笑みを浮かべながら告げる。
「悲壮なのは嫌いだ。女は美しく優雅でなくてはな♪ ふふふ……ふふっふ……ハッハハハハ……アッハハハ……」
「……ゼロだ。ココに、女ゼロが居る」
カレンの呟きはC.C.の高笑いに掻き消された。
「そうか、作戦開始まで、まだ時間があるな」
「本当なの? この工場で日本人が強制労働させられてるって…」
「卜部の調査が確かならな」
「ブリタニア人め!!」
卜部の調査によると、ブラックリベリオン後の混乱に乗じてこの工場の経営者が日本人からブリタニアの貴族に変わったらしい。その新しく経営者となったブリタニアの貴族は経営方針を変えて、日本人をこき使っているとの事だ。
「日本人を救出し、同時に資材を奪って、我々黒の騎士団の活動資金に換える。一石二鳥の作戦だろ?」
「ええ、武者震いがするわ」
カレンは銃がちゃんと使えるか確認を始める。
「おい」
「え?」
「退屈だ。何か話せ」
「ええ……」
C.C.は嫌そうな顔をしながらカレンの頬を指で軽くムニッとしながら聞く。
「お前、顔に悲壮感が漂ってるぞ? そう言う辛気臭いのは嫌いだ」
「実際に悲壮なんだからしょうがないでしょ! ルル………ゼロはあんな事になっちゃってるし、信也はケガで動けないし、沢山いた仲間も皆……」
「不景気な女だ」
「イライラさせないで! 皆疲れてるのよ。ブリタニアに追われる毎日で……」
カレンはC.C.の手を嫌そうな顔をして退けた。
その時、何気なく自分の頬に触れて驚き落ち込む。
「うわ! 私、顔触るとガッサガサ……」
「可愛いな」
「何がよ!」
「『こんな顔、ゼロには見せられなぁ~い!』と言う事だろ?」
「そんな事、ひとっことも言ってないし!!」
「ん? ああ……悪い、間違えた。ゼロではなくて信也だったな」
「ッ!?」
明らかにわざと間違えたC.C .。そのわざとらしさには悪意が感じられる。
「こんなに荒れた肌では、まさにアイツに会わせる顔がないな」
「※☆×#&*ッ!!!? そんな事言うけどアンタだって同じでしょ!!」
「私は肌荒れなどしてないぞ」
「それって苦労してないって事でしょ!」
「お前と殆ど同じ生活をしているが?」
「じゃあ、何が違うって言うのよ」
「心掛けだ」
カレンは怒りでワナワナと震える。
「いっぺんその顔! 紙ヤスリか何かでガッシガシに擦ってやりたいわ!!」
「フッフフフ……私の肌がサンドペーパーごときで荒れるとでも?」
「強化プラスチックか何かなの?」
「仕方がない。お前には教えてやろう。この私のゆで卵のようなツルッツル美肌の秘密を」
「フン! どうせ『秘密はピザだ』とか言うんでしょ?」
「何故わかった」
「パターン読めすぎなの」
「時間だ、いくぞ」
C.C.の言葉とともに工場の入口を爆発、黒の騎士団は突入し、作戦を開始する。
銃撃を済ませた後、工場内に居る連中に対して二人は宣言する。
「動くな! 黒の騎士団だ!!」
「抵抗しなければ痛くしないでやる」
ここでカレンは抵抗が全くない工場内を見渡し驚く。
「て、あれ?! ココ、化粧品工場?」
「ここの美白化粧水は、全て黒の騎士団が貰った!!」
「ええ~~~~!!!?」
「トレーラー突入、運び出せ!!」
C.C.の指示でナイトメアも運べる程のトレーラーが突入、黒の騎士団は工場内の美白化粧水を全て回収(強奪)した。
「よしっ! 撤収するぞ」
「ちょ、チョット!! ええーーー!?」
驚いて話についていけないカレンに向け、C.C.は自信に満ちた妖艶な笑みを浮かべながら告げる。
「悲壮なのは嫌いだ。女は美しく優雅でなくてはな♪ ふふふ……ふふっふ……ハッハハハハ……アッハハハ……」
「……ゼロだ。ココに、女ゼロが居る」
カレンの呟きはC.C.の高笑いに掻き消された。
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