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ジャックナイフ、ダンクスマッシュ…
桃城は攻め始めていた。
忍「ええ加減お前を倒さへんと…頂点へ行かれへんわ、桃城!!」
対する忍足のプレイスタイルも変わっていった。
絶対に勝ちたい…そんな思いで溢れているように見えた。
桃城のダンクスマッシュで、忍足のラケットが弾き飛ぶ。…しかし、
ボールは桃城のコートに入っていた。
「ゲームセット ウォンバイ忍足 6-4!!」
審判の声が響いた。
桃「皆すまねぇ…負けちまいましたっ!」
悔し涙を浮かべる桃城に近付き、りんはバンソーコにそっと触れる。
『桃城先輩、すごくかっこ良かったです…』
ふわり微笑むりん。
桃城は少し目を丸くし、それから「ありがとな…」と笑った。
ダブルス2、シングルス2と青学が勝利したが、ダブルス1では氷帝が勝利をおさめた。
全てはシングルス1の試合に託されるー…
「「勝つのは氷帝、負けるの青学!!」」
コートに響く氷帝コール。
「「勝者は跡部、勝者は…」」
パチンと指を鳴らし、ジャージを脱ぎ捨てた跡部。と、もう1人。
リョ「俺だけどね」
『(お、お兄ちゃん…っ)』
自信満々に言うリョーマを見て、青学の皆も目を丸くした。
リョ「やーっとアンタと戦える日がきたよ。サル山の大将さん」
高らかに笑う2人。
『…シ、シンクロしてますね』
桃「……だな。」
2人を見ながら、コートの隅でりんと桃城は呆気に取られていた。
跡「もしお前に負けたら坊主になってやるよ」
リョ「へぇ…なら俺もアンタに負けたら坊主になるよ」
オロオロと不安がるりんを視界の隅に映し、跡部の合図で試合が始まった。
跡部のタンホイザーサーブ。
特殊なバウンドをし、一気に1ゲーム取られてしまった。
その時、リョーマの雰囲気が変わった。
゙無我の境地゙
リョーマは色んな選手の必殺技を繰り出す。
跡「そんなテニスだから、テメーは手塚の域に達っせねーんだよ」
跡部の打った球に、リョーマは反応出来なかった。
不「まずい、跡部には越前の死角が全て見えている」
『え!』
跡部の眼力(インサイト)で、リョーマは死角を見破られていた。
『お兄ちゃんすごい汗…』
無我の境地でドッと体力を消耗している。
一気に4ゲーム取られ、試合は跡部がリードしていると思われた。
その時、リョーマは目を閉じたー…