双子の妹
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朝目が覚めると、りんは部屋のカーテンを開けた。
温かい光が部屋に差し込みとても気持ち良い。
一呼吸をし、階段を降りると向かうのはキッチン。
『んっと…今朝は何にしようかな』
りんは慣れた手付きで調理を始めた。
魚を焼き、お味噌汁を作る。
リョーマは和食好きなので越前家の朝は大抵和食だった。
『…これで完成!』
テーブルへ綺麗に朝食を並べて…その後はお弁当作り。
お弁当のおかずを作っていると、ふと時計に目を向けた。
そろそろ兄を起こす時間。
りんが廊下に行くと同時に、母の倫子とすれ違った。
倫「りんおはよう」
『お母さん、おはよう』
にっこり微笑んで、眠そうな母に目を向ける。
倫「今日も早いのね。もっと寝てて良いのよ?」
りんがいつも起きるのは5時頃。
中学生が起きるには早すぎる。
『大丈夫だよ、早起き好きだから。お兄ちゃん起こして来るね!』
そう言うと、りんは兄リョーマの部屋へ向かった。
リョーマの部屋はりんの部屋の隣。ノックして開けると、リョーマはベットにうつ伏せになって寝ていた。
「ほぁら~」と甘えた鳴き声が聞こえたので、足下を見ると飼い猫のカルピンがりんを見上げていた。
『カルピンおはよう。お兄ちゃんより早起きだね』
リョーマの部屋のカーテンを開け、すやすやと気持ちよさそうに寝息を立てている兄を見る。
『お兄ちゃん起きて!もう朝だよ』
リョ「……ん…りん?」
重そうな瞼を薄らと見開きリョーマはりんを見た。
『そろそろ起きないと遅刻しちゃうよ?』
リョ「わかった…」
リョーマはまだ眠いのか、あくびを繰り返している。
その姿を見て、りんは小さく微笑んだ。