ヴァリアー編 第3話
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大きな爆撃音がした。音が大きいことからすぐ近くの建物が崩れていることがうかがえる。
突然のことにパニックになった人達が、悲鳴をあげながら逃げていく。
「全員急いで外に出ろ!」
ニナはハル達を外へ誘導する。
ここで京子とランボがここにいないことに気づいた。
(確かツナヨシと……)
「キョウコとランボは外だ。すまないが、様子を見てくれないか」
「おう」
山本と獄寺は急いで外へ出た。その間にニナは建物から離れた場所へとハルとフゥ太を連れて行く。
「すぐに戻るから、ここにいてくれ」
「ニナさんは?」
「キョウコ達が心配だ。大丈夫、すぐ連れてくるから」
そう言って、急いで元の場所へ戻る。
モクモクと土埃が舞い上がっていた。人々が逃げていく方向とは逆に、崩れていく建物の近くへと駆ける。
「……! キョウコ!」
「ニナちゃん! ここは危ないからって、リボーン君が」
「男子達は」
「まだ向こうに……ま、待ってニナちゃん!」
「三人を連れてすぐに戻る!」
京子の制止をよそに、ニナは走った。
少し土埃が収まると、三人の姿が見えた。
「あれは……」
少し離れた所に山本と獄寺が離れている。
では、あの三人は誰だ。
(ツナヨシと……何故門外顧問の人間が)
見ると誰かと戦っている。その相手が。
「う゛お゛ぉい! まさかこの俺に勝てるとでも思ったのかぁ?」
「……スクアーロ?」
ニナの動きが止まった。
何故彼がここにいる。まさかニナを追って?
(違う。スクアーロが追っているのはあの門外顧問の人間だ)
人違いであればいいと思うのにあの銀色の長髪は見間違うはずもない。
そしてニナの推測が正しければ、あの大きな三角定規らしき物で戦っているのは門外顧問のバジル。
何故同じボンゴレ同士が戦っているのか。全くもって理解ができない。
(……あ、まずい)
スクアーロに見つからないのを避けたくて、どうしようか迷っていたらバジルが倒れた。
「てめぇは死ねぇ!!」
この距離だと、間に合わない。とっさにニナは懐に手を伸ばす。が、
「復活 !!」
Ⅹのエンブレムがついたグローブ。額には死ぬ気の炎。
ニナが今まで見ていた綱吉とは全く違う。別人かと思ったがあれは紛れもなく綱吉だった。
「ロン毛! 死ぬ気でおまえを倒す!」
「……なるほど」
ようやく分かった。何故今まで無名だった沢田綱吉が、急に噂になり始めたのか。
何から何までダメダメだと言われていた綱吉が、六道椋とを倒せたのか。
(面白い。本当に面白いな。沢田綱吉)
綱吉は次から次へとスクアーロに攻撃をしていく。
だがさしもの綱吉も、スクアーロには歯が立たなかった。
額に宿る炎は次第に小さくなり、やがて消えてしまう。
どうやら綱吉が強くなれるのはあの炎が灯っている間だけのようだ。
「まずいな」
このままでは綱吉が死ぬ。
「よえぇなぁ。そろそろ死ねぇ!!」
「ひ、ひぃぃぃ!」
突然のことにパニックになった人達が、悲鳴をあげながら逃げていく。
「全員急いで外に出ろ!」
ニナはハル達を外へ誘導する。
ここで京子とランボがここにいないことに気づいた。
(確かツナヨシと……)
「キョウコとランボは外だ。すまないが、様子を見てくれないか」
「おう」
山本と獄寺は急いで外へ出た。その間にニナは建物から離れた場所へとハルとフゥ太を連れて行く。
「すぐに戻るから、ここにいてくれ」
「ニナさんは?」
「キョウコ達が心配だ。大丈夫、すぐ連れてくるから」
そう言って、急いで元の場所へ戻る。
モクモクと土埃が舞い上がっていた。人々が逃げていく方向とは逆に、崩れていく建物の近くへと駆ける。
「……! キョウコ!」
「ニナちゃん! ここは危ないからって、リボーン君が」
「男子達は」
「まだ向こうに……ま、待ってニナちゃん!」
「三人を連れてすぐに戻る!」
京子の制止をよそに、ニナは走った。
少し土埃が収まると、三人の姿が見えた。
「あれは……」
少し離れた所に山本と獄寺が離れている。
では、あの三人は誰だ。
(ツナヨシと……何故門外顧問の人間が)
見ると誰かと戦っている。その相手が。
「う゛お゛ぉい! まさかこの俺に勝てるとでも思ったのかぁ?」
「……スクアーロ?」
ニナの動きが止まった。
何故彼がここにいる。まさかニナを追って?
(違う。スクアーロが追っているのはあの門外顧問の人間だ)
人違いであればいいと思うのにあの銀色の長髪は見間違うはずもない。
そしてニナの推測が正しければ、あの大きな三角定規らしき物で戦っているのは門外顧問のバジル。
何故同じボンゴレ同士が戦っているのか。全くもって理解ができない。
(……あ、まずい)
スクアーロに見つからないのを避けたくて、どうしようか迷っていたらバジルが倒れた。
「てめぇは死ねぇ!!」
この距離だと、間に合わない。とっさにニナは懐に手を伸ばす。が、
「
Ⅹのエンブレムがついたグローブ。額には死ぬ気の炎。
ニナが今まで見ていた綱吉とは全く違う。別人かと思ったがあれは紛れもなく綱吉だった。
「ロン毛! 死ぬ気でおまえを倒す!」
「……なるほど」
ようやく分かった。何故今まで無名だった沢田綱吉が、急に噂になり始めたのか。
何から何までダメダメだと言われていた綱吉が、六道椋とを倒せたのか。
(面白い。本当に面白いな。沢田綱吉)
綱吉は次から次へとスクアーロに攻撃をしていく。
だがさしもの綱吉も、スクアーロには歯が立たなかった。
額に宿る炎は次第に小さくなり、やがて消えてしまう。
どうやら綱吉が強くなれるのはあの炎が灯っている間だけのようだ。
「まずいな」
このままでは綱吉が死ぬ。
「よえぇなぁ。そろそろ死ねぇ!!」
「ひ、ひぃぃぃ!」