大阪合宿
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
まず始めに、不二&白石と河村&銀のダブルスが始まろうとしていた。
全国大会準決勝の対戦相手同士が組んだ、夢のダブルスらしい(by一年トリオ)
『白石さん、肩大丈夫なのかな…』
全治二週間だと言っていただけに、無理をしてるのではないかとりんは心配だった。
財「平気やろ。本人もそう言うとるんやし」
『!財前さん』
聞かれていたとは思ってなかったので、反射的にびくっと体を揺らしてしまう。
そんなりんを気にする様子もなく、「…それに」とコートを見ながら呟く。
財「…好きな女の前やし、かっこ良いとこ見せたいんやないか?」
『へ…』
ニヤッと笑う財前の顔をキョトンとした目で見ていたりんは、その言葉の意味を理解した瞬間カァァとあっという間に顔が赤く染まっていく。
『ち、ちち違いますよ///』
慌てて首を横に振ると、更に財前はニヤッと意地悪な笑みを浮かべる。
財「勝ったら何かしてやらなアカンな。あんたマネージャーやろ」
『な、何かって?』
財「そりゃ決まっとるわな」
頭に?マークを浮かべるりんの耳元に顔を近付け、財前はそっと囁く。
『!!?///』
真っ赤になって口をパクパクと開けるりんを見て、クスリと可笑しそうに笑う財前。
「「((財前楽しそう、めっちゃ楽しそう!))」」
普段女の子に興味を示さない財前が、一人の女の子を苛め…からかっている珍しい光景に、四天宝寺の皆は驚いていた。
白「………」
白石はコートの横をチラリと一瞥したが、集中せなと自分に言い聞かせラケットを持つ手に力を入れた。
不「いくよ」
不二のサーブから始まり、それを銀は波動球で返す。
白「不二くん!」
目を瞑る不二目がけて波動球は容赦なく飛んで来る。
しかし、不二はホースカウンターを応用し、波動球を只の打球へと無効化させた。
謙「銀さん、波動球だけやなくあんさんのカウンターまで無効化出来るんやで」
不「!」
銀が再び構えた時、
小「銀さぁん」
突如乱入してきた声に顔を動かせば、何故かりんごを手に持つ小春とユウジがいた。
ニッコリ笑って、
小&ユ「「りんご、剥こうか?」
銀「!!」
『??』
河「剥こうか?無効化……ダジャレってなモンキー!」
どうやらダジャレを言っていたらしい。
「さみーなぁ寒すぎるよ」と呆れた表情の桃城と海堂。
銀はくるっと背を向け、微かに肩を揺らしていた。
金「ははは、銀大ウケやん!!」
不「…笑ってるんだね、あれ」
白「………」
その後も、お笑い精神をモットーにしている四天宝寺によって、青学は知らぬ間にそのペースに巻き込まれて行った。