氷帝
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試合は両者一方とも譲らない白熱したものとなった。
ダブルス二試合で一勝一敗となり、シングルス3は無効試合(ノーゲーム)。
そして、シングルス2は不二が勝利した。
次の試合は…
「おい見ろよ」
「手塚だ…」
手塚がコートに立ったことにより、周囲が緊迫した雰囲気になる。
「「勝つのは氷帝!負けるの青学!」」
氷帝応援団が声を揃えてコールをする。
「「勝者は跡部、勝者は…」」
跡「俺だ」
跡部が指を鳴らし上着を脱ぎ捨て、コートに立った。
『…………』
青学の観客席で試合を見ているりんは、ストリートテニス場での事を思い出した。
不「あれ?裕太。来てくれたんだ」
不二の言葉で振り向くと、制服姿の裕太が後ろに立っていた。
裕「…まぁな。」
『裕太さん!こんにちは』
裕「りん。来てたんだな」
「ゆ、裕太!この可愛い娘誰だーね」
りんと裕太が話していると、隣にいた人が慌てたように話しかけてきた。
裕「えっと、青学の越前の妹の…」
『越前りんです、はじめまして』
「全然似てないだーね。
裕太!俺を紹介するだーね」
攻めるように話され、裕太は困惑した。
裕「(何で俺が…)柳沢先輩だ。桃城と海堂とダブルスであたった」
『柳沢先輩、よろしくお願いします』
柳沢「よろしくだーね」
りんと柳沢は握手をした。
裕「そういや、越前は?」
『お兄ちゃんは、前でベンチコーチをしてます』
裕「……そ、そうか」
りんが指す方を見ると、ベンチに座って試合を見ているリョーマの姿があった。
スミレが病院に行っている為、代わりに座っているのだ。
手塚と跡部の試合は、誰もが一球一球集中して見ていた。
跡「やるじゃねーの手塚。そんな腕で」
『…そんな腕…?』
跡部の言葉で、周囲が騒めき始める。
大「いや!手塚のヒジはもう完治してるはず…」
跡「なる程、ヒジな訳ね」
大「……」
桃「大石先輩、どーゆう事っスか?」
大「あぁ…実は、」
それから大石は、皆に手塚の過去を話した。
1年の時にヒジを痛めたこと。
手塚が全国にかける思いをー…
スマッシュを打てるのに、跡部は打たないでいる。
不「この試合…マズイ」
『え、』
不「持久戦で手塚の肩を潰す気だ…」