ヴァリアー編 第8話
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「それでは雷のリング、レヴィ・ア・タンVSランボ。勝負開始!!!」
ゴロゴロといつ雷が落ちてもおかしくない天候で、ランボだけは趣旨を理解せずあちこちを見回している。
――ゴロゴロ……
雷が落ちる前の音が聞こえた。
全員がハラハラしながら見ていると、雷が落ち避雷針に集まっていく。
「ランボ!!」
「……う、うわぁぁぁぁ! いだいぃ~~~!!」
焼き焦げているはずのランボは、多少の怪我はあるがほぼ無事だった。
「これは、どういうことだ?」
「幼少の頃繰り返し雷撃をうけることでまれに起こる体質変異、電撃皮膚 だぞ」
電撃皮膚は電気を通しやすい皮膚であり、電撃を喰らっても体の表面を通して地面へ抜ける。そのため脳や内臓へのダメージが少ない。
「なるほど、それは雷の守護者にふさわしいな」
家光も考えて守護者を選んでいるようだ。
ならばなおさら何故ニナを選んだのか。
だが、今はそんなことを考えている暇はない。目の前の戦いに集中しなければ。
雷の守護者にふさわしいランボの体質により、レヴィは更に嫉妬する。
XANXUSに対する熱い忠誠心を持つ彼は自分以外にボスの右腕にふさわしい者がいれば平常ではいられない。
嫉妬に駆られたレヴィは傘のような突起でランボに襲いかかる。
状況を理解せず、為す術もないランボただレヴィに殴られる。
「うわぁぁぁぁぁぁん!」
泣きながらランボは髪の中からバズーカを取り出す。
「でかしたアホ牛! 十年バズーカを使えば……!」
「十年バズーカ……?」
十年バズーカをランボは自分に向かって撃ち、モクモクと煙が上がり何も見えなくなった。
十年バズーカ。ボヴィーノファミリーのランボ。
(聞いたことがある。確か)
バズーカを撃てば撃たれた相手は十分だけ十年後の自分と入れ替わるらしい。
つまり自分を撃ったランボは十年後のランボと入れ替わる。
「やれやれ……餃子が最後の晩餐になるとはね」
そこにいたのは箸で餃子をつまむ、恐らく十年後のランボだった。
「でも、いくら十年後のランボだからといって容易に勝てる相手ではないぞ」
それでも勝てる勝率は少し上がった。あのままの子供ランボだとどう足掻いてもレヴィには太刀打ちできなかったのだから。
「ごめんランボ! やっぱり子供の君じゃ無理だったんだ」
「謝らないでください。こう見えても俺はやるときはやる男ですよ」
そしてランボは角を頭につけ、避雷針を無視して雷を呼ぶ。
雷を纏ったランボはそのままレヴィに向かって突き進む。
「……目立ちすぎだ。雷の守護者として申し分ない働きをし、ボスから絶大な信頼を得るのは俺だ」
背負っていた数本の傘が宙に浮き、雷を呼び寄せる。
傘の切っ先から放たれた雷はまっすぐランボに向かっていった。
「ぐあぁあ!」
雷による一斉攻撃で、さすがのランボも耐え切れていない。
「ランボ!」
なんとか生きてはいるが、今の攻撃で戦意をなくしてしまったようだ。
「逃がさん! おまえは徹底的に殺す」
「レヴィがあそこまで怒っているんだ。生きて帰るのは難しいぞ」
「そ、そんな!」
するとランボは泣きながら子供のランボが置いていった十年バズーカを手に取った。
自分に向かってバズーカを撃った。モクモクと煙が巻き上がりランボの姿が見えなくなった。
(十年後のランボがバズーカを撃ったら、一体どうなるんだ?)
純粋に足し算をすれば、現れるのは。
「あ、あれは、まさか……二十年後のランボ!?」
ゴロゴロといつ雷が落ちてもおかしくない天候で、ランボだけは趣旨を理解せずあちこちを見回している。
――ゴロゴロ……
雷が落ちる前の音が聞こえた。
全員がハラハラしながら見ていると、雷が落ち避雷針に集まっていく。
「ランボ!!」
「……う、うわぁぁぁぁ! いだいぃ~~~!!」
焼き焦げているはずのランボは、多少の怪我はあるがほぼ無事だった。
「これは、どういうことだ?」
「幼少の頃繰り返し雷撃をうけることでまれに起こる体質変異、
電撃皮膚は電気を通しやすい皮膚であり、電撃を喰らっても体の表面を通して地面へ抜ける。そのため脳や内臓へのダメージが少ない。
「なるほど、それは雷の守護者にふさわしいな」
家光も考えて守護者を選んでいるようだ。
ならばなおさら何故ニナを選んだのか。
だが、今はそんなことを考えている暇はない。目の前の戦いに集中しなければ。
雷の守護者にふさわしいランボの体質により、レヴィは更に嫉妬する。
XANXUSに対する熱い忠誠心を持つ彼は自分以外にボスの右腕にふさわしい者がいれば平常ではいられない。
嫉妬に駆られたレヴィは傘のような突起でランボに襲いかかる。
状況を理解せず、為す術もないランボただレヴィに殴られる。
「うわぁぁぁぁぁぁん!」
泣きながらランボは髪の中からバズーカを取り出す。
「でかしたアホ牛! 十年バズーカを使えば……!」
「十年バズーカ……?」
十年バズーカをランボは自分に向かって撃ち、モクモクと煙が上がり何も見えなくなった。
十年バズーカ。ボヴィーノファミリーのランボ。
(聞いたことがある。確か)
バズーカを撃てば撃たれた相手は十分だけ十年後の自分と入れ替わるらしい。
つまり自分を撃ったランボは十年後のランボと入れ替わる。
「やれやれ……餃子が最後の晩餐になるとはね」
そこにいたのは箸で餃子をつまむ、恐らく十年後のランボだった。
「でも、いくら十年後のランボだからといって容易に勝てる相手ではないぞ」
それでも勝てる勝率は少し上がった。あのままの子供ランボだとどう足掻いてもレヴィには太刀打ちできなかったのだから。
「ごめんランボ! やっぱり子供の君じゃ無理だったんだ」
「謝らないでください。こう見えても俺はやるときはやる男ですよ」
そしてランボは角を頭につけ、避雷針を無視して雷を呼ぶ。
雷を纏ったランボはそのままレヴィに向かって突き進む。
「……目立ちすぎだ。雷の守護者として申し分ない働きをし、ボスから絶大な信頼を得るのは俺だ」
背負っていた数本の傘が宙に浮き、雷を呼び寄せる。
傘の切っ先から放たれた雷はまっすぐランボに向かっていった。
「ぐあぁあ!」
雷による一斉攻撃で、さすがのランボも耐え切れていない。
「ランボ!」
なんとか生きてはいるが、今の攻撃で戦意をなくしてしまったようだ。
「逃がさん! おまえは徹底的に殺す」
「レヴィがあそこまで怒っているんだ。生きて帰るのは難しいぞ」
「そ、そんな!」
するとランボは泣きながら子供のランボが置いていった十年バズーカを手に取った。
自分に向かってバズーカを撃った。モクモクと煙が巻き上がりランボの姿が見えなくなった。
(十年後のランボがバズーカを撃ったら、一体どうなるんだ?)
純粋に足し算をすれば、現れるのは。
「あ、あれは、まさか……二十年後のランボ!?」