第5話
夢小説設定
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一回戦は見事勝利し、他クラスの試合が終われば次の試合が始まる。
その間咲良は休みなく採点を記入していた。
「咲良ちゃん、大丈夫かな……」
十分に休める暇なく生徒会として仕事を果たす咲良を千鶴は心配していた。
ろくに水分補給も出来なければ脱水症状も起こすだろう。
(次の試合最初は休んでもらうとか……)
「ううん、大丈夫」
千鶴は次は休んだらどうかと提案をしたが、本人に断られてしまった。
「疲れてるのは皆一緒だし。私だけ休むわけにはいかないよ」
「で、でも咲良ちゃん生徒会の仕事もあるのに」
「ああ、どうってことないよ。天霧さんもいるし」
頑なに拒む咲良に余計無理をしているのではないかと不安になる。
しかし本人がやると言ったらならこれ以上無理強いをさせるわけにはいかない。
「……しんどくなったら、言ってね」
「うん」
そして二試合目が始まる。
今度は運動部の面子で固めたらしく全員ガタイがいい。
「如月さん、メンバー変わる?」
男女ではどうしても体力差が出てしまう。だから特別に咲良達のクラスは女子と男子のメンバーの入れ替えを許可してもらっている。
「大丈夫」
良くも悪くも負けず嫌いな部分がある咲良は男子からの提案を断った。
「流石にあの面子で無茶なことはしないから」
だが結果としては咲良は無茶なことしてしまった。
ボールを受け取った咲良はすぐに駆ける。
足の速い男子達はすぐに咲良に追いつく。
(その前に、出来るだけゴール前まで行って……!)
近くの味方にパスをした途端。接触してきた敵とぶつかってしまった。
ガタイのいい男子と勢いよくぶつかった咲良は激しく床に転倒した。
「咲良ちゃん!」
すぐに試合は中止。咲良の周り人が群がった。
「おい、大丈夫か!」
「だ、大丈夫です。ちょっとビックリしただけで」
ぶつかった男子は何度も咲良に謝る。
お互い怪我もなかったことだし、大丈夫だから。と言って笑う。
このまま試合を続けて問題なしと判断したのか、試合は続行した。
「……」
かすかに痛む足首を、ソッと咲良はさすった。
その間咲良は休みなく採点を記入していた。
「咲良ちゃん、大丈夫かな……」
十分に休める暇なく生徒会として仕事を果たす咲良を千鶴は心配していた。
ろくに水分補給も出来なければ脱水症状も起こすだろう。
(次の試合最初は休んでもらうとか……)
「ううん、大丈夫」
千鶴は次は休んだらどうかと提案をしたが、本人に断られてしまった。
「疲れてるのは皆一緒だし。私だけ休むわけにはいかないよ」
「で、でも咲良ちゃん生徒会の仕事もあるのに」
「ああ、どうってことないよ。天霧さんもいるし」
頑なに拒む咲良に余計無理をしているのではないかと不安になる。
しかし本人がやると言ったらならこれ以上無理強いをさせるわけにはいかない。
「……しんどくなったら、言ってね」
「うん」
そして二試合目が始まる。
今度は運動部の面子で固めたらしく全員ガタイがいい。
「如月さん、メンバー変わる?」
男女ではどうしても体力差が出てしまう。だから特別に咲良達のクラスは女子と男子のメンバーの入れ替えを許可してもらっている。
「大丈夫」
良くも悪くも負けず嫌いな部分がある咲良は男子からの提案を断った。
「流石にあの面子で無茶なことはしないから」
だが結果としては咲良は無茶なことしてしまった。
ボールを受け取った咲良はすぐに駆ける。
足の速い男子達はすぐに咲良に追いつく。
(その前に、出来るだけゴール前まで行って……!)
近くの味方にパスをした途端。接触してきた敵とぶつかってしまった。
ガタイのいい男子と勢いよくぶつかった咲良は激しく床に転倒した。
「咲良ちゃん!」
すぐに試合は中止。咲良の周り人が群がった。
「おい、大丈夫か!」
「だ、大丈夫です。ちょっとビックリしただけで」
ぶつかった男子は何度も咲良に謝る。
お互い怪我もなかったことだし、大丈夫だから。と言って笑う。
このまま試合を続けて問題なしと判断したのか、試合は続行した。
「……」
かすかに痛む足首を、ソッと咲良はさすった。