大阪合宿
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謙「ナニワのスピードスターの方が上やっちゅー話や」
桃「忍足!?」
高速で目の前を走り去っていく謙也。
大「危ない、前!!」
謙「フハハハ…おーとっとぅお!!?」
前を見ることを忘れていた謙也は、立ってあった看板に衝突し思いっきり転んでしまった。
金太郎は可笑しそうに笑い、その横で財前は計っていたタイムを素早く切る。
心配したりんは慌てて駆け寄ろうとするが、
『け、謙也さん大丈夫で「まだ甘いなぁ」
突然聞こえた声にドキンと胸が鳴る。
後ろを振り向けば…これまた全力疾走で走って来る白石の姿。
そして、高くジャンプした。
白「ん~エクスタシ…」
壁に顔面直撃。
そのまま体ごと落下してしまった。
乾「こ、これはもしかすると…」
菊「わざと、ずっこけてる?」
唖然とする青学メンバーの前で、白石と謙也はムクッと起き上がる。
白「…うちら四天宝寺の正門は、別名゙掴みの正門゙とも言われる神聖な場所や」
謙「普通に歩いて通るなんてありえへん」
体を張ったギャグだとわかりほっと安心すると同時に、りんはそっか…と深く悩み始めた。
『私も何かした方が良かったのかも…』
海「…いや、しなくて良いだろ」
真剣に悩むりんに対し、隣にいた海堂は素早くツッコミを入れる。
その後小春やユウジまでもが登場し、笑ったのは不二とりんだけだった。
白石を先頭に、青学の皆はテニスコートまで案内されて行った。
白「金ちゃん、どないしたん?」
金「コシマエおらんなんて聞いてへんかった…」
しゅんと落ち込む金太郎に、「しゃーないで金ちゃん」と白石はわからせるように言う。
りんはズキンと痛む胸を押さえた。
『(…お兄ちゃん)』
ふるふると頭を振り、落ち込んじゃダメと自分を説得させ前を向く。
扉を開けると、テニスコートが視界に映った。
「意外に普通だなぁ」と桃城が素直な感想を述べれば大石に叱られる。
竜「今回は練習試合の招待、ありがとうございます」
渡「なんのなんの。今年の全国チャンピョンと合同練習出来たら、うちの一、二年もええ刺激になるわ」
竜崎とオサムは笑顔で握手をした。
白「ほな監督、早速練習始めますか」
渡「おいおい、青学は今着いたとこやで?」
手「いえ、大丈夫です。新幹線の中でたっぷり休養は取ってきました」
手塚の言葉に青学の皆が大きく頷けば、四天宝寺の皆もコクンと頷いた。