デモンズ・レター

魔術学校バビルスの最高学年に進級したばかりの悪魔、ナベリウス・カルエゴ。
厳格なる番犬の血筋である彼は、悪魔特有の衝動とストレスが引き起こす「悪周期」の波に呑まれ、激しい苛立ちと共に自室へと引きこもっていた。

部屋に充満する、濃密で禍々しい魔力。
その歪みにあてられるようにして、自室の古い鏡に奇妙な魔力の広がりが生じる。そこに映し出されたのは、交わるはずのない未知なる異世界――「人間界」の光景だった。

最初はただの気まぐれ、あるいは魔術的な興味から、鏡の向こうにいる脆く頼りない人間の娘・芹那を一方的に観察していたカルエゴ。ただ見ているだけ、交わるはずのなかった二つの世界。
しかしある日、偶然にも鏡越しに「完全に目が合う」という決定的な瞬間を迎えたことで、二人の関係は奇妙な対話へと発展していく。

硝子(ガラス)一枚を隔てて深まっていく、悪魔と人間の不器用で特別な関係の物語。


■ 世界観とシチュエーション
『魔入りました!入間くん』の原作時間軸(カルエゴがバビルス6年生の頃)をベースにした、鏡を通じて異世界と繋がる特殊設定の二次創作(夢小説)です。

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