第1話
夢小説設定
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あれから数日間、真澄の周りに群がる女子はすごかった。
それなのに真澄はどうでもよさげにヘッドフォンで音楽を聴いている。素直に感心した。
(話しかけても誰? って言われそうだし、まず学校で話しかけるなんて自殺行為)
何故ここまでして会話をしようとするのかは全く疑問に感じていない。
こうして悩んだまま一日が終わってしまった。
「……ハァ。ゲーセンでも行って憂さ晴らししようかな」
帰り道にあるゲーセン。何かストレスが溜まる度にそこへ行って解消するのが日課だ。
(何しよう)
シューティングゲームか格闘ゲームか。
シューティングゲームは倒れなければずっと続けられる。格闘ゲームは回数が決まっているが。
(ゾンビのやつにしよ)
そう思ったが、ゲームコーナには人が群がっていた。
どうやら凄腕のプレイヤーがいるらしい。
ゲームが出来ないことに少し苛立ったがどんな顔か見てやろうと、人をかき分けて前に出る。
仕事帰りなのかスーツを着ていた。台には百円玉が何枚か置かれてあり、かなりのゲーム中毒者と見えた。
(しかもあのステージ中々行けないって言われてる……)
確かに人が集まるのもうなずける。
ただ、なんというかあの後ろ姿には見覚えがあった。
しかもつい最近見たような気がする。
(私の知り合いにサラリーマンいないし気のせいかな……)
「……あ、チッ」
百円玉が尽きてゲームオーバだ。しかし最終ステージにまで行けたことはどんなにやり手のプレイヤーでもいない。
気づけば拍手が起きていた。
「あー……どうも」
荷物を持ちこちらに振り向いた途端、瀬奈は即座に思い出した。
「て、ティボルト!?」
「……え?」
それなのに真澄はどうでもよさげにヘッドフォンで音楽を聴いている。素直に感心した。
(話しかけても誰? って言われそうだし、まず学校で話しかけるなんて自殺行為)
何故ここまでして会話をしようとするのかは全く疑問に感じていない。
こうして悩んだまま一日が終わってしまった。
「……ハァ。ゲーセンでも行って憂さ晴らししようかな」
帰り道にあるゲーセン。何かストレスが溜まる度にそこへ行って解消するのが日課だ。
(何しよう)
シューティングゲームか格闘ゲームか。
シューティングゲームは倒れなければずっと続けられる。格闘ゲームは回数が決まっているが。
(ゾンビのやつにしよ)
そう思ったが、ゲームコーナには人が群がっていた。
どうやら凄腕のプレイヤーがいるらしい。
ゲームが出来ないことに少し苛立ったがどんな顔か見てやろうと、人をかき分けて前に出る。
仕事帰りなのかスーツを着ていた。台には百円玉が何枚か置かれてあり、かなりのゲーム中毒者と見えた。
(しかもあのステージ中々行けないって言われてる……)
確かに人が集まるのもうなずける。
ただ、なんというかあの後ろ姿には見覚えがあった。
しかもつい最近見たような気がする。
(私の知り合いにサラリーマンいないし気のせいかな……)
「……あ、チッ」
百円玉が尽きてゲームオーバだ。しかし最終ステージにまで行けたことはどんなにやり手のプレイヤーでもいない。
気づけば拍手が起きていた。
「あー……どうも」
荷物を持ちこちらに振り向いた途端、瀬奈は即座に思い出した。
「て、ティボルト!?」
「……え?」