妹と弟
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試合終了後、各校が整列している中不二兄弟の会話があった。
不「裕太、5位決定戦(コンソレーション)がんばって」
裕「うるせぇ」
不「ところで、りんちゃんと仲良くなったみたいだね」
裕「!」
「何で知ってんだ?」と目を向ければ、不二はクスリと笑った。
不「りんちゃんが裕太のこと話してたからね。珍しいね、女の子の友達なんて」
裕「う、うるせぇよ//」
裕太がチラリと観客席に目を向けると、こっちを見ているりんと目が合う。
微笑まれたので、素早く視線を外した。
『?』
まさか自分のことを話していたとは思わず、りんは頭に?マークを浮かべた。
*りんside*
途中まで一緒だった桃城先輩と別れて、お兄ちゃんと並んで家路を歩いていた。
(何だか長い1日だったなぁ)
お弁当も皆喜んでくれたし、今日は良いことばかりだ。
ふと隣で歩くお兄ちゃんに目を向けると、眠そうに欠伸をしていた。
(さっきまでバスで寝てたもんね…)
裕太さんと不二先輩、色んなこと話せるようになればいいな。
少しずつ、ゆっくり。
兄弟でも、思ってることは言わなくちゃ駄目なんだね。
『お兄ちゃん、』
そう呼べば、お兄ちゃんはこっちを見る。
『あのね…今日は、お兄ちゃんが一番かっこ良かったよ!』
力一杯言ったら、お兄ちゃんは目を丸くした。
テニスをしてるお兄ちゃんは楽しそうで、キラキラしてるから。
リョ「…今日だけじゃないだろ」
小さく呟き、視線を反らすお兄ちゃん。
その横顔は照れてるようにも見える。
『ふふ、』
何だか可笑しくて、思わず笑ったら「何だよ」と軽く頭を叩かれた。
私はやっぱり
お兄ちゃんを、
(尊敬しています)