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夜の八時頃、炬燵に入りながらのんびり二人でテレビを見ていると、ふと彼女は言った。
「今年ももうすぐ終わりですねー」
「だなぁ」
炬燵の上の蜜柑をちまちまと向きながら、赤木は答える。
「来年の私は、どんな私になってるかなぁ」
「なんだ、えらく他人事だな」
そう指摘され、名前は少しうーんと唸ると、蜜柑を指先でトントンと優しく続きながら、何かを言いあぐねていた。
「なんか、年を越すと去年の自分がいなくなったような気持ちになるんですよね。そんなハズないって分かってるんですけど」
そう言うと名前は赤木を見つめる。
「赤木さんは、そういう感覚あります?」
「ねえな」
赤木はきっぱりと言い放った。
すると、赤木は優しく微笑んで名前に手を伸ばし、その頬に触れる。
「ま、仮に……去年のお前がいなくなっちまうようなら、俺が繋ぎとめてやる」
「……はい、繋ぎとめてくださいね」
名前は安心しきったような表情になり、赤木の手に頬擦りをする。
すると、赤木は名前の隣に移動すると、その小さな額に、頬に、最後に唇にキスを落とす。
唇へのキスはどんどんと深いものになり、名前の体は歓喜と恥じらいに震えた。
「……ここでするんですか?」
「ダメか?」
押し倒された名前は不服そうに頬を膨らませると、赤木を睨んだ。
「ダメです、片付けるの大変なんだから。ちゃんとお布団がいい……です」
拒否をしない辺りに、自分に対して名前はつくづく甘いなと感じ、それが嬉しく、楽しく、そして愛しくて、赤木はニカッと笑う。
「仰せのままに、お姫様」
赤木は名前の手を取りひょいっと彼女を持ち上げると、布団のある寝室へと足を進めた。
*
ゴーン、ゴーンと除夜の鐘が鳴り響く。時計の秒針が0時丁度になった頃に、ベッドの上から名前は言った。
「ハッピーニューイヤー」
赤木のシャツを羽織った名前は、紫煙を燻らせる赤木の背中に抱きつく。
「おう、あけましておめでとう」
赤木はそんな名前の頭を優しく、愛おしそうに撫でると、そっと唇にキスを落とす。
「うし、今年初めのキスは俺だな」
「ふふっ、今年もよろしくお願いしますね、赤木さん」
「こちらこそ、よろしく頼む」
互いに見つめあって微笑むと、ぐぅ〜と名前の腹の虫が鳴いてしまった。それを聞いた赤木はしょうがねえな、と笑うと名前の頭をくしゃりと撫でる。
「蕎麦でも食うかね」
「さんせーい!」
二人は服を着るとリビングに戻り、炬燵の中で少し遅めの年越し蕎麦を食べる。
温かいつゆの香りと、蕎麦の匂いがリビングに広がって、食べ終える頃にはもう夜の3時。
また二人は布団に戻ると抱きしめあいながら眠りにつき、年始の穏やかな時間を過ごすのだった。
「今年ももうすぐ終わりですねー」
「だなぁ」
炬燵の上の蜜柑をちまちまと向きながら、赤木は答える。
「来年の私は、どんな私になってるかなぁ」
「なんだ、えらく他人事だな」
そう指摘され、名前は少しうーんと唸ると、蜜柑を指先でトントンと優しく続きながら、何かを言いあぐねていた。
「なんか、年を越すと去年の自分がいなくなったような気持ちになるんですよね。そんなハズないって分かってるんですけど」
そう言うと名前は赤木を見つめる。
「赤木さんは、そういう感覚あります?」
「ねえな」
赤木はきっぱりと言い放った。
すると、赤木は優しく微笑んで名前に手を伸ばし、その頬に触れる。
「ま、仮に……去年のお前がいなくなっちまうようなら、俺が繋ぎとめてやる」
「……はい、繋ぎとめてくださいね」
名前は安心しきったような表情になり、赤木の手に頬擦りをする。
すると、赤木は名前の隣に移動すると、その小さな額に、頬に、最後に唇にキスを落とす。
唇へのキスはどんどんと深いものになり、名前の体は歓喜と恥じらいに震えた。
「……ここでするんですか?」
「ダメか?」
押し倒された名前は不服そうに頬を膨らませると、赤木を睨んだ。
「ダメです、片付けるの大変なんだから。ちゃんとお布団がいい……です」
拒否をしない辺りに、自分に対して名前はつくづく甘いなと感じ、それが嬉しく、楽しく、そして愛しくて、赤木はニカッと笑う。
「仰せのままに、お姫様」
赤木は名前の手を取りひょいっと彼女を持ち上げると、布団のある寝室へと足を進めた。
*
ゴーン、ゴーンと除夜の鐘が鳴り響く。時計の秒針が0時丁度になった頃に、ベッドの上から名前は言った。
「ハッピーニューイヤー」
赤木のシャツを羽織った名前は、紫煙を燻らせる赤木の背中に抱きつく。
「おう、あけましておめでとう」
赤木はそんな名前の頭を優しく、愛おしそうに撫でると、そっと唇にキスを落とす。
「うし、今年初めのキスは俺だな」
「ふふっ、今年もよろしくお願いしますね、赤木さん」
「こちらこそ、よろしく頼む」
互いに見つめあって微笑むと、ぐぅ〜と名前の腹の虫が鳴いてしまった。それを聞いた赤木はしょうがねえな、と笑うと名前の頭をくしゃりと撫でる。
「蕎麦でも食うかね」
「さんせーい!」
二人は服を着るとリビングに戻り、炬燵の中で少し遅めの年越し蕎麦を食べる。
温かいつゆの香りと、蕎麦の匂いがリビングに広がって、食べ終える頃にはもう夜の3時。
また二人は布団に戻ると抱きしめあいながら眠りにつき、年始の穏やかな時間を過ごすのだった。