夏休み
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観「越前トゥサーブ!
(何で僕が審判なんですか)」
今だに火花を散らす2人は、観月を審判につけコートに立った。
柳沢「桃城!試合するだーね」
桃「んぁ?良いぜ」
裕「ちょっ次は俺ですって!」
杏「なら審判してあげる」
こっちも試合を始めようとしていた。
りんはとゆうと…
『え!氷帝も全国大会に出るんですか?』
忍「せや、特別枠でな」
コートの隅にあるベンチに座り、忍足と話していた。
忍「俺らも試合しよか?」
『え、でも…(実力が違いすぎる)』
忍「教えたるから」
『…はい!』
リョーマと跡部が試合をするコートから離れ、りんと忍足は別コートに向かった。
観「ゲーム!跡部5-4」
跡「…やるじゃねーの、」
リョ「…アンタもね」
試合に夢中になっていた2人は、息を切らしながら言う。
リョ「そういやりんは?」
跡「忍足もいねーな」
首を動かし2人の姿を探す。
観「あの2人なら別コートに行きましたよ」
観月が指を指した方を見るとー…
『んっと…こうですか?』
忍「そやな。もう少し深めにグリップを握った方がええで」
りんのすぐ後ろで握り方を教えている忍足。
その距離はすごく近くて、
リョ「………っ」
跡「忍足!!」
急に走り出す2人。
突然声がして、りんはビクッと体を震わせた。
忍「どないしたん?」
跡「お前は何しに来た」
苛つく跡部を見て不思議に思う忍足。
忍「何って…テニスやろ」
跡「ならテニスしろ」
忍「言われなくてもやってるやん」
『はい。今忍足さんにテニスを教わっていたんです!』
ニコニコと楽しそうに話す。
跡部はそんなりんを見て溜め息を吐いた。
跡「…もう帰るぞ」
跡部は忍足の言葉を無視し、背中を向け去ろうとする。
『あの!良かったら、家で夕食を食べませんか?』
りんがそう言うと、跡部は足を止めた。
リョーマは驚いてりんを見る。
『今日両親ともいないんです。だから…』
『良いよね、お兄ちゃん』と振り返ると、リョーマはあからさまに嫌な顔をした。
跡「…悪いが、今日は学校に寄る」
忍「堪忍な」
『そうですか…』
しゅんと落ち込むと、跡部は手をりんの頭の上に乗せた。
跡「また今度行ってやる」
それを聞き、俯いていた顔を上げる。
『…はい!』
嬉しくて自然に笑顔になった。
跡部と忍足に別れを告げ、桃城達の所に行くことにした。