氷帝
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りんがコートに戻った時には、ドライブBを繰り返しているリョーマがいた。
「あと100ゲームやる?」と言う言葉に、相手選手も耳を疑った。
「ゲームセット!
ウォンバイ越前 ゲームカウント6-4」
青学一同はリョーマの元へ駆け寄る。
周囲は大きな歓声に包まれていた。
両校が並んで礼をして、関東大会初戦は青学が勝利をおさめた。
跡部の合図で、暫く氷帝コールが続いていた。
『(やっぱり、すごいな…)』
りんは観客席でコートを見ながら思う。
立ち上がって皆の元へ行こうとしたら、前から歩いて来た人にぶつかってしまった。
『あ、ごめんなさ…』
顔を上げると、りんは驚いて身を硬くした。
『(跡部さん!)』
跡「……」
跡部は暫くりんを見ていたが、すぐに視線を外し前を歩いてゆく。
『……』
りんは振り返り氷帝メンバーの後ろ姿を瞳に映すと、急に跡部が足を止めた。
跡「おい、」
振り向かず背中を向けて言う。
跡「手塚に、最高の試合だったと…伝えておけ」
りんが答える間もなく、再び歩き出して行ってしまった。
『(…本当は、そんなに悪い人じゃないかもしれない)』
去ってゆく背中を見つめながら、そんなことを思った。
『皆さん、お疲れ様です』
菊「ちっかれた~」
河「ははっ本当にね」
リョ「りん。」
リョーマは皆と笑顔で話すりんを手招きして呼ぶ。
『何?お兄ちゃん』
首を傾げてリョーマを見る。
リョ「…大丈夫?」
『え、何が?』
リョ「さっき、サル山の大将と話してたから」
りんはすぐに先ほどの会話?を思い出した。
『…大丈夫だよ。
心配してくれて、ありがとう』
微笑みながら言うと、リョーマは「ならいいけど」と短く呟いた。
忍「なぁ跡部。今の、この前いた娘やろ?」
向「青学のマネージャーか何かなのか?」
跡「俺が知るわけねーだろ」
芥「なになに、今の可愛い子だれ?!」
跡「……行くぞ」
芥「えぇ~教えてくれてもEのに!」