約束
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田仁志の一撃必殺サーブ、゙ビックバン゙
早く、そして重い。
このサーブがある限り、彼はサービスゲームをキープし続け、絶対に負けない。
リョーマは下がって威力が弱まったところを返そうとしたが、簡単にはいかなかった。すぐにラケットが弾かれてしまう。
リョーマは一本足のスプリットステップで、左右のボールに追い付こうとする。
リョ「…ねぇ、こっちもサービスゲーム落とさないから負けないね」
『………』
リョ「んで…あんたからリターンエース奪って勝つのは俺だけどね」
相手選手にラケットを向けるリョーマ。
その姿を観客席から見ていたりんは…
『…お兄ちゃん、かっこ良い//』
目をキラキラ輝かせ、実の兄を惚れ惚れと見つめていた。
カチロー「(…りんちゃんって…)」
カツオ「(……うん…)」
堀「(何も言うな…)」
ブラコン全開のりんを横目で見て、1年トリオは深く溜め息を吐いたのであった。
お互い自分のサービスゲームをキープしたまま、ついにタイブレークまで来た。
しかし、リョーマはまだビックバンを返せていない。
「はいでぇーっさすがビックバン!未だ威力衰えず!」
木「(未だ威力を衰えず…?タイブレークまで40分以上打ち続けている)」
その時、リョーマはラケットを握りしめた。
木「(…まさか)田仁志君気を付けろーっ!!
君のビックバンの威力はとっくに衰えている!!」
ビックバンを打ち返した。この一球の為に、リョーマはわざとラケットが弾かれたフリをしていたのだった。
相手選手の力が弱まるのを待っていたー…
リョ「さぁ…決めるよ」
ドライブA、ドライブB。そして最後は…
『COOLドライブ…』
「ゲームセット ウォンバイ越前 7-6!!」
リョーマが観客席に戻ると、青学メンバーに褒められながら頭を叩かれる。
『お兄ちゃんお疲れ様!』
リョ「…サンキュ」
満面の笑顔のりんからタオルを受け取った。
次のダブルスとシングルも青学が勝利し、全勝して比嘉中との試合は幕を閉じた。