王者と挑戦者
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2勝2敗。
残るシングルス1の試合に全てが託された。
立海は、゙皇帝゙とも呼ばれている真田弦一郎。
不「越前…相手は今、この日本中学テニス界で間違いなく一番強い男だ」
海「キサマの全てをぶつけてやれ」
大「頼むぞ越前…」
河「よっしゃぁー!
お前ならやれるぜビクトリィーだ!!」
『…お兄ちゃん、』
リョーマは心配そうな顔のりんを見つめる。
頭に手を置いて、
リョ「任せろ」
そう言って優しく笑った。
いつもなら安心するけれど、今はどうしようもない不安でいっぱいだった。
真「容赦はせん。本気で来い越前リョーマよ」
その瞬間、リョーマの周りを包むオーラが変化した。
リョ「いくよ」
真「来い、ひねり潰してやるわ!」
切原のナックルサーブ、亜久津のスライディング、裕太のツイストスピンショット…ダンクスマッシュ。
リョーマは数々の技を繰り返していた。
真「微温い」
真田のスイングが全く見えなかった。
柳「…風林火山。」
疾きこと風の如く
リョーマは『風』の超スピードにくらいつく。
しかし、急にリョーマの身体が崩れ落ちた。
『お兄ちゃん、すごい汗…』
無我の境地には体力を消耗するという副産物がある…と乾が言った。
リョーマがドライブBを打っても、真田が風林火山の『火』であっさりと返す。
真「絶望と共に散るがいい!」
『!』
ゲーム真田4-1
真「立て。」
リョーマは何度も何度もボールに追い付こうとする。