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ここに置いた小説の主人公は中学一年生。現在の私と同い年です。
この子たちに私の理想をぶつけました。小学生一年生のときから六年間、共に過ごしている友達……。私には、もうそんな立場の人間はいませんが、この子たちには、ずっと親友でいてほしい。そんな願いをこめました。グループの構成が男女混合であるのは、私の勝手な希望です。今の社会、異性が嫌いだという人はたくさんいると思いますが、私はそう思いません。男女が同じ世界にいてほしいのです。
本作は「リアル」を求めました。起こっている事象は非現実的ではあるけども、それを目にした思春期の学生はどうするか。そこに重点を置いています。
リアルな中学生の本音と虚構。この世界を楽しんでいただければ幸いです。