夏休み
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『お兄ちゃん!』
リョ「りん」
突然現れた兄に驚きを隠せないりん。
リョーマも予期していなかったらしく、妹の姿を見て目を丸くする。
桃「あれ、りん」
『桃城先輩!』
桃城はリョーマの隣から顔を覗かせた。
『えっと…?』
3人の関係がいまいち理解出来ない。
杏はりんの様子を察したのか、笑顔で口を開いた。
杏「今日は桃城君と越前君とデートなの」
『……!』
桃「デ、デートじゃねぇって!!//」
リョ「…何で俺まで」
慌てる桃城と、呆れ顔で溜め息を吐くリョーマ。
杏「何よ!女の子の誘いを断るつもり?」
杏は頬を膨らませて腰に手を当てる。
そんな3人を黙って見ていたりんは…
『わ、私…お邪魔だよね。ごめんなさい。大事な日に…』
思いっきり勘違いをしてしまっていた。
りんはテニスバッグを持ち帰ろうとする。
柳沢「え!りんちゃん帰っちゃうだーね?」
リョ「りん…っ」
リョーマが追いかけようとした時ー…
『きゃ!ご、ごめんなさい!』
思いっきり人にぶつかってしまった。
ゆっくり顔を上げると、
忍「りんちゃん?」
『お、忍足さん…!!』
ユニフォーム姿の忍足がいた。
跡「…りん?」
『跡部さん!』
後ろからこっちに歩いてくる跡部。
その姿を見て、りんは急いで駆け寄る。
『どうしたんですか?』
跡「暇潰しに来ただけだ」
忍「たまに打ちにくるんやで。りんちゃんがいるとは思わんかったわ」
『私もたまに来るんです』
忍「そうなん?偶然やな」
リョーマは親しげな3人の会話についていけずにいた。
黙って見ていると跡部と目が合う。
跡「……フッ」
リョ「!!」
鼻で笑われ2人は睨み合う。
りんは背が低いので、頭上で物凄い火花が飛び散っていることに気付かなかった。
リョ「…ねぇ、暇なら試合やろうよ」
跡「構わないが、後悔すんのはお前だぜ」
リョ&跡「「((絶対負けねぇ!))」」
もはや2人の世界だ。
『お兄ちゃんと跡部さん、いつの間にか仲良くなったんですね』
忍「仲良いんか…?」
嬉しそうに微笑むりんを見て、忍足は首を傾げた。