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*りんside*
全国大会2日目の朝です!
今日対戦するのは氷帝学園。跡部さんと忍足さんにはこの前会ったけど、また皆に会えることが楽しみだった。(昨日あいさつしたけどね)
そんなことを思いながら、おむすびを握るスピードを上げる。
(よし、完璧!)
結構な数のおむすびを並べて一息吐いた。
そろそろお兄ちゃんを起こさなきゃとエプロンを外していると、眠そうに目を擦りながらお兄ちゃんが居間にやってきた。
『お兄ちゃんおはよう。今日は早いね』
リョ「…まぁね」
ぼんやりした目で椅子に座るお兄ちゃんを見て、すぐに朝食を並べる。
暫くしてお母さんと菜々子さんも起きて来たので、私も椅子に座って朝食をとることにした。
『………』
今朝も、あの夢を見た。
やっぱりあの人は…白石さんなのかな。
確かめたくても、どうしたら良いのかわからない。
『私、あなたの夢を良く見るんです!』なんて急に言ったら変態だと思われるだろうし。
リョ「…りん?」
『…あ、何?』
考えこんでしまっていたらしく、お兄ちゃんが私を見て眉を寄せていた。
リョ「何かあった?」
『え!何かって?』
リョ「元気ないから」
お兄ちゃんはお味噌汁を飲みながら言う。
もしかして、心配してくれてるのかな。
『…大丈夫だよ。ありがとう』
何かあるとお兄ちゃんはすぐに気付いてくれる。
昔から優しいんだ。
嬉しくて思わず微笑んだら、お兄ちゃんは「ならいいけど」と短く呟いた。
『うわ~いよいよだね』
カチロー「うん。何か僕緊張してきたよ」
カツオ「そうだね…」
堀「俺らも向こうの応援に負けないよう頑張るぞ!」
観客席でコートを眺めながら皆で話す。
「「勝つのは氷帝!負けるの青学!」」
堀「うわ、始まった…!」
200人以上いる氷帝テニス部が声を揃えて応援してきた。
さっきまでやる気満々だった堀尾くんも、間近で聞き圧倒されてるみたい。
「あ、いたいた!頑張れ青学ぅー!!」
大きな声がした方を見るとー…
『あ、葵さん!?』
葵さんと六角中の皆が揃って応援をしていた。
葵「りんさーん!
一緒に応援頑張りましょう!」
そう言ってニッコリ笑う葵さん。
そうだね。
応援で負けてちゃ、駄目だね。
『青学ーファイオー!!』
今は、皆の為に一生懸命応援しよう。
(ありがとう)
そう思いながら葵さんを見たら、またニッコリ笑ってくれた。